戦国武将の「旗指物」から始まった
こんにちは(*゚∀゚)っ
四つ葉のくまさんことよつくまです🎏
本日もよろしくお願いいたします。
「こどもの日」は日本の季節行事の一つです。
「端午の節句」とも呼ばれています。

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(行事食である「柏餅」や「ちまき」)
子どもの成長を願う日として「柏餅」や「ちまき」などが有名です。
本日は「端午の節句」に飾る、
「鯉のぼりの由来や意味」についてのお話です。

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(都心部ではあまり見かけなくなりました)
「鯉のぼり」の由来
「こどもの日」に「鯉のぼり」を飾るのは、
江戸時代からと言われています。

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(立派な「鯉のぼり」のイメージ)
しかしながらその原型はそれ以前からあったようです。
それ以前は現在と形が異なり、
「武者のぼり」
と呼ばれておりました。

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(現代の「武者のぼり」のイメージ)
この「武者のぼり」の起源は、
戦国武将の「旗指物」であるとされています。

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(現代の「旗指物」のイメージ)
「旗指物」は戦の際に用いられ、
「家紋」のみが描かれた「旗」です。
武家がそれぞれの「家」を主張するために掲げた「旗」になります。
これを真似て庶民が「武者の絵」を飾るようになり、
それが「武者のぼり」と呼ばれるようになっていったのです。

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(武者たちは家名を上げることが役割だった)
江戸の庶民に広がっていった「武者のぼり」には、
「立身出世のシンボル」
として「鯉の滝登り」が描かれることが多かったと言います。

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(「鯉」は滝を登るほど強いとされた)
この「鯉の滝登り」の絵が原型となり、
「鯉」だけを飾るように変化していったのが江戸時代のことです。
後に現在の「鯉のぼり」となっていきました。

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(もともと「鯉」は力強さの象徴であった)
なぜ「鯉」なのか?
ではなぜ「鯉」が選ばれたのでしょう?
この事は日本だけでなく、
中国の影響を受けていると言われています。

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(数ある魚から選ばれた「鯉」)
中国から入ってきた文化は非常に多く、
「端午の節句」に頂く「ちまき」も中国の故事からとされています。

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(「ちまき」を頂く文化も根強い)
中国では「鯉」は特別な魚の一つです。
「鯉」は「龍門」という急流の川を登り切ると、
「龍」へと変化し天に登るのだそうです。

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(「龍門」を登り切った「鯉」は「龍」へとなる)
さらには中国においての「龍」は「皇帝」の象徴でもあります。
いかに特別なものであるかがわかります。
【「鯉」が選ばれた理由】
・「鯉」⇒「龍」への伝承
・生命力が強く汚れた水でも生き残る
・川を遡る力強さを持つ
・サイズも大きく成長する

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(「鯉」は「立身出世」のシンボルであった)
「鯉のぼり」の「鯉」を子どもに見立て、
・生命力が強い子に育つように
・激流にも逆らえるように
・立身出世できますように
との願いを込めたのです。
「鯉のぼり」の家族構成
ご存知の方も多いかと思いますが、
「鯉のぼり」の家族構成について説明しておきます。

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(童謡にも歌われています)
「鯉のぼり」は基本的には…
・真鯉(黒)
・緋鯉(赤)
・青い鯉
で構成されています。

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(家の中心で支える「大黒柱」のイメージ)
「真鯉」は父親で黒 ⇒ 大黒柱
「緋鯉」は母親で赤 ⇒ 生命力
「青い鯉」は子ども ⇒ 「青さ」の象徴
をそれぞれ意味しているのです。
もちろん江戸時代には染料も限られており、
明確に色分けされたのはその後の話です。

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(現在は用いられる染料も増えた)
現代では子どもを意味する「鯉」に、
・緑
・ピンク
・紫
なども使用されているようです。
「吹き流し」の意味
「鯉のぼり」の一番上には5色のヒラヒラしたものがあるのが一般的です。
これを「吹き流し」と言います。

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(一番上には「吹き流し」がくるのが一般的)
こちらも古代中国の「五行説」が元になっています。

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(「五行説」のイメージ)
「五行説」とは…
・木
・火
・土
・金
・水
が世の中を構成し、
この5要素が影響を及ぼし合い循環しているという考えです。

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(「吹き流し」のイメージ)
「鯉のぼり」の一番上に、
「五行説」を意味する「吹き流し」を用いることで「魔除け」としているのです。
屋根より高い「鯉のぼり」
何気なく見てきた「鯉のぼり」にも様々な意味があります。
起源は江戸時代に遡り、
それ以前にも「武者のぼり」として親しまれて来ました。

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(「五月人形」を飾る家も少なくなっている)
「鯉のぼり」が青空の下で大きく泳ぐ姿は、
非常に雄大であり「子どもの成長の願い」が込められているのもわかります。

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(川幅一杯の「鯉のぼり」のイメージ)
観光地として「鯉のぼり」を用いている場所もあります。
徐々に少なくなる都心部の「鯉のぼり」
忘れられていくものなのかもしれません。
「日本らしさ」を忘れていく日本人。
それで良いのでしょうか…と考える時もあります。

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(大切な事を伝えて行きましょう)
伝統行事を教えてもらった子供たちは、
大人になった時に自分の子供に伝えます。
そうして守っていくものもあるのでしょう。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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