「秋茄子」と「嫁姑」


こんにちは∥(*゚~゚*)
四つ葉のくまさんことよつくまです🍆
本日もよろしくお願いいたします。


このような言葉を聞いたことがないでしょうか?

「秋茄子は嫁に食わすな」

今は大所帯の家庭も少なくなり、あまり聞かない言葉かもしれません。


本日はそんな「秋茄子」のお話です。

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画像はいつかの麻婆茄子です
(美味しいので普通に食べます)



秋の茄子は美味しいのか?


茄子は夏野菜です。
つまり旬は夏のはず。

夏の茄子のほうが美味しいのでは無いでしょうか?

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画像はイメージ フリー画像です
(夏野菜のイメージのある茄子)


茄子の旬は結構幅広く、
6月頃から9月頃と言われております。

終わりの頃は季節的には秋に入っているわけです。


夏の高温な環境は茄子にとっても過酷です。
実は夏の茄子が実をなす受粉率は「6割」程度と言われております。

また茄子本体を守るために実に栄養素が行き渡りにくいとされています。

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画像はイメージ フリー画像です
(ナスの花は薄紫色)


すこし暑さも落ち着き出した秋の頃。
茄子にとっても育成し易い環境になるのです。

アミノ酸や糖といった旨味成分も秋のほうが行き渡り美味しいとされています。

秋の茄子は夏の茄子に比べて美味しくなるのは間違い無いようです。


その美味しくなった茄子を、

何故に「嫁に食わすな」なのでしょうか?

諸説ある中で有力な2つの説をご紹介していこうと思います。



「姑の嫁いびり」説


こちらは若干悪意のある意地悪説です。

昔は「嫁姑」の関係はどの家にもありました。
今は別居も普通になっていますので、必ずしも当てはまりません。

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画像はイメージ フリー画像です
(嫁姑問題は尽きません…)


「秋になって美味しくなった茄子を嫁に食わすなんて…もったいない」

心が狭いです。


現代の感覚ではちょっとおかしい話ですが、
これが当たり前の時代もあったのです。

しかし実際一緒に食卓についていたわけです。

調理をしていたのは嫁である可能性が高い。
その際に、嫁だけに茄子を食べさせないというのはいささか現実味に欠ける気もします。


この言葉は姑の気持ちや考えを、

「秋茄子」

という美味しいものに例えて表現したというのが正しそうです。



「嫁を気遣った優しさ」説


こちらは正反対に嫁の身体を気遣った説です。

夏野菜である茄子は身体を冷やす効果があるのは確かです。
秋口になると気温も下がって、身体を冷やすのはよくありません。

特に妊婦さんともなるとなおさらです。


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画像はイメージ フリー画像です
(夏野菜の身体を冷やす効果から転じて)



もう一つ茄子の物理的特徴が影響している可能性があります。


縁起や験担ぎが普通であった時代。

秋茄子には「種子が無い(少ない)」という特徴があります。

「種子」と言うのは世代を残す「子孫」と置き換えられます。


「種子がない茄子を嫁に食わす事で家が絶える」


といった事実無根の事柄を気にしていた?

昔の日本では考えられる話です。



どちらも正しい可能性は充分あり


「嫁姑」という言葉にはドロドロとした人間関係が浮かびます。

しかしそれは全てではありません。

もちろん仲の良い良好な関係もあったでしょう。

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画像はイメージ フリー画像です
(出来れば穏やかに過ごしたいもの)


そういったことから考えるに、
この説は両方とも正解かも知れないと言えます。

・姑の気持ちの代弁
・姑の気遣い
・その関係性

などにおいて言葉の意味は変わってきます。



おすすめ料理「麻婆茄子」


理由はさておき茄子が美味しくなることは間違い無いわけす。
そこは美味しく頂きましょう。

今回は麻婆茄子にしました。

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画像はイメージ フリー画像です
(香味野菜をうまく利用)


茄子は身体を冷やします。
そこに身体を温める生姜や唐辛子を加えることで、
身体にも嬉しく頂けるわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(一般的な麻婆茄子の素)


「市販の素」を使用する場合でも、

・生姜のみじん切り
・長ネギのみじん切り
・唐辛子少々
・山椒少々

を先に油で炒めることで美味しく仕上がります。

茄子は油脂との相性が良いので、
多少多めの油を用いるのもポイントです。


茄子の美味しさを味わうのに、
最上段写真の具材は茄子とピーマンのみです。

・きのこ類
・人参
・玉ねぎ
・きくらげ

etc…

冷蔵庫の野菜を追加しても美味しくいただけます。

秋の食卓におすすめの一品です。


夏野菜のイメージがある茄子ですが、秋のほうが美味しいのです。
夏の日差しから種子を守るために夏のほうが皮も固めです。

せっかくの実り…美味しく頂くとしましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ





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