験担ぎ : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:験担ぎ



お月見の季節…「片見月」とは何か?



こんにちは(*´ -`)(´- `*)
四つ葉のくまさんことよつくまです🌕
本日もよろしくお願いいたします。


秋が近づくと風物誌として、
「お月見」を楽しむ方も多いと思います。


主に十五夜の名月を楽しむものですが、

「片見月は縁起が悪い」

という言葉を聞いたことがないでしょうか?


本日はそんな「お月見」についてのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「お月見」のイメージ)



「お月見」とは何か?


「お月見」は、

いわゆる「収穫祭」の一種とされています。


お供えする「すすき」は稲穂に見立てており、
収穫を迎えるお米に対する感謝を捧げているものという説が一般的です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「すすき」は稲穂に見立てたとされる)



同時に「すすき」には魔除けの意味合いもあります。

「災いから守り翌年も収穫がありますように」

との願いを込めています。


「すすき」は茎の中が空洞であり、
そこに神様が宿る「依代」と思われていたのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「年神様」の「依代」である鏡餅)


お正月の鏡餅も神様が宿る「依代」の一つです。


また「すすき」の切断面は非常に鋭利なため、

「魔を寄せ付けない」

と考えられていました。


丁度稲穂が実る旧暦の頃の十五夜(旧暦の8月15日)に、

「すすき」や「団子」を供えてお月様を見る。

これがいわゆる「中秋の名月のお月見」の慣習です。



※2023年では9月29日が十五夜になります



「片見月」は縁起が悪い?


十五夜にお月見をしたのなら、
十三夜にもお月見をしないと「片見月」で縁起が悪い…

この言葉を聞いたことがないでしょうか?
(「かたみづき」と読みます)


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画像はイメージ フリー画像です
(十五夜よりも十三夜は美しく見られる事が多い)



昔から伝わっているこの言葉。

「お月見」の時期としては、
実は十三夜の方が美しい月が見られる事が多いです。

「中秋の名月」とも言われる十五夜は、
日本では台風シーズンでもあり、雨も多いのです。


しかし何故両方の「お月見」をしないと、
「縁起が悪い」とされてきたのでしょうか?


※2023年では10月27日が十三夜になります



江戸の「キャッチコピー」が元ネタか?


諸説ある中で可能性が高いものを選んでお話します。


「中秋の名月」である十五夜に月を眺めるという文化は、
江戸よりもかなり古くからあったようです。


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画像はイメージ フリー画像です
(江戸のお月見の様子と見られるイメージ)



江戸の頃には十五夜はいわゆる「かきいれ時」でありました。

主に夜の商売、飲食やお酒など、
景気よくお金を使うことで厄を払うといった意味合いでした。


当然ながら商売ですので、
こういった「かきいれ時」は多いほうが良いわけです。

そこで目をつけたのが十三夜でした。


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画像はイメージ フリー画像です
(夜店のイメージ)



「十五夜にたくさんお金を使ったら十三夜にも遊ばないと縁起が悪いよ」


このキャッチコピーが大当たりして現在に至る。


といったものです。



江戸の人々はとにかく「験担ぎ」には弱かったのです。

あながち間違いではないのでしょう。



「十三夜に曇り無し」


上述もしておりますが、他にも理由があります。

「十三夜に曇り無し」

と言われるほど、十三夜は晴天率が高く、
空気も澄んでくる季節のため美しい月が見られたのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(十三夜の美しい月)



その両方を「お月見」としておけば、
どちらかではお月様をしっかり見ることが出来ます。


そういった天候上の理由もあるのでしょう。



「芋名月」に「栗名月」


十五夜と十三夜では、
お供えするものが少し違います。


元々は「五穀豊穣」「子孫繁栄」を願った収穫祭です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「五穀豊穣」のイメージ)



十五夜 ⇒ 芋名月
十三夜 ⇒ 栗名月


とされています。


「芋名月」 ⇒ 里芋、さつまいもなど
「栗名月」 ⇒ 栗

をお供えするのです。

これらの収穫期と合わせて収穫祭を行ったとする説もあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(七福神の一人「恵比寿様」)



収穫祭としての意味合いは薄まったが…


現在では「収穫祭」としての意味合いは薄まった「お月見」

しかし「月を愛でる日」として文化は残っています。


食文化としても大切な日です。


十五夜には「芋」の入ったおかずを。
十三夜には「栗ごはん」などを準備して、
空を見上げるのも良いでしょう。


お月見団子

画像はいつかのお月見団子
(かわいいうさぎの形をしています)


今年の作物に感謝をして頂く気持ちを忘れないようにしましょう。

それだけでも「お月見」の存在意義が保たれる。

そう思うのです。


後世まで残り続けてほしい大切な「秋の風物誌」です。





よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ





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ジンクスは良い意味では用いない


こんにちはオオーw(*゚o゚*)w
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。

18回目を迎えたこの企画…
さて今日はどんな言葉でしょうか

「ちょっと役に立つ話」カテゴリで
言葉の使い方について…
使い方を誤ってしまう言葉はたくさんあります。
できれば正しく使いたいですね

というわけで第18回の本日は「ジンクス」についてです

BlogPaint

画像はイメージ フリー画像です



こんな使い方をしていませんか?


例文
「あの席にすわる人は出世するというジンクスがある」

結構使わないでしょうか?
実はこれが間違いですΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)


◆ジンクス

縁起の悪いもの
不運、不吉なもの

英語の「jinx」本来の意味です。

ですので…
「ジンクス通りうまくいった」
などと良い意味で使うこと自体が間違いになります



正しい表現は?


正しい例文

「あの席に座ると出世が出来ないジンクスがある」

こちらが正しい使い方となるわけです


但しこんな使い方は問題ありません。

「あの席に座ると出世できないというジンクスを彼は覆した」

これは不運を打ち破ったという表現で…
英語では「break the jinx」(ジンクスを打ち破る)
という意味です



こんな言葉に置き換えてみる


ジンクス=不吉なこと

ならば近年見られるように肯定や良い意味で使う場合はどんな言葉があるのでしょう?

日本語にはもう一つ
「験担ぎ」(げんかつぎ)という言葉があります。

これは
経験上上手くいったことを、もう一度行うことで、次もうまくいくという意味

「試合前にカツ丼を食べる」

などが代表的なものです。

日本人は験担ぎが大好き
「めで鯛」
「よろ昆布」
「キットカット(きっと勝つ)」
「ウィンナー(ウィナー)を食べる」etc…



変わっていく言葉の使い方


辞書などによってはジンクスが良い意味でも使える言葉になっている物もあるようです。
TVなどでも時々良い意味でのジンクスを使っているのも見受けられます。

もちろん「NHK」などでは使わないように指導しているようですが…

良い意味でジンクスという言葉を使っている方がいても、真っ向から否定しては喧嘩になるだけ…
(# ゚Д゚)くらぁ!

そこは聞き流しておけばいいのかなと思います。

ちなみにジンクスを良い意味で使うのは日本だけらしいです
海外の方や外国では反対の意味では使わないほうが良いでしょう。


何れにせよ言葉は正しく使って行きたいものですね


本当に普段普通に使っているのに、実は間違っている言葉のなんと多いことか
こんな言葉たちにスポットライトを当てていきたいなと思います。


第18回の本日はここまでです…
また身近な言葉遣いを学んでいきましょう




よつくまがお届けいたしました*・゜゚・*:.。..。🍀




こちらも間違いやすい言葉です(気の置けない)






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