飛燕 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:飛燕



「ツバメ」とともに暮らした日本人



こんにちは (*゚▽゚*)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


暖かくなり始めた頃に、

気がつけば空を舞う「ツバメ」たち…


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画像はイメージ フリー画像です
(「ツバメ」は舞うように飛びます)



「ツバメ」たちは人と共に生きる事を選んだ野鳥なのです。


本日は、

「ツバメと人間の関係」

についてのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(水田を飛ぶ「ツバメ」)



農耕民族にとっての「ツバメ」


日本人はもともと稲作を行う農耕民族です。


そして「ツバメ」は夏に訪れて「稲」を荒らす害虫を食べてくれる。

つまり「益鳥」として親しまれてきました。


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画像はイメージ フリー画像です
(水田の害虫を食す「ツバメ」)



一般的に「ツバメ」は民家などに営巣をします。


これは人の出入りがある場所のほうが、

天敵である「カラス」や「猫」などから襲われるリスクが減るからと言われています。



つまり「Win↔Win」の関係です。


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画像はイメージ フリー画像です
(どちらにも利点がある関係性)



「稲」につく害虫を駆除するのに、

「農薬散布」を行うというようなことがなかった昔のこと。


「ツバメ」はたいそう大切にされたに違いありません。


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(昔はほぼ手作業で行われていた)



人間との共存を選んだ「ツバメ」たち


現在では稲作中心とは言えない日本人の生活。


しかし「稲作」をしなくなった都市部においても、

「ツバメ」は人の側に営巣します。


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画像はイメージ フリー画像です
(民家の軒下に営巣した「ツバメ」)



都市部でも「カラス」や「野良猫」等による、

「ツバメ」の被害は多く報告されています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「カラス」も「ツバメ」だけを襲うわけではない)



人間の側に営巣したほうが、

警戒心の強い「カラス」が寄りにくい事があげられると思います。


民家の軒下がなくなった昨今でも、

・駐車場の上
・ガレージの照明の上
・駅の中
・横断歩道の裏側

etc…


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画像はイメージ フリー画像です
(近年ではガレージに営巣する個体が増加)



「ツバメ」たちは色々工夫をして巣を作り、

子を育てまた南へ帰っていきます。


その営みは変わらず続いているのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ツバメ」たちの営みは変わらない)




模様としても愛された「ツバメ」


また「ツバメ」はその飛ぶ姿が美しいことから、

モチーフとしても親しまれています。


「飛燕」とは飛んでいる「ツバメ」を指す言葉です。

手ぬぐいや着物の柄としても「飛燕」は愛されてきました。



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画像はイメージ フリー画像です
(「飛燕」模様の一例)



「ツバメ」柄の浴衣など現在でも見ることができます。

それほどに親しい身近な存在であったわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ツバメ」柄の浴衣のイメージ)



正装のモチーフにも


あらたまった席で着用する「燕尾服」はご存知かと思います。


男性の正装として知られるこの服は文字の如く…

「燕の尾」

をモチーフに作られています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「燕尾服」のイメージ)



某野球チームのマスコットも「ツバメ」です。


※2025.2 担当のスタッフの訃報がありました
 お悔やみ申し上げます


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画像は「東京ヤクルトスワローズ」様のものです
(ファンに愛されているキャラクターです)



それほど古くから人間と身近な存在である野鳥が「ツバメ」なのです。


遠い旅路からやってきた「ツバメ」を見ることで、

昔の人達は季節の移り変わりを感じていた事でしょう。


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画像はイメージ フリー画像です
(昔より人間と「ツバメ」は共存してきた)



現在でもこの共存関係は続き、

こと農村部や田舎では大切にされているのです。


それは素晴らしいことではないでしょうか?



次回は「ツバメは幸運のシンボル」について書いてみたいと思います。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2025.5 加筆修正)




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人との共存を選んだ野鳥「燕尾服」でおなじみ



こんにちは.。゚+.(・∀・)゚+.゚
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


よく知る野鳥もいれば、
余り生態を知らない野鳥もおります。


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画像はイメージ フリー画像です
(最も身近な「野生生物」の一つです)



野鳥とは?

野鳥(やちょう)とは、家禽やペットなどの人に飼われるものを除いた鳥の総称。

(ウィキペディアより)



身近な野鳥について詳しくなりましょう。
意外と近くに住んでいるのです。

その鳴き声や生態などを書いていこうと思います。



本日の野鳥は「ツバメ」です。


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画像はイメージ フリー画像です
(近年は数が減っており心配な野鳥です)



日本でも海外でも「幸運のシンボル」です


青みがかった身体にほっぺたの赤み。
長く伸びた尾が特徴的な美しい野鳥が「ツバメ」です。


夏鳥の代表とも言える野鳥です。
その飛ぶ姿は美しく、

「飛燕」

といえば「ツバメ」の飛ぶ姿をあらわす模様の事を言います。


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画像はイメージ フリー画像です
(長く伸びた尾が特徴です)



古くから人間の生活する場所に生息し、共存をしてきた野鳥です。

農耕民族である日本人にとって大切な野鳥でした。


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画像はイメージ フリー画像です
(田の害虫を駆除してくれる「ツバメ」)



初夏の害虫が発生する頃に飛来して、
害虫を駆除してくれます。

その年の「実り」を約束する幸運の鳥…それが「ツバメ」の本来の姿です。


もともと巣立ったところへ戻る性質があり、
同じ巣で再び子育てをします。


「無事に戻るように」と航海のお守りであったり、海外でも人気の野鳥です。


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画像はイメージ フリー画像です
(昔の航海は帰れるかわからなかった)



船乗りたちは甲板から「ツバメ」が見えると、

陸地が近い事を悟り安心をしたと言われています。



初夏に聴こえる…早口なさえずり


「ツバメ」のさえずりはとても複雑。

かつ飛びながらさえずることが多いです。


「チュピチュピチュジクジクジー」


などと最後のほうがにごります。


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画像はイメージ フリー画像です
(空中を旋回しながらよく鳴いています)



たまに巣がある側の電線なに止まり、
話しかけているようにさえずることもあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(ちょっと一休みの「ツバメ」)



「チュピチュピチュピジクジクジー」


などと繰り返してさえずっているのを見かけます。
ものすごく早口です。



またカラスなどが巣に近づくと果敢に追い払います。
その時も、かわいい声で怒っているのが印象的。

当の本人たちは命がけで頑張っているのですが…


殆どの時間を空中で過ごす野鳥です。



命がけの長距離の「渡り」と「帰巣本能」


【ツバメの生態】


長距離の「渡り」をする野鳥です。
日本には春先から初秋くらいまでの滞在で、その間に子育てをします。


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画像はイメージ フリー画像です
(海上を命がけで飛行します)



「東南アジア」などから渡ってくることが知られていますが、
中には「オーストラリア」方面からの猛者も。

緊急回避時の飛行スピードは200キロと言われ、
ものすごいスピードで飛ぶことが出来ます。


餌を取るのも空中で虫を捉えます。
相当視力と運動能力に優れた野鳥であると言えます。


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画像はイメージ フリー画像です
(昨今は田園の軒下からガレージへ)



巣作りは昔から人の出入りのある場所。
今ではガレージなどが多いようです。


昔は、

「商家の軒下にツバメが営巣するとその商家は流行る」

と言われました。


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画像はイメージ フリー画像です
(基本的にオスメス関係なく子育てします)



つまり「人の出入りがある」人気のお店という意味です。



子育て中は餌を捕らえては雛に与えます。

オスメス関係なく育児をすることでも知られています。


その様子から、

「夫婦円満のシンボル」

でもあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「帰巣本能」のイメージ)



「帰巣本能」の秘密ははっきりとは解明されていません。

産まれた巣で育った子供も、
その巣を目指して帰ってきます。


同じツバメが同じ巣を使用することあれば、
巣立った子供がリフォームして使用する事もあります。

世代が変わっても同じ場所に営巣するのです。



「燕尾服」は「ツバメ」の姿を模したもの


ご存知の通り正装である「燕尾服」は、
「ツバメ」の尾の形を模した物です。


これだけバックスタイルがよい野鳥も珍しいでしょう。
2つに割れた尾が長く伸びており、飛行時には美しく見えます。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ツバメ」の後ろ姿)



男性の正装と言われる、

「燕尾服」

2つに割れた「ツバメ」の尾を模しており、
ダンスなどの服装に用いられる場合もあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「燕尾服」のイメージ)



近年数を減らしている「ツバメ」


人の農耕生活も様変わりし、

都会の暮らしへと生活スタイルを変更してきました。

・水場の減少
・住宅の近代化
・土や泥などの減少
・鳥害として巣を撤去される

etc…


近年では「ツバメ」の数は激減していると言われています。


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画像はイメージ フリー画像です
(夫婦で協力する「ツバメ」)



他なならぬ人間に巣を壊されたりして、
行き場をなくすという悲しい現実があります。


日本野鳥の会の、

「ツバメを守ろう」プロジェクト

では「ツバメ」が営巣したときの汚されないアイデアなどが掲載されています。


よろしければこちらをご覧下さい⇩

日本野鳥の会「ツバメを守ろう」プロジェクト


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画像はイメージ フリー画像です
(画像クリックでも遷移します)



その一方で駅などで、
頑張って子育てをする個体も出てきています。


以前、観光地で有名な駅で、
「ツバメ」が子育てをしてる旨を告げる貼り紙が話題になりました。

またビニール傘でフンを抑えて、共存を目指す事も記事になりました。


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画像はイメージ フリー画像です
(共存する方法もあるはずです)



古くからの友人である「ツバメ」
「ツバメ」が何世代も世代交代しながら営巣する家もあります。


「おかえりなさい」


を伝えられる稀有な野鳥でもある「ツバメ」


共存することも可能だと思うのです。
温かい目で見守るのが肝要です。



都心部でも見られる野鳥たちはまだたくさんいます。
機会があればまたご紹介します。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.4 加筆修正)



『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑




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