音読みでは「テキチョク」まず読めません
こんにちは(´ε`;)
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
お花には難しい漢字が使われることがあります。
代表格は「薔薇」でしょうか?

画像はイメージ フリー画像です
(簡単には書けないものも多い)
本日はその中でも珍しい漢字を用いる…
「躑躅(ツツジ)」のお話です。

画像はイメージ いつかの「ツツジ」
(青空とのコントラストが美しい)
植物の漢字は「草冠」が多い
植物を漢字で書くと難しいものが結構あります。
「薔薇」バラ
「葡萄」ブドウ
「菖蒲」アヤメ・ショウブ
などが一例です。

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(「草冠」は植物に多く用いられる)
どれも「草冠」を用いています。
植物に関する漢字には多く使用されます。
元々「地面から若芽が少し出ている様」を表す「屮」という文字が、
「草冠」の由来であるためです。

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(「草冠」は新芽の様子を表している)
ところが「ツツジ」については、
「躑躅」
と書きます。

画像はイメージ いつかの「ツツジ」
(一面に拡がる「ツツジ」の赤)
部首は両方とも「𧾷」が使われています。
少し不思議です。
どのような理由からこの漢字となったのでしょうか?
「ツツジ」という名前の由来
「ツツジ」という名前は、
「筒状の花」
という「花の形」から当てられたと言います。

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(「蕾」はたしかに筒状です)
まず筒状の「蕾」が付き、徐々に開いて美しい花を咲かせます。
それが元だとするならば、
「草冠」でも問題は無いような気がします。
ではどうして「𧾷」がつくことになったのでしょうか?

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(「ツツジ」と「𧾷」の関係性は?)
「𧾷」という部首は、
「立ち止まる人」
を形どった象形文字であったとされています。

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(部首「𧾷」は立ち止まる人の象形とされる)
「ツツジ」とは関係がないように思えます。
「テキチョク」の意味は?
その前に「躑躅」という言葉の意味を考えてみます。
「躑」(テキ)
⇒たたずむ、足踏みする
「躅」(チョク)
⇒足摺りをする、あがく
と言った意味になります。

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(何かに見とれると「足」が止まる)
確かに「ツツジ」の群生などを見ると「足」が止まります。
しかしあがいているわけではなく、
見とれている状態です。

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(何かあり歩行が止まった状態のイメージ)
「躑躅」
の意味としては、
「歩行が進まない状態」
「足踏みをする状態」
を指しているので、

画像はイメージ フリー画像です
(美しい「ツツジ」の群生)
「ツツジの美しさに見とれてしまって歩みが止まった状態」
と取ることも出来なくはありません。

画像はイメージ 美しく咲く「ツツジ」の花
(陽光を浴びて美しく咲く「ツツジ」の花)
とはいえやや曖昧なものではあります。
「躑躅」は「羊躑躅」 羊との意外な関係
「躑躅」は当初は「羊躑躅」と呼ばれていたとされています。
ここでいきなり登場するのが、
動物の「羊」です。

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(「ツツジ」は「羊」にとっても有毒です)
「羊」と「ツツジ」にはどんな関係があるのでしょう?
これはこのような事象から呼ばれたとされています。
飼育されていた「羊」が自生した「ツツジ」を食べてしまい…
足踏みをするようにその場で死んでしまった。
これが「羊躑躅」の由来とされております。

画像はイメージ フリー画像です
(その場で倒れてしまった「羊」)
ツツジ科の植物は「有毒植物」が多いです。
「レンゲツツジ」
「シャクナゲ」
などメジャーな所も有毒です。

画像はイメージ いつかの「シャクナゲ」
(美しいが「有毒」であることが多い「ツツジ科」)
いつの間にか「羊」が取れて、
「躑躅」が「ツツジ」を表す言葉として定着したということです。
「足を止める」ほど美しいのは事実
「躑躅」
に「𧾷」が使われている不思議な事象。
実際の所ははっきりとしていません。
※諸説ある情報です

画像はイメージ いつかの「ミツバツツジ」
(春先から初夏にかけて美しく咲きます)
私たちはきれいなお花を見て「足」を止めるのままあることです。
「馬酔木」(アセビ)
などもそうですが、動物が語源となっている植物もあります。

画像はイメージ いつかの「馬酔木」の花
(食べた「馬」が酔うようにふらついた事から)
家畜を飼っているのが普通だった時代です。
実際に「羊」が誤って「ツツジ」を食べてその場で痙攣を起こす。
このような事態はあったと思われます。

画像はイメージ フリー画像です
(「つつじ山」や「つつじヶ丘」の名称も多い)
日本には約40種類以上の「ツツジ」が自生していると言われております。
少し足を止めて見入るのもまた乙なものです。
※この記事は諸説ある中の一つです
「ツツジ科」に有毒なものが多いのは事実です
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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