難読漢字 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:難読漢字



音読みでは「テキチョク」まず読めません



こんにちは(´ε`;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


お花には難しい漢字が使われることがあります。

代表格は「薔薇」でしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(簡単には書けないものも多い)



本日はその中でも珍しい漢字を用いる…


「躑躅(ツツジ)」のお話です。


DSC_0948

画像はイメージ いつかの「ツツジ」
(青空とのコントラストが美しい)



植物の漢字は「草冠」が多い


植物を漢字で書くと難しいものが結構あります。

「薔薇」バラ
「葡萄」ブドウ
「菖蒲」アヤメ・ショウブ

などが一例です。


shokubutu


画像はイメージ フリー画像です
(「草冠」は植物に多く用いられる)



どれも「草冠」を用いています。


植物に関する漢字には多く使用されます。


元々「地面から若芽が少し出ている様」を表す「屮」という文字が、

「草冠」の由来であるためです。

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画像はイメージ フリー画像です
(「草冠」は新芽の様子を表している)




ところが「ツツジ」については、

「躑躅」

と書きます。


DSC_0951

画像はイメージ いつかの「ツツジ」
(一面に拡がる「ツツジ」の赤)



部首は両方とも「𧾷」が使われています。


少し不思議です。

どのような理由からこの漢字となったのでしょうか?



「ツツジ」という名前の由来


「ツツジ」という名前は、

「筒状の花」

という「花の形」から当てられたと言います。


tutuzi

画像はイメージ フリー画像です
(「蕾」はたしかに筒状です)



まず筒状の「蕾」が付き、徐々に開いて美しい花を咲かせます。


それが元だとするならば、

「草冠」でも問題は無いような気がします。


ではどうして「𧾷」がつくことになったのでしょうか?



gimon


画像はイメージ フリー画像です
(「ツツジ」と「𧾷」の関係性は?)



「𧾷」という部首は、

「立ち止まる人」

を形どった象形文字であったとされています。


tatidomaru

画像はイメージ フリー画像です
(部首「𧾷」は立ち止まる人の象形とされる)



「ツツジ」とは関係がないように思えます。



「テキチョク」の意味は?


その前に「躑躅」という言葉の意味を考えてみます。

「躑」(テキ)

⇒たたずむ、足踏みする


「躅」(チョク)

⇒足摺りをする、あがく


と言った意味になります。


tatazumu

画像はイメージ フリー画像です
(何かに見とれると「足」が止まる)



確かに「ツツジ」の群生などを見ると「足」が止まります。


しかしあがいているわけではなく、

見とれている状態です。


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画像はイメージ フリー画像です
(何かあり歩行が止まった状態のイメージ)



「躑躅」


の意味としては、

「歩行が進まない状態」
「足踏みをする状態」


を指しているので、


tutuzi1

画像はイメージ フリー画像です
(美しい「ツツジ」の群生)



「ツツジの美しさに見とれてしまって歩みが止まった状態


と取ることも出来なくはありません。


DSC_0950

画像はイメージ 美しく咲く「ツツジ」の花
(陽光を浴びて美しく咲く「ツツジ」の花)



とはいえやや曖昧なものではあります。



「躑躅」は「羊躑躅」 羊との意外な関係


「躑躅」は当初は「羊躑躅」と呼ばれていたとされています。


ここでいきなり登場するのが、

動物の「羊」です。


hituzi

画像はイメージ フリー画像です
(「ツツジ」は「羊」にとっても有毒です)



「羊」と「ツツジ」にはどんな関係があるのでしょう?



これはこのような事象から呼ばれたとされています。


飼育されていた「羊」が自生した「ツツジ」を食べてしまい…

足踏みをするようにその場で死んでしまった。


これが「羊躑躅」の由来とされております。


hituzi

画像はイメージ フリー画像です
(その場で倒れてしまった「羊」)



ツツジ科の植物は「有毒植物」が多いです。

「レンゲツツジ」
「シャクナゲ」

などメジャーな所も有毒です。


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画像はイメージ いつかの「シャクナゲ」
(美しいが「有毒」であることが多い「ツツジ科」)



いつの間にか「羊」が取れて、


「躑躅」が「ツツジ」を表す言葉として定着したということです。



「足を止める」ほど美しいのは事実


「躑躅」


に「𧾷」が使われている不思議な事象。


実際の所ははっきりとしていません。


※諸説ある情報です


ミツバツツジ

画像はイメージ いつかの「ミツバツツジ」
(春先から初夏にかけて美しく咲きます)



私たちはきれいなお花を見て「足」を止めるのままあることです。

「馬酔木」(アセビ)

などもそうですが、動物が語源となっている植物もあります。


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画像はイメージ いつかの「馬酔木」の花
(食べた「馬」が酔うようにふらついた事から)



家畜を飼っているのが普通だった時代です。


実際に「羊」が誤って「ツツジ」を食べてその場で痙攣を起こす。

このような事態はあったと思われます。


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画像はイメージ フリー画像です
(「つつじ山」や「つつじヶ丘」の名称も多い)



日本には約40種類以上の「ツツジ」が自生していると言われております。

少し足を止めて見入るのもまた乙なものです。


※この記事は諸説ある中の一つです
 「ツツジ科」に有毒なものが多いのは事実です





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「犠牲・献身」不思議な「花言葉」の秘密



こんにちは(*´ェ`*)
四つ葉のくまさんことよつくまです🐎
本日もよろしくお願い致します。


お花や植物も時に漢字が難しいものがあります。

難読漢字の一つである「馬酔木」もその一つです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ルビ」が無いと読めないことも)



皆さんは読めますか?


季節のお花に詳しい方には普通に読めると思います。

公園や庭園などでも目にする、
花の形が少し変わった植物です。


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画像はイメージ いつかの「馬酔木」
(早春を告げる花でもあります)



難読漢字の一つ「アセビ」


答えは「アセビ」です。


開花時期は早春。

2月~4月位まで楽しめる「ツツジ」の仲間です。


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画像はイメージ いつかの「アセビ」
(小さな花がたくさんついています)



そのまま漢字を読むと、

「うまよいき」

となります。


本当に「馬」が「酔う」木なのでしょうか…。


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画像はイメージ フリー画像です
(少し気持ちよさそうな馬のイメージ)



そのあたりを含めて由来を書いていきたいと思います。



「馬酔木」の毒性について


「アセビ」は有毒植物です。


葉や茎など全体的に毒が含まれているそうです。


全草が有毒ということです。

可憐な白いお花は意外にも有毒植物が多いです。


一例としては「鈴蘭」等が挙げられます。


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画像はイメージ フリー画像です
(「鈴蘭」も有毒植物です)



動物なども本能的に食べないようにしているのだそうです。


万が一人が食べた場合は、

「脚がしびれたような症状」

が出るようです。


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画像はイメージ フリー画像です
(長時間座った場合の「しびれ」とは違います)



「足痺れ」⇒「あししびれ」⇒「アセビ」


と転訛または誤転したことが「アセビ」の語源と言われています。

※諸説あります


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画像はイメージ フリー画像です
(間違っても食べさせてはいけません)



また「馬」がこの植物を誤食した際に…

脚をしびれさせた様子が、


「馬が酔っているようだ」


ということで「馬酔木」の文字が当てられました。



「花言葉」にまつわる「アンドロメダ」のお話


「アセビ」には少し変わった「花言葉」があります。


「犠牲・献身」


というものです。



こちらを知るにはギリシャ神話の「アンドロメダ姫」のお話を知る必要があります。


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画像はイメージ フリー画像です
(生贄の「アンドロメダ姫」)



おおよそこのようなお話です。




【アンドロメダ姫の物語】


エチオピアの王妃「カシオペア」はたいそう美しく、
それを鼻にかけておりました。

それが海の妖精の怒りを買いました。
そして真っ黒な化け物鯨をけしかけたのです。


「助かりたければアンドロメダ姫を生贄にせよ」


「アンドロメダ姫」は自ら生贄を買って出ました。


そして化け物に喰われそうなその時…


「英雄ペルセウス」に救われました。


「ペルセウス」と「アンドロメダ姫」は結婚し…

そのひ孫は「英雄ヘラクレス」となるのです。



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画像はイメージ フリー画像です
(「ペルセウス」が「メドゥーサ」退治でも有名)



「アセビ」は英語で「Japanese andromeda(日本のアンドロメダ)」と呼ばれます。

「花言葉」は「アンドロメダ姫」の「犠牲・献身」から来ているのです。


海外の「アンドロメダ」は別種のお花です。

そのお花に似ていることから「日本のアンドロメダ」と呼ばれています。


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画像はイメージ フリー画像です
(シベリアなどに開花する「アンドロメダ」の花)



ヒメシャクナゲ属の「アンドロメダ」は寒冷地に多く、

北海道などにも自生しています。



早春を彩るかわいらしいお花


花色は白が多いですが、一部ピンクなどもあるようです。

庭などに植えると葉も美しく、新芽は赤みを帯びます。


釣り鐘状のお花が連なりかわいらしく、

春の訪れを感じることが出来るでしょう。


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画像はイメージ フリー画像です
(ピンクの花色のアセビ)



花一つの名前や「花言葉」にも、
色々なストーリーがあるものです。


「アセビ」の花を見たら、

それにまつわる神話の一部を思い出して見るとまた違う印象になるかもしれません。



andoromeda

画像はイメージ フリー画像です
(「アンドロメダ姫」は後に星座にもなっている)




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「遊戯(ゲーム)」不思議な「花言葉」



こんにちは( ・Д・)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


お花や植物も時に漢字が難しいものがあります。

通常の読みとは違う読みをするものも多いです。


muzukasii


画像はイメージ フリー画像です
(「ルビ」がないと読めない場合も)



「難読漢字」に分類される「風信子」もその一つ。


皆さんは読めますか?
(お花に詳しい方にはご存知の事と思います)


BlogPaint

画像はイメージ いつかの「風信子」
(紫系がメジャーですが花色は豊富です)



難読漢字の一つ「ヒヤシンス」


答えは「ヒヤシンス」です。


1月後半~4月位まで、
立派なお花を咲かせるユリ科の植物です。


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画像はイメージ いつかの「ヒヤシンス」
(美しい花色と形が特徴です)



お花の中には漢字を当てて、

百日紅(さるすべり)
竜胆 (りんどう)

など独特の表現をするものがあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「竜胆」の花のイメージ)



蛇足ですが、

「竜胆」は根茎を乾燥させたものが漢方薬とされていました。
祖に苦みが強く「竜の肝のように苦い」と表現されたことが由来だとされます。


美しい色で豪華なイメージがある「ヒヤシンス」は、

球根植物なので季節になると突然地面から現れて花を咲かせます。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ヒヤシンス」の球根と思われるイメージ)



「ヒヤシンス」にまつわるギリシャ神話


「ヒヤシンス」には、すこし不思議な「花言葉」があります。


「勝負、遊戯(ゲーム)」


というものです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ゲーム」にも色々なものがあります)



「ヒヤシンス」の語源は「ヒュアキントス」という、

ギリシャ神話の美少年であると言われています。


大変美少年だったことから、

「太陽の神」と「西風の神」に大変愛されていたのだとか。


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画像はイメージ フリー画像です
(神が起こす気まぐれ…)




【ヒュアキントスとヒヤシンスの話】



ある日「太陽の神」と「ヒュアキントス」が「円盤投げ」をして遊んでいた

それを見た「西風の神」は大変嫉妬をして意地悪な風を起こした

その風の影響で投げた円盤が「ヒュアキントス」の額に命中

大量の血を流し「ヒュアキントス」は死んでしまった…

その血から咲いた花が「ヒヤシンス」となった




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画像はイメージ フリー画像です
(「神々の遊戯」から生まれたものは多い)



「ヒュアキントス」が興じていた「遊戯」「勝負」が「円盤投げ」です。


少し珍しい「花言葉」はそこから生まれたのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「円盤投げ」のイメージ)



美しく「遊戯」も上手かった彼は「西風の神」に嫉妬を受けたのです。



特に紫の「ヒヤシンス」の「花言葉」である、

「悲しみを超えた愛」

には何か深いものを感じざるを得ません。


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画像はイメージ フリー画像です
(「西風の神」は何を思ったのでしょう)



花色で変わる「花言葉」


お花にはその花そのものにある「花言葉」の他に、

花色ごとに「花言葉」がある場合があります。


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画像はイメージ フリー画像です
(白い「ヒヤシンス」のイメージ)




【「ヒヤシンス」の「花言葉」一覧】

( )内は花言葉です


・青(変わらぬ愛)
・赤(嫉妬)
・白(控えめな愛らしさ)
・黄(あなたとなら幸せ)
・紫(悲しみ・悲しみを超えた愛)
・ピンク(淑やかな可愛らしさ)


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画像はイメージ フリー画像です
(「ヒヤシンス」の花色は豊富です)



「ヒヤシンス」は一株でボリュームがあり迫力があるお花です。


春の訪れを感じながら今年も楽しむとしましょう。



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画像はイメージ フリー画像です
(強すぎる風は時に悲劇をも生む)



「風信子」

「風を信じた子」

こうしてみると当て字も少し怖いものに感じます。




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