「桜の開花」には寒さも必要



こんにちは(*´∇`*)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


「桜」は日本人にとって特別な花と言えるでしょう。
「桜前線」と言われる開花予想がテレビで流れるのも「桜」くらいのものです。

「桜」は暖かい地方より咲き始めて、北海道まで咲いていきます。


最近では温暖化の影響なのでしょうか?

いきなり関東地方から咲き拡がるように咲いたり。
不安定になっています。


1274

画像はイメージ いつかの「桜」
(日本列島を北上する桜前線)



「桜の開花」に必要な「600度」とは?


「桜の開花」には、


「2月1日以降の最高気温の合計が600度


を越える必要がある。


sakura

画像はイメージ フリー画像です
(明るい話題が届いてほしいものです)



これを「600度の法則」と言うそうです。


ここで言う「600度」とは累積した温度です。


BlogPaint

画像はイメージ いつかのソメイヨシノです
(満開の「桜」には心を動かされます)



2月1日以降に記録した最高気温を蓄積していきます。


例えば、

2月1日 14度
2月2日 12度

ならば 蓄積は26度になります。


sakura1

画像はイメージ フリー画像です
(待ち遠しい「春」の便り)



極論ですが毎日が15度であれば、

600÷15=40 

「桜の開花」には40日かかるという事になります。


※あくまで一つの法則で諸説あります



開花の準備は秋には終わっている


「桜」は葉が落葉する10月前後には、

花を咲かせる準備がほぼ出来ている
そうです。


葉は落葉する前に光合成により養分を蓄えて、その役目を終えます。

つまり花を咲かせる準備OKになったので散るわけです。


sakuranoha

画像はイメージ フリー画像です
(「桜」の落葉は開花準備OKのサイン)



その後は厳しい冬がやってきます。

「桜の樹」そのものが負けてしまないように。
厳しい冬から大切な花芽を守るために。

成長を抑制するホルモンを出して、花芽をコーティングするのです。


自然の仕組みというのはすごいものです。


そうして厳しい冬を乗り越えて、
春には満開の花を咲かせるのです。


sakuranoki

画像はイメージ フリー画像です
(時には雪に見舞われる事もあるでしょう)



「桜の開花のスイッチ」はいつ入る?


暖かいから「桜」が咲くというのは半分正解です。
実は「桜の開花」には寒さも必要なのです。


sakuratubomi

画像はイメージ フリー画像です
(つぼみはいまだ固し)



「桜の開花スイッチ」は、


【2度から12度の温度にさらされること】


これでスイッチが入ると言われています。


ということは、

・ずっと暖かく温度差がない
・朝が氷点下である

これだとスイッチが入らないのです。



kandansa

画像はイメージ フリー画像です
(「寒暖差」は人にとっては厄介なもの)



「桜」が咲き始める頃の気温を考えて見て下さい。
朝晩の「寒暖差」が非常に大きいです。

この「寒暖差」が重要なファクターです。


上述の「600度の法則」を満たすの事ができるのは、
ちょうど2月1日頃からの気温が「桜の開花スイッチ」の条件と当てはまる事。

こちらが大きく関連しています。



suittion

画像はイメージ フリー画像です
(「開花スイッチ」と気温は密接に関係している)



ついに迎える「桜の開花」


「寒暖差」でスイッチオンになった「桜」
成長抑制ホルモンで守っていた花芽のコーティングを徐々に壊し始めます。

そして平均気温も徐々に高くなっていきます。

朝が 5~6度
昼が 17~18度


sakuratubomi1

画像はイメージ フリー画像です
(ここまで来ればあと僅か)



このくらいの温度ですと平均気温が12度~13度くらい。
そこで一気に花開くわけです。


「ソメイヨシノ」が、

すべて「同じ桜のクローン」と言われているのはご存知ですか?

桜並木は皆同じ「桜」が元になっているわけです。


「寒暖差」の差異があるので、
多少のズレはありますが、

「桜並木」が綺麗に咲きそろう理由の一つです。


1270

画像はイメージ いつかの「桜並木」
(ほぼ同時に咲きそろう「桜並木」)



少し違った目線で「桜」を楽しんでは?


こうした「桜の開花」メカニズムを知った上で、
天気予報を見てみましょう。

最低気温と最高気温…平均気温などを考えた上で見てみると、
いつもの天気予報も少し変わって見えてくるかもしれません。


1022

画像はいつかの桜 やっと出会えました
(今年もきれいに咲いてくれると良いのですが)



残念ながら「桜」の樹は「クローン」ゆえの弱点も持っています。

それは寿命が同じになる可能性です。
そして人の手を借りなければ、確実に枯れてしまうかもしれません。

私達は自然の恩恵をもっと大切に見ていく必要があるのではないでしょうか?


ohanami

画像はイメージ フリー画像です
(お花見は「桜」の樹やマナーを守ることも大切)



「桜」の樹の下で騒ぐだけがお花見ではないのです。


お花見は自然への感謝を込めて…
敬愛の念で見ることと致しましょう。



「今年も咲いてくれてありがとう」の気持ちを忘れずに。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.2 加筆修正)




合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にアプリで通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


X(ツイッター)のんびり更新中です