「紫陽花寺」はこうして産まれた



こんにちは(´・ω・`)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


梅雨に咲く花の代表格である「アジサイ」
雨が似合う花でもあり格別な魅力があります。

お好きな方も多いのではないでしょうか?


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画像はいつかの「アジサイ」
(美しい水色のアジサイ)


全国には「紫陽花寺」と呼ばれるお寺が数多くあります。
それはなぜなのでしょうか?

本日はそんな「アジサイ」についてのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(アジサイで有名な寺社は多い)



医療技術と「梅雨」の関係


医療技術が進歩していなかった昔。

「アジサイ」が咲くこの時期。
「梅雨」に入る頃は多湿です。

その上晴れると高温になり雨が降ると低温。

これが繰り返されるため、
病気が蔓延しやすい時期だったのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(雨は恵みをもたらすが…)


また現代のように空調設備が整っているわけでもありません。

庶民は高い薬を買うことも出来ずに、
医療を受けること叶わず、多くの方が命を落とす事が多かったそうです。


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画像はイメージ いつかの「アジサイ」
(その背景には多くの事情がある)


・衛生管理
・医療技術
・栄養
・多湿と寒暖差


現代ですら体調を崩す方が多い季節です。

当時は厳しかったであろう状況は容易に想像出来ます。



鎮魂の意味を込めて


全国各地のお寺ではその鎮魂の思いを込めて、
この時期に花をつける「アジサイ」を植えたのだと言われております。

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画像はイメージ いつかの「アジサイ」
(多くの「アジサイ」が植えられていった)


特に数年に一度やってくる「流行病」
当時は解明すらされていなかった訳です。

たくさんの方が亡くなられ各地の境内に「アジサイ」が植えられました。


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画像はイメージ いつかの「アジサイ」 
(美しくも少し切ない話です)


比較的手間がかからず、
毎年同じ時期にきちんと花を咲かせる美しい「アジサイ」

お寺を中心に植えられていったのはこうした背景があると言われています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「慈悲」のイメージ)


お寺のアジサイにはそのような歴史があるようです。

「せめてもの慰みに」

と言った「慈悲の心」といったところでしょうか。


※諸説あります



「紫陽花寺」として今日に伝わる


そうして植えられた「アジサイ」は大切に育てられ、
各地で「紫陽花寺」として受け継がれてきました。


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画像はいつかの「アジサイ」 
(色変わりの一枚)


「梅雨」の頃、
一斉に花を咲かせる「アジサイ」

次に「紫陽花寺」を尋ねる際は、
こうした背景があったことを知っておく事は大切な事です。


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画像はいつかの「アジサイ」
(土壌により色変わりする「アジサイ」)


今日では「梅雨」の楽しみとして見ることが出来る「アジサイ」
当時の方々を偲びながら楽しませて頂きましょう。

また少し違った視点から、感じるものがあるかもしれません。


終わりにウィキペディアより、
各地の「紫陽花寺」をご紹介したいと思います。

こちらを御覧下さい。



「鎮魂」と「慈悲」の思いから植えられた「アジサイ」
それらは厳しかった昔を思い偲ばせるものでもあるのです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2023.6 加筆修正)



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