同じ読みでもそこにある「ちから」が違う



こんにちは( *˙ω˙*)و グッ!
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


同じ読みをする漢字でも、
シチュエーションによって使い分けをする場合があります。

つまり、

・場面
・立場
・境遇

などによる使い分けです。


本日は「意思」と「意志」についてお話したいと思います。


isi

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(「何かを決意した」…そんな瞬間です)



同じ読みでも「ちから」が違う事もある


日本語には同じ読みをする言葉が多くあります。


ところが漢字に変換した場合に、

「意味合いの違い」
「力加減の違い」

などを表現する場合があります。


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(ひたすら書いて覚える時代も終わりつつある)



今では「書かない」で覚えるのも主流です。

時には、

「あれ?どちらだっけ」ということも。

そんな日常の疑問に応える、
正しい日本語の使い方についてのお話です。



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(上手く変換候補を絞れません)



本日は、

「意思」と「意志」の使い分けについて、

考えていきたいと思います。



ときに「曖昧さ」を表現する事もある「意思」


【「意思」を使うケース】


元々の意味では、

「何か」をしようとするときの元となる気持ちを指します。


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(人が行動するときには何らかの「意思」が働く)



非常に簡単な言葉で置き換えると、

「自分の考えや思い」

を表現しているのが「意思」です。


しかしながら自ら、

「私の意思は◯◯です」

という表現はしません。


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(自らの「考え」を述べる)



「意思」は「意見」や「考え」といった言葉に置き換えられて用いられます。


「意思」という表現は他人から見た場合に用いる事が多いです。


・本人の「意思」を尊重すべき
・参加の「意思」があるかを確認する


などです。


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(参加の「意思」を挙手で確認する)



時に「意思」には「曖昧さ」を含んだ意味で用いる場合があります。


例えば、


「参加したい意思はあるんだけど…」
「意思は尊重したいけど…」


などです。


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(あえて「△」の意味で用いる事も)



実に日本人らしい表現でもあります。

「意思」と言う言葉が持つ方向性やベクトルは「やや弱い」と言えます。




「強い思い」を伝える「意志」


【「意志」を使うケース】


元々の意味では、

「目的」などを選択しそれを実現する為の強い思いを指します。


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(「意志」には力強さが宿る)



非常に簡単な言葉で置き換えると、

「物事を成し遂げるための積極的な気持ち」

を表現しているのが「意志」です。



「意志」には自らの思いが色濃く反映されます。


・大会の優勝に向け強い「意志」でトレーニングする
・困難な状況の打破には強い「意志」が必要だ


などです。


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(アスリートは「意志」の塊でもある)



「意志」と言う言葉は「ゆるぎなさ」を表現する時に使用されます。



時に「意志」は絶対に行いたくないと言う場合にも用います。


・反対の「意志」は絶対に変わりません
・「意志」が固い彼はテコでも動かない


などです。


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(一度決めたら絶対に動かない)



「意思」に「曖昧さ」が含まれているのに比べると、
「意志」には「絶対」という意味が含まれています。


マイナスの意味で使う場合もあります。


・「意志」が固いのはいいけど柔軟性がない
・「意志」が弱くダイエットが続かない


などです。


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(明日からまた頑張りましょう)



強い「意志」を持って突き進む。

「意志」と言う言葉が持つ方向性やベクトルは「強い」と言えます。


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(植物の持つ生命の「意志」のちから)



同じ例文でも「ちから」が変わる


例えば「ダイエット」を用いて例文を作ってみます。

・ダイエットの「意思」がある
・ダイエットの「意志」がある


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(強い「意志」が成功を導く)



強弱の違いがわかると思います。


前者「意思」には、

「ダイエットをしたいな」

という思いがあります。



後者「意志」には、

「何が何でもここでダイエットをしなくては」

という強い思いがあります。


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(何かの理由がある場合も「意志」となり得ます)



強弱の違いを表現する時に使い分けると良いでしょう。



頭に言葉を「プラス」して考える


難しい日本語を英訳することで、
意外とわかりやすくなることもあります。

今回の「イシ」に当てはめてみましょう。


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(「英訳」して考えると見えることも)



「意思」 ⇒ will
「意志」 ⇒ will


実は同じ英訳になるのです。


ただ強弱をつけたい場合に方法があります。


「強い思い」⇒ strong will
「弱い思い」⇒ weak will
 

というように頭に強調する言葉をつけることで対応出来ます。



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(「鉄アレイ」のイメージ)



日本語で「鉄の意志」などという表現がるように、

極めて強い「意志」の事を、

「iron will」

などという表現もあるようです。


※「鉄」を「鋼」とする場合もあります



使い分けは「強弱」で考える


日本人でも漢字の使い分けに迷っている始末。

多様化する世界では、
様々な言語が使用されます。


tayouka

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(様々な言葉がある「多様化」の世界)



伝えたいニュアンスの「強弱」を考えて、
言葉を選びましょう。


通常の考え
又は多少の曖昧さ ⇒ 「意思」
  
強い思い
ゆるぎない考え  ⇒ 「意志」


曖昧表現をするのは日本人の「美徳」とされてきましたが、
欧米社会では通用しません。


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(時に選択を迫られる事もあります)



強い「意志」は行動に現れて、
一歩前進へと繋がる…かも知れません。



また機会があれば一緒に勉強していきましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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