謙遜したつもりが…正しく使いたい言葉
こんにちは('д` ;)
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
日本語は難しいと言われています。
私達日本人でも使いこなせていないのが現状です。
日常生活でも誤用が非常に多い言葉です。
テレビなどでも散見されます。
本日は「役不足」についてお届けします。

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(それぞれに見合った役割がある)
日常生活で誤用が多く見られる言葉
「自分には力がやや足りない」
「自分の力量では荷が重い」
といった意味合いで誤用される事が多い言葉です。
本人には悪意など微塵もないのですが…

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(チームのリーダーのイメージ)
【間違った使い方】
「私にはリーダーは役不足ですが…務めさせていただきます」
日常会話でよく使いませんか?
実はこれは間違った使い方なのです。

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(日本人らしさでもある「謙遜」)
この例では、
「自分には少し力が足りないが」
「皆さんが推してくださるなら」
という気持ちで「役不足」を用いています。
「役不足」には、
・荷が重い
・力が足りない
・謙遜して受け入れる
といったような「力及ばない」という意味はありません。
また「謙遜する」という意味もありません。
「役不足」の正しい使い方と例文
【「役不足」の正しい意味】
「役不足」
その人の力量に対して、役割(仕事)自体が簡単すぎる事。
という意味になります。

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(「楽勝」簡単すぎるわ)
言葉の意味をはっきり理解した人から見れば、
「この仕事のリーダーなんて簡単すぎるけど…頼まれたからやってあげる」
と皮肉たっぷりになりかねません。
もともとは演劇などで、
自分の力を過小評価されたことに対して、
「役不足」
であるのでもっと大役を任せてくれ。
そういった背景から生まれた言葉なのです。

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(演劇の世界で産まれた言葉)
つまり、自分の力量を「過小評価」してくれるな。
という意味になります。
【正しい使い方の例】
「この仕事は私には役不足です…もう少し上のポストをお願いします」
「この仕事のリーダーはあなたには役不足かもしれないけど…お願いできる?」

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(「役不足」を承知でお願いすることもある)
自分が用いる場合は「自己主張」
他人が用いる場合は「わかった上での懇願」
という意味になります。
混同が多く見られる「力不足」
例えば仕事や役割を頼まれた時に、
本当に自分の力量が足りずに断りたい時。
その場合は、
「せっかくのお話ですが、私には力不足ですので…」
と断るのが正しいです。

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(断る場合は「力不足」を用いる)
間違った使い方のほとんどが、「力不足」との混同です。
以下まとめておきます。
「役不足」
力量に対して仕事や役目が簡単すぎる事
「力不足」
その仕事をこなす力が足りない事
謙遜したつもりが…皮肉にならないように
自分では全く悪意なく、
謙遜をしたつもりで「役不足」を用いる方は多いです。
謙遜したつもりが、とんでもない皮肉を言わないように覚えておきましょう。

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(本人に悪気は全くありませんが…)
日本人はとかく謙遜しがちな民族です。
諸外国のように自己をはっきりと主張する国では、
このような間違いは起こらないのかもしれません。
そのあたりを含めて日本人である。

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(日本人らしさである「おじぎ」)
そんな事を考えさせられる言葉であると思います。
また機会があれば日本語について学んでいきたいと思います。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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