最も身近な「野生生物」である野鳥
こんにちは(。ᵕᴗᵕ。)ஐ
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願い致します。
朝ベランダに出ると聞こえる「さえずり」
駅までの道や買い物の途中で見かける野鳥たち。

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(ふとした瞬間に目に入る野鳥たち)
もしも彼らがいなくなってしまったら…
どのような影響があるのでしょう。
私達にとって最も身近な野生生物である野鳥たち。
中には厳しい状況に置かれている種もおります。
本日は「野鳥と環境を守る意味」についてのお話です。

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(猛禽類「ハヤブサ」凛々しい姿です)
野鳥たちの生息範囲は日々変化している
身近な野鳥はたくさんおります。
そして一番身近な野生動物は…鳥類であると言えます。
自宅の屋根にいたりすることもあるわけですから。
・スズメ
・メジロ
・ヒヨドリ
・キジバト
・カラス
これらは誰でも一度は見たことがあるでしょう。

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(「スズメ」の群れ)

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(桜に集まる「メジロ」)

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(「キジバト」のつがい)
近年ではどの野鳥たちも数を減らしています。
また反対に群生や行動が問題視される種もいます。
・ムクドリ
・アオサギ
・カラス
etc…

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(「ムクドリ」単体ではかわいい野鳥です)
野鳥たちは環境の変化に敏感です。
・「オナガ」の東日本への移動
・「ムクドリ」の都心部への移動
・「エナガ」の都心部への進出
・「ツバメ」の個体数の激減
当たり前のように見ている「スズメ」ですら個体数がかなり減少しています。

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(こんな風景が見られなくなるかもしれません)
身近な所でも大きな変化が起きている事を、
忘れないようにしなければなりません。
もし野鳥がいなくなってしまったら、
どのような変化が起こり得るのでしょう?

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(野鳥の減少は自然環境と深い繋がりがある)
生態系の頂点ほど厳しい現実
「日本野鳥の会」における「絶滅危惧種(または準じるもの)」において。
やはり「猛禽類」が一番に挙げられています。
【猛禽類の絶滅 = 小型の野鳥の増加】
ならばいいのでは?と勘違いしてしまいますが、それは違います。

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(生態系の頂点に近い「オオタカ」)
野鳥たちは人と違い「乱獲」ということをしません。
自分が生きる事に最低限必要な命を糧にしているに過ぎないのです。
「猛禽類」がいなくなった地域では、
・小型の野鳥が増えすぎる
・餌や種子が足りなくなる
・野鳥の移動が発生する
・人里における被害が発生する(鳥害)
・野鳥の駆除が始まる
・追い払われた野鳥が「すみか」をなくす
・適応出来なければ絶滅する
という負のバランス崩壊が起こります。

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(「自然環境」はバランスで成り立っている)
これを日本の山林に置き換えてみてはどうでしょう?
日本には昔…「狼」という「捕食者」がいました。
これが絶滅したことによりバランスが崩壊しました。
つまり野鳥でいうところの「猛禽類」の絶滅です。

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(一部エリアで大繁殖している「キョン」)
「捕食者」がいなくなった山林ではこのような事が起こります。
・草食動物の個体数が増えすぎる
・餌の不足が起こる
・山林の樹などに被害が及ぶ(鹿の食害など)
・さらなる餌不足を起こす
・人里への被害が発生する(鹿、猿、イノシシなど)
・共存が難しくなり駆除対象となる

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(草食動物による畑への「食害」)
全く同じことが言えないでしょうか?
絶滅してしまった動物を戻すことは出来ません。

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(絶滅した動物は戻ることはない)
行き過ぎた山林開発はこうした生態系のバランスを崩し、
結果的に住宅街や人里への被害につながっています。
野鳥がいないと起こり得る事
それではもしも野鳥が絶滅してしまったら…の話をします。
※これらはすべて仮説です
少なくとも私達人間は、今までのように生きていけなくなると思われます。

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(人間も「生態系」の一部です)
【昆虫が異常発生する】
最も考えられる事象です。
昆虫を餌にしていた野鳥がいなければ、
元々強い昆虫はどんどん数を増やします。
「イナゴの大群」
を想像して下さい。

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(「蝗害(こうがい)のイメージ)
森林や林だけでなく、
人が育てている作物もすべて食い尽くされます。
行く末は自然を食い尽くした昆虫も絶滅していく恐ろしい連鎖です。
野鳥は昆虫を捕食する事で、
昆虫の数をコントロールしているのです。
おびただしい数の「蚊」の発生…気が遠くなります。
【森や自然が育たなくなる】
植物は自分の種を増やすために、
その多くを野鳥に頼っています。
例えば「どんぐり」で考えた場合、
樹の下に落ちた「どんぐり」から新しい樹が生えます。

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(落ちた「どんぐり」から発芽する)
この場合「樹よりも下」にしか森は育ちません。
いつかは自分自身との競合で、枯れてしまうでしょう。
野鳥は「どんぐり」を加えて飛ぶことで、
森を拡散しているのです。
また「メジロ」などに受粉を任せている花も数多くあります。

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(赤い花は昆虫には見えづらい)
こういった植物との共生関係も崩れ、
受粉も立ち行かなくなる恐れがあります。
【森林の減少で地球温暖化が加速】
野鳥は、
・昆虫の数をコントロールする
・森を育む
・受粉の手助けをする
事で自然に影響力を持っています。
野鳥が絶滅すると確実に「自然環境」が崩壊し、
森林の減少が起こります。

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(ただでさえ減少傾向の森林)
「地球温暖化」の原因として知られている「二酸化炭素」
こちらを吸収して成長するのが森林です。
「二酸化炭素」の吸収がされなくなるために、
確実に「地球温暖化」が加速します。

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(「猛暑」を超える暑さがやってくる…かも)
野鳥は環境変化に敏感であり、
住みにくい環境になるとすぐに移動を始めます。
「自然環境のバロメーター」
と言われる所以です。
野鳥の世界もバランスで成り立っている為に、
一種類の野鳥が絶滅することでも、どのような事が起こるかわからないのです。
「できる事」から始めましょう
私達一人一人は小さな事しか出来ません。
そして急に減った動物や野鳥を増やすことは出来ません。
「日本野鳥の会」をはじめとする、
「自然環境保護団体」の活動を支援するのも一つの方法です。

画像は寄付のお礼に届いたピンバッチ
(小さな事から始めましょう)
「寄付をすべきだ」
これを強制するつもりもありません。
非常に不安の多い情勢の中で、
私達人間にもそれぞれの暮らしがあるのです。
「野鳥たちの現状を知る事」
「野鳥たちの暮らしを知る事」
が何よりも大切です。

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(野鳥の自然界における働きを知る)
まずは見守ることから始めたら良いのではと思います。
そして境界を引くところはしっかりとしましょう。
・カラスを避けるネット
・農作物をまもる防鳥ネット
このようなものを活用しましょう。
決して営巣した巣を破壊するのが人間であってはならないと思います。
一定の距離を取る事、
野鳥とのソーシャルディスタンスを保つことが大切です。
小鳥のさえずりが聴こえなくならないように
身近な野鳥の姿や「さえずり」を気にするようになると、
色々な違いがわかってきます。
野鳥の「さえずり」は季節により変わります。
独特のフレーズで鳴くのは季節限定であったりするのです。
(特に求愛のときはフレーズが変化します)
それは季節を知る上で大切なものです。

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(野鳥保護区「バードサンクチュアリ」)
野鳥の保護活動も色々あります。
・すみかの提供(バードサンクチュアリ)
・保護観察活動
・危険なゴミ類の撤去(主に水鳥)
こういった活動は保護団体や国などの組織の方が行う活動です。

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(「野鳥保護公園」では観察窓から観察できる)
では私達ができる小さな事はなんでしょうか?
・営巣地の見守り
・Co2やゴミの削減
・ゴミの持ち帰り
・森林資源の使用削減(割り箸、使い捨ての削減)
etc…
本当に小さな事です。

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(「地球環境」に興味を持つことから)
今何かと話題になっている、
「SDGs」(持続可能な開発目標)
とも重なる部分があると思います。
「SDGs」の詳細はこちらからご覧いただけます。
(外務省の公式ページです)
小さな隣人と共に暮らす
「バードウォッチング」という言葉があります。
これは「野鳥観察」と和訳できます。
残念なことにごく一部ですが、
自身の都合で(良い写真を撮るために)
営巣地などに入っていく方もいます。
その行為で野鳥が子育てを放棄する場合もあるのです。

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(愛らしい「ジョウビタキ」のメス)
野鳥と私達は程よい距離感を保つことも大切です。
かわいいからと言ってそれは人から見た話。
警戒心の強い野鳥にとっては危険でしかありません。

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(青い宝石とも例えられる「カワセミ」)
最後に素敵なサイトのお話をして終わりにしたいと思います。
皆様のよく知る飲料メーカー「サントリー」ですが、
野鳥の保護活動でも力を入れています。
下記はとても見やすいサイト(野鳥図鑑)です⇩
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/
知りたい野鳥を検索すると、
美麗なイラストと共にきれいなさえずりを視聴出来ます。
おすすめのサイトです。

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(季節の訪れを知らせる野鳥たち)
少しでも身近な野鳥に興味を持って頂ければ幸いです。
少なくとも散歩の途中で、
野鳥のさえずり一つ聴こえない寂しい世界にならないよう…願うばかりです。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑
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