身近な野鳥 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

フェイクグリーン アーティフィシャルフラワーなら四つ葉のくまさん! ハンドメイドサイト minne(ミンネ)にて多くのインテリア雑貨を出品中です。 アレンジ リース スワッグ 壁飾り 手作りの花瓶など 新作を紹介しています。 気まぐれに今さら聞けないお料理ガイド 作り置き惣菜 簡単レシピなど。 自然や雑学 言葉や健康に関するお役立ち情報もお届けしています。 お気軽にご覧くださいませ˚*・.。 ꕤ

タグ:身近な野鳥



最も身近な「野生生物」である野鳥



こんにちは(。ᵕᴗᵕ。)ஐ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


朝ベランダに出ると聞こえる「さえずり」
駅までの道や買い物の途中で見かける野鳥たち。


suzume1

画像はイメージ フリー画像です
(ふとした瞬間に目に入る野鳥たち)



もしも彼らがいなくなってしまったら…

どのような影響があるのでしょう。


私達にとって最も身近な野生生物である野鳥たち。

中には厳しい状況に置かれている種もおります。


本日は「野鳥と環境を守る意味」についてのお話です。


bird hayabusa

画像はイメージ フリー画像です
(猛禽類「ハヤブサ」凛々しい姿です)



野鳥たちの生息範囲は日々変化している


身近な野鳥はたくさんおります。

そして一番身近な野生動物は…鳥類であると言えます。
自宅の屋根にいたりすることもあるわけですから。


・スズメ
・メジロ
・ヒヨドリ
・キジバト
・カラス


これらは誰でも一度は見たことがあるでしょう。


suzume2

画像はイメージ フリー画像です
(「スズメ」の群れ)



miziro2

画像はイメージ フリー画像です
(桜に集まる「メジロ」)



kizibato2

画像はイメージ フリー画像です
(「キジバト」のつがい)



近年ではどの野鳥たちも数を減らしています。


また反対に群生や行動が問題視される種もいます。

・ムクドリ
・アオサギ
・カラス

etc…


mukudori3

画像はイメージ フリー画像です
(「ムクドリ」単体ではかわいい野鳥です)



野鳥たちは環境の変化に敏感です。


・「オナガ」の東日本への移動
・「ムクドリ」の都心部への移動
・「エナガ」の都心部への進出
・「ツバメ」の個体数の激減


当たり前のように見ている「スズメ」ですら個体数がかなり減少しています。


suzume6

画像はイメージ フリー画像です
(こんな風景が見られなくなるかもしれません)



身近な所でも大きな変化が起きている事を、
忘れないようにしなければなりません。


もし野鳥がいなくなってしまったら、
どのような変化が起こり得るのでしょう?


yatyougenshou

画像はイメージ フリー画像です
(野鳥の減少は自然環境と深い繋がりがある)



生態系の頂点ほど厳しい現実


「日本野鳥の会」における「絶滅危惧種(または準じるもの)」において。
やはり「猛禽類」が一番に挙げられています。


【猛禽類の絶滅 = 小型の野鳥の増加】


ならばいいのでは?と勘違いしてしまいますが、それは違います。


ootaka2

画像はイメージ フリー画像です
(生態系の頂点に近い「オオタカ」)



野鳥たちは人と違い「乱獲」ということをしません。
自分が生きる事に最低限必要な命を糧にしているに過ぎないのです。


「猛禽類」がいなくなった地域では、


・小型の野鳥が増えすぎる
・餌や種子が足りなくなる
野鳥の移動が発生する
・人里における被害が発生する(鳥害)
・野鳥の駆除が始まる
・追い払われた野鳥が「すみか」をなくす
・適応出来なければ絶滅する


という負のバランス崩壊が起こります。


sizenkankyou

画像はイメージ フリー画像です
(「自然環境」はバランスで成り立っている)



これを日本の山林に置き換えてみてはどうでしょう?


日本には昔…「狼」という「捕食者」がいました。

これが絶滅したことによりバランスが崩壊しました。


つまり野鳥でいうところの「猛禽類」の絶滅です。


kyon

画像はイメージ フリー画像です
(一部エリアで大繁殖している「キョン」)



「捕食者」がいなくなった山林ではこのような事が起こります。


・草食動物の個体数が増えすぎる
・餌の不足が起こる
・山林の樹などに被害が及ぶ(鹿の食害など)
・さらなる餌不足を起こす
・人里への被害が発生する(鹿、猿、イノシシなど)
・共存が難しくなり駆除対象となる


shokugai

画像はイメージ フリー画像です
(草食動物による畑への「食害」)



全く同じことが言えないでしょうか?


絶滅してしまった動物を戻すことは出来ません。


ookami


画像はイメージ フリー画像です
(絶滅した動物は戻ることはない)



行き過ぎた山林開発はこうした生態系のバランスを崩し、
結果的に住宅街や人里への被害につながっています。



野鳥がいないと起こり得る事


それではもしも野鳥が絶滅してしまったら…の話をします。

※これらはすべて仮説です


少なくとも私達人間は、今までのように生きていけなくなると思われます。


seitaikei1

画像はイメージ フリー画像です
(人間も「生態系」の一部です)




【昆虫が異常発生する】


最も考えられる事象です。

昆虫を餌にしていた野鳥がいなければ、
元々強い昆虫はどんどん数を増やします。

「イナゴの大群」

を想像して下さい。


kougai

画像はイメージ フリー画像です
(「蝗害(こうがい)のイメージ)



森林や林だけでなく、
人が育てている作物もすべて食い尽くされます。


行く末は自然を食い尽くした昆虫も絶滅していく恐ろしい連鎖です。


野鳥は昆虫を捕食する事で、
昆虫の数をコントロールしているのです。


おびただしい数の「蚊」の発生…気が遠くなります。



【森や自然が育たなくなる】


植物は自分の種を増やすために、
その多くを野鳥に頼っています。

例えば「どんぐり」で考えた場合、
樹の下に落ちた「どんぐり」から新しい樹が生えます。


donguri

画像はイメージ フリー画像です
(落ちた「どんぐり」から発芽する)



この場合「樹よりも下」にしか森は育ちません。

いつかは自分自身との競合で、枯れてしまうでしょう。

野鳥は「どんぐり」を加えて飛ぶことで、
森を拡散しているのです。


また「メジロ」などに受粉を任せている花も数多くあります。


tubakitomeziro

画像はイメージ フリー画像です
(赤い花は昆虫には見えづらい)



こういった植物との共生関係も崩れ、
受粉も立ち行かなくなる恐れがあります。




【森林の減少で地球温暖化が加速】


野鳥は、

・昆虫の数をコントロールする
・森を育む
・受粉の手助けをする

事で自然に影響力を持っています。


野鳥が絶滅すると確実に「自然環境」が崩壊し、
森林の減少が起こります。


sinnringenshou

画像はイメージ フリー画像です
(ただでさえ減少傾向の森林)



「地球温暖化」の原因として知られている「二酸化炭素」

こちらを吸収して成長するのが森林です。


「二酸化炭素」の吸収がされなくなるために、
確実に「地球温暖化」が加速します。


ondanka

画像はイメージ フリー画像です
(「猛暑」を超える暑さがやってくる…かも)



野鳥は環境変化に敏感であり、
住みにくい環境になるとすぐに移動を始めます。


「自然環境のバロメーター」


と言われる所以です。



野鳥の世界もバランスで成り立っている為に、
一種類の野鳥が絶滅することでも、どのような事が起こるかわからないのです。



「できる事」から始めましょう


私達一人一人は小さな事しか出来ません。

そして急に減った動物や野鳥を増やすことは出来ません。


「日本野鳥の会」をはじめとする、
「自然環境保護団体」の活動を支援するのも一つの方法です。


野鳥の会1

画像は寄付のお礼に届いたピンバッチ
(小さな事から始めましょう)



「寄付をすべきだ」


これを強制するつもりもありません。


非常に不安の多い情勢の中で、
私達人間にもそれぞれの暮らしがあるのです。


「野鳥たちの現状を知る事」
「野鳥たちの暮らしを知る事」



が何よりも大切です。


yatyou3

画像はイメージ フリー画像です
(野鳥の自然界における働きを知る)



まずは見守ることから始めたら良いのではと思います。


そして境界を引くところはしっかりとしましょう。

・カラスを避けるネット
・農作物をまもる防鳥ネット

このようなものを活用しましょう。


決して営巣した巣を破壊するのが人間であってはならないと思います。


一定の距離を取る事、
野鳥とのソーシャルディスタンスを保つことが大切です。



小鳥のさえずりが聴こえなくならないように


身近な野鳥の姿や「さえずり」を気にするようになると、
色々な違いがわかってきます。


野鳥の「さえずり」は季節により変わります。

独特のフレーズで鳴くのは季節限定であったりするのです。
(特に求愛のときはフレーズが変化します)


それは季節を知る上で大切なものです。


birdsankutyuari1

画像はイメージ フリー画像です
(野鳥保護区「バードサンクチュアリ」)



野鳥の保護活動も色々あります。

・すみかの提供(バードサンクチュアリ)
・保護観察活動
・危険なゴミ類の撤去(主に水鳥)

こういった活動は保護団体や国などの組織の方が行う活動です。


birdsankutyuari

画像はイメージ フリー画像です
(「野鳥保護公園」では観察窓から観察できる)



では私達ができる小さな事はなんでしょうか?

・営巣地の見守り
・Co2やゴミの削減
・ゴミの持ち帰り
・森林資源の使用削減(割り箸、使い捨ての削減)

etc…


本当に小さな事です。


tikyukankyou


画像はイメージ フリー画像です
(「地球環境」に興味を持つことから)



今何かと話題になっている、

「SDGs」(持続可能な開発目標)

とも重なる部分があると思います。


「SDGs」の詳細はこちらからご覧いただけます。

(外務省の公式ページです)



小さな隣人と共に暮らす


「バードウォッチング」という言葉があります。
これは「野鳥観察」と和訳できます。


残念なことにごく一部ですが、

自身の都合で(良い写真を撮るために)
営巣地などに入っていく方もいます。


その行為で野鳥が子育てを放棄する場合もあるのです。


bird joubitaki

画像はイメージ フリー画像です
(愛らしい「ジョウビタキ」のメス)



野鳥と私達は程よい距離感を保つことも大切です。

かわいいからと言ってそれは人から見た話。
警戒心の強い野鳥にとっては危険でしかありません。


kawasemi

画像はイメージ フリー画像です
(青い宝石とも例えられる「カワセミ」)



最後に素敵なサイトのお話をして終わりにしたいと思います。

皆様のよく知る飲料メーカー「サントリー」ですが、
野鳥の保護活動でも力を入れています。


下記はとても見やすいサイト(野鳥図鑑)です⇩
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/


知りたい野鳥を検索すると、
美麗なイラストと共にきれいなさえずりを視聴出来ます。

おすすめのサイトです。



tubame


画像はイメージ フリー画像です
(季節の訪れを知らせる野鳥たち)



少しでも身近な野鳥に興味を持って頂ければ幸いです。

少なくとも散歩の途中で、
野鳥のさえずり一つ聴こえない寂しい世界にならないよう…願うばかりです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ



『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑




合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にアプリで通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


X(ツイッター)のんびり更新中です





  



身近な場所にもいる「小さな妖精」たち



こんにちは(*ˊᵕˋ* )
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


とても身近な存在であるのに、
余り生態を知らない野鳥も多いです。


yatyou2

画像はイメージ フリー画像です
(どのような暮らしをしているのでしょう?)



野鳥とは?

野鳥(やちょう)とは、家禽やペットなどの人に飼われるものを除いた鳥の総称。

(ウィキペディアより)



身近な野鳥について詳しくなりましょう。
意外と近くに住んでいるのです。

その鳴き声や生態などを書いていこうと思います。


本日の野鳥は「エナガ」です。


enaga

画像はイメージ フリー画像です
(あざといほどに…かわいい野鳥です)



都会に進出する「エナガ」たち


「エナガ」はとても小さな野鳥です。

おまけに素早く動き発見は困難と思われます。
白っぽい身体に黒く長い尾が目印です。


体重は5~10g前後です。


suzume1

画像はイメージ フリー画像です
(小さい野鳥の代表「スズメ」の半分の体重)



仮に肩に止まってもほとんど重さを感じない位です。

「スズメ」でも22~25gくらいですからいかに小さいかわかります。


enaga

画像はイメージ フリー画像です
(細い脚…黒く長い尾が目印です)



もともとは山林の野鳥で身近な存在ではありませんでした。

近年では山林の開発が進み、
都心部にも進出するようになっています。


bird enaga

画像はイメージ フリー画像です
(都心部の街路樹にも目撃例が多い)



東京の中心である表参道など、
街路樹や近隣の公園などに営巣する姿が確認されるようになっています。

「エナガ」にとってそれが良いことであるのか、
それはわかりません。


野鳥の生息図はずいぶんと変わって来ています。


egana

画像はイメージ フリー画像です
(巣を守るために小さな身体で戦います)



その姿とは裏腹にそこそこ気性が荒い野鳥です。

巣などに近づくものには果敢に挑むそうです。



知識がないと聴き取れない細い声


小さな声で鳴きます。
細い声で聞き逃してしまいそうです。

「チー」
「チュリジュリ」


などと鳴きます。


enaga1

画像はイメージ フリー画像です
(普段はせわしなく動き回っています)



おそらくよほど気をつけて聴いていないと、
「エナガ」がそばにいることは気がつけません。


公園の樹に近づいた時などに聞こえることがあるかもしれない。
そのような感じのか細い声です。



かわいい見た目とは裏腹な「たくましさ」


【エナガの生態】


「ねぐら」として決めた樹などから食事にでかけます。

そしてまた戻ってきて仲間と共に眠りにつきます。

小さな「エナガ」が樹に止まって群れている様子。
これを「エナガ団子」と呼びます。


bird enagadanngo

画像はイメージ フリー画像です
(ヒナが巣立った直後は多く見られます)



ただ先述の通り気性が荒いので、
違う群れなどと縄張り争いになることは結構起こるようです。


「エナガ」の特徴的な行動として、

「子育てサポート制度」

があります。


enaga1

画像はイメージ フリー画像です
(「群れ」に子育て「ヘルパー」が存在する)



通常ヒナは両親が育てます。

「エナガ」の場合「群れ」の中に「ヘルパー」がおり、
子育てをサポートすることが解ってきました。

小さい野鳥ならではの生きる術です。


そんな「たくましさ」もまた魅力かもしれません。



ひと足お先に子育てを…知恵者の「エナガ」


「エナガ」の子育ては、
一般の野鳥より早めの時期と言われています。


他の野鳥がまだパートナー探しもしていない2月頃には繁殖期に入ります。


当然まだ寒い時期です。

「エナガ」は「巣作りの名人」ともいわれています。
苔を用いたり、他の鳥の羽毛を集めたりしてフカフカの巣を作ります。


enaga2

画像はイメージ フリー画像です
(巣には苔や羽根を用います)



そのスキルがあるので寒い時期でも営巣出来るのです。


かつもう一つ利点があります。

繁殖期に入る初夏の頃には、
餌を集めるにしてもライバルが多いわけです。

皆子育てをしているので当然です。


yatyoutati

画像はイメージ フリー画像です
(暖かくなると多くの野鳥が子育てをする)



「エナガ」はこの頃には巣立ちを迎えているので、
その争いから逃れることが可能です。

寒い時期には外敵も少ない利点もあります。


小さな身体ですがそれゆえに、
そこに秘められた「たくましさ」は人一倍大きいのです。


都心部に適応したのも頷けます。



雪の中の「エナガ」…顔が白ければ亜種


よく「エナガ」を「雪の妖精」とたとえますが、
それは亜種の「シマエナガ」です。

こちらは寒冷地の北海道などに生息しています。


bird simaenaga

画像はイメージ フリー画像です
(まさに「雪の妖精」…顔が白いのがポイントです)



目の周りに黒みがありません。
これが「シマエナガ」です。


こちらも大人気の野鳥です。
専門の写真家がいるほどで、カレンダーなども人気です。

もちろん身近に見られるものではありません。


通常の「エナガ」と比較してみます。


enaga3

画像はイメージ フリー画像です
(こちらが「都会の妖精エナガ」)



このようなかわいい野鳥が身近にいるのです。



「バードウォッチング」は距離を取って



都心部でも見られる野鳥たちは他にもおります。

・もともと人里と共に生きてきたもの
・環境の変化で里におりてきたもの
・生息域を移動または拡大したもの

理由は様々です。


barduwotting


画像はイメージ フリー画像です
(野鳥の生活に踏み入ってはいけません)




彼らの生活を観察する時は一定の距離を置き…そっと見守りましょう。



よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.5 加筆修正)



『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑




合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にアプリで通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


X(ツイッター)のんびり更新中です





  



都市部で「怖いものなし」の「カラス」が担う役目



こんにちはΣ(=゚ω゚=;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


鳴き声はよく聴こえど、
余り生態を知らない野鳥も多いです。


yatyou1

画像はイメージ フリー画像です
(日常において一番近しい野生生物でもあります)



野鳥とは?

野鳥(やちょう)とは、家禽やペットなどの人に飼われるものを除いた鳥の総称。

(ウィキペディアより)



身近な野鳥について詳しくなりましょう。
意外と近くに住んでいるのです。

その鳴き声や生態などを書いていこうと思います。


本日の野鳥は「カラス」です。


karasu1

画像はイメージ フリー画像です
(「愛嬌」と「怖い」が両極端な野鳥です)



「カラス」は怖い?結構美しい野鳥でもあります


身近に見られる野鳥では最大クラスの大きさです。
突然に近くで見るとびっくりするサイズです。

「怖い」と思う方も多いようです。


karasu

画像はイメージ フリー画像です
(独特の光沢は美しくもあります)



カラス = ゴミを散らかす


と悪いイメージの方もいるかも知れません。



tyougai


画像はイメージ フリー画像です
(「鳥よけネット」は対策の一つです)



しかしながらゴミを散らかすのは「カラス」だけではありません。

「野良猫」や「アライグマ」などの動物もそうです。


そもそも「マナーを守らないゴミ出し」が背景に絡んでいます。



光沢のある羽や、飛ぶ姿などは美しく、
過去には「神の使い」とされた事もあります。


サッカー日本代表のシンボルである、

「八咫烏」

などは幸運を呼ぶ吉兆の鳥とされています。


yatagarasu


画像はイメージ フリー画像です
(足が3本あるのが特徴です)



実は2種類いる「カー」と「ガァー」


「カラス」の鳴き声といえば、

「カー」

を思い浮かべるかと思います。


ところが濁った声で

「ガァー」

という声を聴いたことがないでしょうか?


実は都市部の「カラス」は2種類いるのです。



その一つが「ハシブトガラス」⇩


hasibutokarasu

画像はイメージ フリー画像です
(くちばしが太いのが特徴です)



「ハシブトガラス」は従来より我々の側で暮らしていた「カラス」です。

「カー」

濁らない声で鳴きます。



それに対しもう一種類が「ハシボソカラス」です⇩


hasibosokarasu

画像はイメージ フリー画像です
(全体的に顔がスマートでくちばしが細いです)



こちらは山林で暮らしていた「カラス」です。
近年の状況で街に降りてきたと言われています。

「ガァー」

濁った声で鳴きます。


nanatunoko

画像はイメージ フリー画像です
(もともと山林で暮らしていた)



「カラス~なぜ鳴くの?…♪」


で有名な「七つの子」


で知られる「カラス」は「ハシボソカラス」であった可能性が高いです。

※諸説あります



鳥類でも屈指の頭の良さ


【カラスの生態】


「カラス」は「ウォーキング」と「ホッピング」を使い分けます。
つまり地上では両方出来るということです。


karasu

画像はイメージ フリー画像です
(植物を加えている「カラス」)



「カラス」はこのようなことが可能です。


・くるみなどを車に引かせて割って食べる
・硬い餌は水に浸してふやかして食べる
・棒のような道具を使用して虫を取る
・人間の保護下では人語を理解しある程度話す


人間にたとえるならば7歳程度の知能指数があるとされます。


karasu2

画像はイメージ フリー画像です
(ボールで遊ぶ「カラス」)



また「カラス」の生態でわかっていることの一つに「遊び」があります。

「カラス」は自分から「遊ぶ」ことが出来るのです。
その遊びの中で生きるすべを学ぶというから驚きです。


ビルの屋上から急降下している「カラス」を見たことがないでしょうか?


その行動には狩りの練習という側面はなく、
「遊んでいる」のだと言われています。


karasu1

画像はイメージ フリー画像です
(その賢さ故に嫌われることもある)



単純に脳の発達具合を数値で表す「脳化指数」によれば、

・人      0.89
・チンパンジー 0.30
・カラス    0.16
・犬      0.14
・猫      0.12
・鶏      0.03

動物の中でも相当上位に入ります。


犬や猫よりも上、人に最も近いとされるチンパンジーの次なのです。


※データはインターネット調べにつき読み物としてご覧ください



「ハンガー」をなぜ集める?


・針金ハンガーを「カラス」に盗まれた
・ハンガーを持って飛ぶ「カラス」を見た

という方はいないでしょうか?


これは「カラス」が巣作りの為に狙って持っていっているのです。


karasu3

画像はイメージ フリー画像です
(ハンガーで補強された「カラス」の巣)



不思議なことに「針金ハンガー」しか狙いません。


理由としては、

・丈夫で巣の補強にピッタリだから
・もともと色の付いたものが好き

などがあげられます。


3月から5月は「カラス」の繁殖期にあたります。

ベランダなどにハンガーを置きっぱなしにすると持っていかれてしまいます。


karasunosu


画像はイメージ フリー画像です
(「カラス」が営巣した樹や電柱の下は危険)



また営巣し子育てを始めた「カラス」は大変凶暴化します。

巣の下を通っただけで後ろから襲われたりします。
「カラス」としては巣を守る為の防衛本能です。


法律上「カラス」を害する事は出来ませんので、
困った場合は自治体などに相談することをおすすめします。


日傘などで頭を覆うのも効果的と言われています。



「スカベンジャー」としての役割


都心部に置ける「カラス」の役割とはなんでしょうか?

・「ツバメ」などの巣を襲う
・ゴミを散らかす
・「猛禽類」に喧嘩を売る

これらは「カラス」の行動の一つでしかありません。


「カラス」には大事な役割があります。

都心部に置ける「スカベンジャー」としての働きです。


haiena

画像はイメージ フリー画像です
(サバンナの「スカベンジャー」代表の「ハイエナ」)




【スカベンジャーとは?】


掃除屋などとも形容される。
不慮の事故や寿命…様々な事象で亡くなった動物。
それらを片付けて自然に返す役割。


私達が野鳥や野生動物の亡骸を見るのは稀です。


それは彼らがその働きの一環を担っているからです。
「昆虫」などでは「蟻」が該当します。


karasu2

画像はイメージ フリー画像です
(どんな生き物にも役割がある)



例えば「カラス」が絶滅してしまった場合。

そういった仕事は保健所や自治体が受け持つことになります。
(野鳥の亡骸は触ることが禁止されています)


「カラス」は雑食性が強く、「スカベンジャー」として専業ではありません。
しかし、自然の循環者としてなくてはならない存在でもあるのです。



都心部でも見られる野鳥たちはまだたくさんいます。
次回もお楽しみに。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.5 加筆修正)




『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑



合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にアプリで通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


X(ツイッター)のんびり更新中です





  

このページのトップヘ