豆まきの「大豆」はなんで炒ってあるのか?



こんにちは(。・ω・)ノ゙
四つ葉のくまさんことよつくまです👹
本日もよろしくお願いいたします。


節分は季節の変わり目です。

「鬼は外…福は内!」

日本らしい古くからの習慣でもあります。

BlogPaint

画像はイメージ フリー画像です
(最近では集合住宅も増え減少傾向です)



体調を崩すのは「鬼」の仕業


節分というのは季節の変わり目にあたります。

とりわけ冬から春というのはとても大切にされてきました。

soushun

画像はイメージ フリー画像です
(まだ雪が残る時期でもあります)


「季節の変わり目には鬼がいる」


oni

画像はイメージ フリー画像です
(恐ろしい「鬼」が元凶とされた)


つまり体調を崩す方が多かったわけです。
それらは「鬼のせい」…とされてきました。

節分 = 恵方巻を食べる日

ではないのです。


その鬼を払うのが豆まきという季節行事です。



豆は魔除け…豆は魔を滅する


大豆などの豆は古来より魔除けとして用いられてきました。

「魔目」
「魔滅」

という文字が当てられます。


setubun1

画像はイメージ フリー画像です
(基本炒った「大豆」を用います)


当たり前のように炒った豆を用いていますが…
それはどうしてなのでしょうか?

諸説ある中で有力であろうものをご紹介します。


※お住まいの地域により「落花生」などの場合もあります



炒った豆は固い説


【豆を炒る事で固くなるから】


豆を炒ると豆は固くなるので、鬼に当たると鬼は痛い!

setubun2

画像はイメージ フリー画像です
(しっかりぶつけて鬼退治)


つまり魔除けの効果を高くする。
鬼退治の攻撃力を高くする。

思いっきりぶつけられたらそれなりに痛いです。



炒った豆は日持ちする説


【豆の保存状態を保つため】


炒った豆は日持ちします。

節分の頃はまだ雪も残り、
とても作物を育てられる状況ではないです。


setubun3


画像はイメージ フリー画像です
(鰯の頭に柊にも意味があります)


豆まきに使用する豆も炒っておかなければ日持ちしなかったと考えられます。


ごく自然な説です。



日本家屋の構造的問題説


【炒った豆でないと芽が出る可能性があるから】


昔の日本家屋では「土間」という土の部分がありました。
「縁の下」などにもまいた豆が入り込んだことでしょう。

ennosita

画像はイメージ フリー画像です
(今では減少傾向の「縁の下」)


つまり豆まきの後残った「大豆」が、発芽する可能性もあったはず。

残った豆が発芽するのは、魔を払った後なので縁起が悪いと考えました。
そのために炒った豆を使用したという説です。

今は洋風建築になり、
「縁の下」も「土間」もなくなりました。

その当時の名残で今でも炒り豆を使用する。
こちらも納得の話です。

doma

画像はイメージ フリー画像です
(農家に多い玄関の土間)



守るべき伝統行事


おそらくどれも正しいのだと思います。

・保存のために炒る
・豆が固くなるので破魔の効果が高くなる
・もし土に返っても発芽しない

どれも無理がありません。

mamemaki

画像はイメージ フリー画像です
(いつかなくなって行く風景なのでしょうか)


生活様式の変わった昨今。

人はマンションなどに暮らし、
子供の声も響かなくなりました。

こういった伝統行事は、
守っていかない限りはいつかはなくなってしまいます。


新型ウィルスの流行により、
「祭り」というイベントを失った数年間。

どこか暗い雰囲気で過ぎていきました。

徐々に取り戻しつつある昨今ですが油断は禁物です。

tearai

画像はイメージ フリー画像です
(手洗いはインフルエンザにも有効)


伝統行事における日本らしさ、
形は変われど大切に伝えて残していくべきだと思います。


🏠ヽ(`Д´)ノε≡≡ヘ( ´Д`)ノ👹


そして年齢をごまかさずに歳の数プラス1(数え年)の豆を食べましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2023.2 加筆修正)



合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にアプリで通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


ツイッターのんびり更新中です