「犠牲・献身」不思議な「花言葉」の秘密
こんにちは(*´ェ`*)
四つ葉のくまさんことよつくまです🐎
本日もよろしくお願い致します。
お花や植物も時に漢字が難しいものがあります。
難読漢字の一つである「馬酔木」もその一つです。

画像はイメージ フリー画像です
(「ルビ」が無いと読めないことも)
皆さんは読めますか?
季節のお花に詳しい方には普通に読めると思います。
公園や庭園などでも目にする、
花の形が少し変わった植物です。

画像はイメージ いつかの「馬酔木」
(早春を告げる花でもあります)
難読漢字の一つ「アセビ」
答えは「アセビ」です。
開花時期は早春。
2月~4月位まで楽しめる「ツツジ」の仲間です。

画像はイメージ いつかの「アセビ」
(小さな花がたくさんついています)
そのまま漢字を読むと、
「うまよいき」
となります。
本当に「馬」が「酔う」木なのでしょうか…。

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(少し気持ちよさそうな馬のイメージ)
そのあたりを含めて由来を書いていきたいと思います。
「馬酔木」の毒性について
「アセビ」は有毒植物です。
葉や茎など全体的に毒が含まれているそうです。
全草が有毒ということです。
可憐な白いお花は意外にも有毒植物が多いです。
一例としては「鈴蘭」等が挙げられます。

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(「鈴蘭」も有毒植物です)
動物なども本能的に食べないようにしているのだそうです。
万が一人が食べた場合は、
「脚がしびれたような症状」
が出るようです。

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(長時間座った場合の「しびれ」とは違います)
「足痺れ」⇒「あししびれ」⇒「アセビ」
と転訛または誤転したことが「アセビ」の語源と言われています。
※諸説あります

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(間違っても食べさせてはいけません)
また「馬」がこの植物を誤食した際に…
脚をしびれさせた様子が、
「馬が酔っているようだ」
ということで「馬酔木」の文字が当てられました。
「花言葉」にまつわる「アンドロメダ」のお話
「アセビ」には少し変わった「花言葉」があります。
「犠牲・献身」
というものです。
こちらを知るにはギリシャ神話の「アンドロメダ姫」のお話を知る必要があります。

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(生贄の「アンドロメダ姫」)
おおよそこのようなお話です。
【アンドロメダ姫の物語】
エチオピアの王妃「カシオペア」はたいそう美しく、
それを鼻にかけておりました。
それが海の妖精の怒りを買いました。
そして真っ黒な化け物鯨をけしかけたのです。
「助かりたければアンドロメダ姫を生贄にせよ」
「アンドロメダ姫」は自ら生贄を買って出ました。
そして化け物に喰われそうなその時…
「英雄ペルセウス」に救われました。
「ペルセウス」と「アンドロメダ姫」は結婚し…
そのひ孫は「英雄ヘラクレス」となるのです。

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(「ペルセウス」が「メドゥーサ」退治でも有名)
「アセビ」は英語で「Japanese andromeda(日本のアンドロメダ)」と呼ばれます。
「花言葉」は「アンドロメダ姫」の「犠牲・献身」から来ているのです。
海外の「アンドロメダ」は別種のお花です。
そのお花に似ていることから「日本のアンドロメダ」と呼ばれています。

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(シベリアなどに開花する「アンドロメダ」の花)
ヒメシャクナゲ属の「アンドロメダ」は寒冷地に多く、
北海道などにも自生しています。
早春を彩るかわいらしいお花
花色は白が多いですが、一部ピンクなどもあるようです。
庭などに植えると葉も美しく、新芽は赤みを帯びます。
釣り鐘状のお花が連なりかわいらしく、
春の訪れを感じることが出来るでしょう。

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(ピンクの花色のアセビ)
花一つの名前や「花言葉」にも、
色々なストーリーがあるものです。
「アセビ」の花を見たら、
それにまつわる神話の一部を思い出して見るとまた違う印象になるかもしれません。

画像はイメージ フリー画像です
(「アンドロメダ姫」は後に星座にもなっている)
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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