昔の人はもっと「旬」を感じていた?



こんにちは(`・ω・´)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


「旬」を迎える食材たちは、
四季を告げる大切なものでもあります。

和食文化は「旬」を大切にしてきました。


本日は「旬と四季の関係性」についてお届けします。


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(季節のコースでは「旬」が並ぶ)



季節を感じにくくなっている現代社会


食材には「旬」と言われる時期があります。

昔の人々は現代に生きる人と比べて、
「旬」をもっと感じていたのではないでしょうか?


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(食材にはそれぞれ「旬」がある)


日本には四季があります。
その季節により採れる食材も変わってきます。

出回る食材によって、
人々は季節を感じ、四季の移ろいを実感したに相違ありません。


私達が生活する現代社会では、

・通年オフィスビルで働く
・空調の発達により季節感を感じにくい
・流通の発達により通年出回る食材が増加


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画像はイメージ いつかのオフィスビル
(地下だと更に感じにくい四季)


そんな中でも「旬」は料理人や市場の人々により、
大切にされてきました。


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(和食調理人のイメージ)


今回は「旬」と四季の関係性をわかりやすくするために、
ざっくりと2つに分けて考えていきましょう。

①身体を冷やす夏野菜
②身体を温める根菜類


それぞれを考えていきましょう。



「冷房」がなかった時代だからこその「旬」


【①身体を冷やす夏野菜】


夏場に「旬」を迎える野菜たち。

・トマト
・キュウリ
・スイカ

夏野菜と呼ばれる野菜類や果実たちが該当します。
(もちろんまだまだありますが割愛します)


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(身体を内側から冷やす)


同様に熱帯性の果実(トロピカルフルーツ)などは、
基本的には身体を冷やす効果を持っています。


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(世界三大美果と言われるトロピカルフルーツ)



たらいに氷を入れて、
縁側で足を冷やしながらスイカを食べる。

冷房などが発達していなかった時代だからこその知恵です。


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(縁側にスイカのイメージ)


身体を冷やす効果だけでなく、
汗として失ったミネラルや水分を補う効果があります。

天然の「スポーツドリンク」といったところでしょうか。

先人たちは上手にこれを用いてきました。


まさに「冷房」がなかったからこそ、
「旬」を食材で感じていたと言えます。



身体の冷える時期だからこその「旬」


②身体を温める根菜類


反対に秋冬はどうでしょうか?

「暖房」ももちろん発達しておりません。

芯まで冷えた身体を「旬」の食材たちが温めてくれます。


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(根菜類は身体を温めるものが多い)


根菜類は秋冬が「旬」です。

・大根
・いも類
・ごぼう
・れんこん

こちらは身体を芯から温めてくれる効果があるので、その時期に多く流通するのです。


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(冬の大根は甘い)


冬場に糖分を多く保有する野菜は多いです。
これは作物自体が厳しい季節に備えようとしているのです。

[ 糖分 = 炭水化物 ]

つまり生きていく上において欠かせない栄養素です。

甘みが増し美味しくなるだけでなく、
身体を温めてエネルギーに変換します。


また食料の備蓄が厳しくなる冬を乗り切れるように、
保存が効く食材が多いのも特徴です。


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(干しいもや切り干し大根など乾物も発達した)


「旬」を迎えて味が良くなる(甘みが増す)だけでなく、
身体を温めたり、保存食として活用したり。

「旬」を知ることと「生きること」は近しい事であったわけです。



季節を頂く「旬」の満足感


「旬」に四季を感じるだけでなく、
「旬」だと身体が喜ぶ理由もあります。

「精神的な満足・充実感」

をもたらしてくれます。


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(和食は目でも楽しむもの…器にもこだわる)


「旬」に「旬の食材」を頂くことで心が満たされ元気が出ます。


・春に筍を掘り
・夏にスイカを食べ
・秋にさつまいもを焼き
・冬にみかんをこたつで頂く


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画像はイメージ いつかのたけのこ
(春の味覚の代表のひとつ)


これら「旬」の食材がなかったら、
日本人の暮らしはもっとつまらないものになっていたでしょう。


また和食が「無形文化遺産」に登録されることも、
なかったかもしれません。

私達は自然と「旬」を「四季」と置き換えて感じているのです。



身体が喜ぶ「旬」を大切にすること


「旬」と四季には密接な関係性がありました。


「旬」の時期に「旬の食材」を取り入れる事、
身体にとって好ましいことです。

ただこれを当たり前と思ってはいけません。


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画像はイメージ フリー画像です
(四季の美しい国であってほしいものです)


昨今の状況では、日本は徐々に亜熱帯化していると言われています。

・台風の大型化
・線上降水帯による大雨
・海水温の上昇による漁獲量の変動

etc…


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画像はイメージ フリー画像です
(大雨は農作物にも被害をもたらす)


線状降水帯についてはこちら

(気象庁のページです)


多くの方が私達に「旬」を届けるべく努力して下さっています。


・農畜産業の方
・漁業関係の方
・それらに付随する様々な技術開発
・流通関係の方
・小売業や飲食業の方

etc…


おかげで私達は「旬」や「四季」を手軽に感じることが出来ます。



昔から現代に受け継がれ、
これからも大切にしていきたい「旬」の文化。

四季のある日本ならではの食文化と言えるでしょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2023.6 加筆修正)




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