人との共存を選んだ野鳥「燕尾服」でおなじみ
こんにちは.。゚+.(・∀・)゚+.゚
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願い致します。
よく知る野鳥もいれば、
余り生態を知らない野鳥もおります。

画像はイメージ フリー画像です
(最も身近な「野生生物」の一つです)
野鳥とは?
野鳥(やちょう)とは、家禽やペットなどの人に飼われるものを除いた鳥の総称。
(ウィキペディアより)
身近な野鳥について詳しくなりましょう。
意外と近くに住んでいるのです。
その鳴き声や生態などを書いていこうと思います。
本日の野鳥は「ツバメ」です。

画像はイメージ フリー画像です
(近年は数が減っており心配な野鳥です)
日本でも海外でも「幸運のシンボル」です
青みがかった身体にほっぺたの赤み。
長く伸びた尾が特徴的な美しい野鳥が「ツバメ」です。
夏鳥の代表とも言える野鳥です。
その飛ぶ姿は美しく、
「飛燕」
といえば「ツバメ」の飛ぶ姿をあらわす模様の事を言います。

画像はイメージ フリー画像です
(長く伸びた尾が特徴です)
古くから人間の生活する場所に生息し、共存をしてきた野鳥です。
農耕民族である日本人にとって大切な野鳥でした。

画像はイメージ フリー画像です
(田の害虫を駆除してくれる「ツバメ」)
初夏の害虫が発生する頃に飛来して、
害虫を駆除してくれます。
その年の「実り」を約束する幸運の鳥…それが「ツバメ」の本来の姿です。
もともと巣立ったところへ戻る性質があり、
同じ巣で再び子育てをします。
「無事に戻るように」と航海のお守りであったり、海外でも人気の野鳥です。

画像はイメージ フリー画像です
(昔の航海は帰れるかわからなかった)
船乗りたちは甲板から「ツバメ」が見えると、
陸地が近い事を悟り安心をしたと言われています。
初夏に聴こえる…早口なさえずり
「ツバメ」のさえずりはとても複雑。
かつ飛びながらさえずることが多いです。
「チュピチュピチュジクジクジー」
などと最後のほうがにごります。

画像はイメージ フリー画像です
(空中を旋回しながらよく鳴いています)
たまに巣がある側の電線なに止まり、
話しかけているようにさえずることもあります。

画像はイメージ フリー画像です
(ちょっと一休みの「ツバメ」)
「チュピチュピチュピジクジクジー」
などと繰り返してさえずっているのを見かけます。
ものすごく早口です。
またカラスなどが巣に近づくと果敢に追い払います。
その時も、かわいい声で怒っているのが印象的。
当の本人たちは命がけで頑張っているのですが…
殆どの時間を空中で過ごす野鳥です。
命がけの長距離の「渡り」と「帰巣本能」
【ツバメの生態】
長距離の「渡り」をする野鳥です。
日本には春先から初秋くらいまでの滞在で、その間に子育てをします。

画像はイメージ フリー画像です
(海上を命がけで飛行します)
「東南アジア」などから渡ってくることが知られていますが、
中には「オーストラリア」方面からの猛者も。
緊急回避時の飛行スピードは200キロと言われ、
ものすごいスピードで飛ぶことが出来ます。
餌を取るのも空中で虫を捉えます。
相当視力と運動能力に優れた野鳥であると言えます。

画像はイメージ フリー画像です
(昨今は田園の軒下からガレージへ)
巣作りは昔から人の出入りのある場所。
今ではガレージなどが多いようです。
昔は、
「商家の軒下にツバメが営巣するとその商家は流行る」
と言われました。

画像はイメージ フリー画像です
(基本的にオスメス関係なく子育てします)
つまり「人の出入りがある」人気のお店という意味です。
子育て中は餌を捕らえては雛に与えます。
オスメス関係なく育児をすることでも知られています。
その様子から、
「夫婦円満のシンボル」
でもあります。

画像はイメージ フリー画像です
(「帰巣本能」のイメージ)
「帰巣本能」の秘密ははっきりとは解明されていません。
産まれた巣で育った子供も、
その巣を目指して帰ってきます。
同じツバメが同じ巣を使用することあれば、
巣立った子供がリフォームして使用する事もあります。
世代が変わっても同じ場所に営巣するのです。
「燕尾服」は「ツバメ」の姿を模したもの
ご存知の通り正装である「燕尾服」は、
「ツバメ」の尾の形を模した物です。
これだけバックスタイルがよい野鳥も珍しいでしょう。
2つに割れた尾が長く伸びており、飛行時には美しく見えます。

画像はイメージ フリー画像です
(「ツバメ」の後ろ姿)
男性の正装と言われる、
「燕尾服」
2つに割れた「ツバメ」の尾を模しており、
ダンスなどの服装に用いられる場合もあります。

画像はイメージ フリー画像です
(「燕尾服」のイメージ)
近年数を減らしている「ツバメ」
人の農耕生活も様変わりし、
都会の暮らしへと生活スタイルを変更してきました。
・水場の減少
・住宅の近代化
・土や泥などの減少
・鳥害として巣を撤去される
etc…
近年では「ツバメ」の数は激減していると言われています。

画像はイメージ フリー画像です
(夫婦で協力する「ツバメ」)
他なならぬ人間に巣を壊されたりして、
行き場をなくすという悲しい現実があります。
日本野鳥の会の、
「ツバメを守ろう」プロジェクト
では「ツバメ」が営巣したときの汚されないアイデアなどが掲載されています。
よろしければこちらをご覧下さい⇩
日本野鳥の会「ツバメを守ろう」プロジェクト

画像はイメージ フリー画像です
(画像クリックでも遷移します)
その一方で駅などで、
頑張って子育てをする個体も出てきています。
以前、観光地で有名な駅で、
「ツバメ」が子育てをしてる旨を告げる貼り紙が話題になりました。
またビニール傘でフンを抑えて、共存を目指す事も記事になりました。

画像はイメージ フリー画像です
(共存する方法もあるはずです)
古くからの友人である「ツバメ」
「ツバメ」が何世代も世代交代しながら営巣する家もあります。
「おかえりなさい」
を伝えられる稀有な野鳥でもある「ツバメ」
共存することも可能だと思うのです。
温かい目で見守るのが肝要です。
都心部でも見られる野鳥たちはまだたくさんいます。
機会があればまたご紹介します。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.4 加筆修正)
『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑
合わせて読みたい記事です

ご登録頂ければ嬉しいです




※ご登録頂くと記事が更新された際にアプリで通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ
X(ツイッター)のんびり更新中です


