普段は頭が「キーン」となるのに…大丈夫?



こんにちはΣ(=゚ω゚=;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


かき氷を食べた時に、
普段頭が「キーン」となることが多いのに、
ものによって大丈夫な場合があります。


実はかき氷にも種類があり、
それが頭が「キーン」に影響しているのです。


本日は「かき氷の種類」のお話です。


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(家庭で作る懐かしいレトロなかき氷)



かき氷にも種類がある


アイスなど冷たいものを食べた時に起こる、

「アイスクリーム頭痛」

脳の錯覚で「冷たさ」⇒「痛み」と捉えて発生します。


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(不快な頭が「キーン」の状態)


「アイスクリーム頭痛」は、

あせらず、ゆっくりと味わうことで、
ある程度予防することも可能です。


しかしながら、
どうしても頭が「キーン」になりやすいのがかき氷です。


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(とても美味しそうなかき氷)


同じように頂いているつもりでも、
頭が「キーン」となりにくいかき氷はありませんか?


この理由を知るには、
まず氷の種類について知らなければなりません。



「冷凍庫の氷」と「天然氷」の違い


氷には大きく分けて2つの種類があります。

・家庭や業務用で水道水から作られる氷
・天然氷

両者には大きな違いがあります。


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(一般家庭や飲食店で作られる氷)



【冷凍庫や製氷機で作った氷】


・手軽に出来る
・短時間で氷になる
・急に氷になるため水の中にある不純物(無害)も一緒に凍る
・コストが安い



【天然氷】


・すぐには作れない
・長時間かけてゆっくり氷になる
・時間をかけて氷になる過程で不純物が押し出され純粋な氷になる
・コストが高い


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(天然氷はその透明性も特徴です)


日本の水道水は安全性が高く評価されています。

しかし無害とはいえ塩素などの残留物は含まれます。
急速に凍らせるので気泡などを含み中央が白くなります。

その為、「天然氷」にくらべると溶けやすい性質を持っています。


また氷の硬度そのものも大きく変わります。
「天然氷」はその硬度もかなりのものです。

この溶けにくさと硬度が、
頭が「キーン」に大きく影響しているのです。


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(とても硬い氷のイメージ)


その他、機械的に作った天然氷に近い氷もありますが、
今回は割愛させていただきます。



頭が「キーン」となりにくいかき氷はどっち?


では頭が「キーン」となりにくいかき氷はどちらなのでしょう?

これは想像通り「天然氷」に軍配が上がります。


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(人気店は数時間待ちの行列も…)


ではなぜ「天然氷」の方が、

「アイスクリーム頭痛」を起こしにくいのでしょう?


秘密は氷の温度にあります。

「天然氷」のかき氷は削る際に少し温めておき、
マイナス5℃くらいの温度で削ります。


家庭の氷はマイナス10℃前後で溶けてしまうので不可能です。
冷凍庫の氷を削って食べるとマイナス15℃前後となります。

この差は喉への刺激として大きな差になります。


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(冷たさは刺激にもなる)


「天然氷」はマイナス5℃前後で削る上に、
舌でふわっと溶けます。


つまり喉や口内に刺激が少ないわけです。


 刺激が少ない
  ⇩
 脳へ伝わりにくい
  ⇩
 頭が「キーン」としない


という事になります。


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(「天然氷」は「キーン」となりにくい)


冷凍庫の氷は氷でいられる温度が低いので、
天然氷のようにはいきません。

大きな差は「温度の違い」なわけです。



流行のデザートかき氷…氷が硬いからふわふわになる


「天然氷」で作ったかき氷はとてもふわふわしています。

そのふわふわ感を生み出しているのは薄さです。


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(昔ながらのかき氷機が人気)


各店舗ともに「天然氷」の仕入先。
氷を削る器械の改良などに力を入れています。

薄く氷を削るために必要なものはなんでしょうか?


実は氷の硬さが大きく関係しています。

「天然氷」は溶けにくく、
マイナス5℃でもしっかりと氷の状態です。

硬さもしっかりしているので刃物でスライスが可能です。
硬さが無いと薄くする前に崩れてしまいます。


一番わかり易い例は鰹節です。


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(向こうが見えるほど薄い削り節)


食品中最高硬度を誇るこの食材は、
非常に薄く削ることが可能です。


薄く削れるということは、
口に入れるとふわっと溶けるのです。

ふわっと溶ける ⇒ 刺激が少ない

つまりこの薄さ氷の硬さも理由の一つということです。



本物の「氷」は自然が育んでいる


「天然氷」はゆっくり時間をかけて、
不純物を追い出しながら凍る自然の贈り物です。

そして不純物がないので溶けにくく、少し温めても削ることが出来るのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(天然氷は自然からの贈り物)



「家庭でその天然氷を作れればいいのでは?」


今の技術力を持ってしても、
家庭で実現するのは容易ではないとの事です。


昔の日本では「氷問屋」といって、
氷を商いにする店舗がありました。

今は家庭用の冷凍庫の普及で姿を消しています。


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画像はイメージ フリー画像です
(氷問屋の一例)


頭が「キーン」とならないかき氷。

美味しく頂けるのは自然の恵みであるということをお忘れなく。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2023.7 加筆修正)




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