意外と知らないりんごの不思議
こんにちは(・∀・)つ
四つ葉のくまさんことよつくまです🍎
本日もよろしくお願いいたします。
りんごの品種は数多くあります。
その中でも傑作と言われて栽培され続けるりんごがあります。
皆様もおなじみであろう、
「ふじ」
というりんごです。

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(実りの季節を迎えるりんご園)
「ふじ」と「サンふじ」は別物か?
りんごが旬を迎える秋から冬にかけて、
スーパーでも多く見かけるようになります。
また贈答品のフルーツパーラーなどに行くと、
「ふじりんご」の名称できれいなりんごが販売されています。

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(紅色が美しい「ふじ」)
スーパーでは、
「サンふじ」
が多く見かけられます。

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(よく見かける「サンふじ」)
見た目がだいぶ違っているので、別の品種なのでしょうか?
同じような事象は、
「津軽」
という品種でも見受けられます。
元々の品種が違うのでしょうか?
決め手は「有袋」か「無袋」か…
結論から言ってしまえば2つのりんごの品種は同じです。
ではなぜ別の品種のような出来になるのでしょうか?
その秘密は「袋の有無」にあります。
袋を被せることを「有袋」(ゆうたい)
被せないことを 「無袋」(むたい)
と呼びます。

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(農家の方は手作業で袋を被せる)
「ふじ」
に限ったことではありませんが、
ある一定の時期まで太陽光を浴びたりんごに、
袋を被せて育てたもの ⇒ 「ふじ」
袋を被せないで育てたもの ⇒ 「サンふじ」
となります。
「サンふじ」の「サン」は太陽の「SUN」なのです。
出荷まで太陽を浴びて育ったりんごには「サン◯◯」という名称が付きます。
「箱入り娘」か「外で遊ばせる」か
両者の違いを比べてみましょう。
まずは「箱入り娘」である「ふじ」の特徴から。
見た目 ⇒ 鮮やかな紅色
つやつやしている
味 ⇒ 甘さは控えめ
皮が薄く剥かなくても気にならない
保存等 ⇒ 保存性が高く病害虫に強い
出荷期 ⇒ 4月以降夏場まで出回る

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(皮を剥かなくても食べやすい「ふじ」)
「ふじ」は袋で覆われたいわゆる「箱入り娘」
大事に育てられますが、
その分太陽光の吸収が減り甘みは少なくなります。
表皮がツヤっとして紅もきれいに出ます。
贈答品として用いられる事が多いです。
有袋の為病害虫が付きにくく、保存性が高いのも売りです。
続いて「外で遊ばせた」「サンふじ」の場合。
見た目 ⇒ 鮮やかさはあまりない
ザラッとしている
味 ⇒ りんご本来の濃い味
表皮は少し荒れるので剥いたほうがよい
品種により「蜜」が入る
保存等 ⇒ 若干保存性に劣る
出荷期 ⇒ 年末から3月位まで

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(「サンふじ」は蜜入りの物が多い)
「サンふじ」はいわば「外で育った少しワイルド」なりんごです。
無袋といって袋を被せないので、
最後まで太陽をたっぷり浴びます。
この太陽が甘い「蜜」を産むのです。
その分表皮が固くなり、ザラザラになります。
「ふじ」に比べると保存性も劣ります。
いわゆる「完熟」りんごとも言えるでしょう。
出回る時期にも違いが生まれる
「ふじ」はその保存性の高さから、
「サンふじ」が出荷できない時期をカバーすることが出来ます。
このような事ができるのも、
「ふじ」というりんごの品種のポテンシャルの高さゆえでしょう。

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(りんご農家収穫のイメージ)
私たちはスーパーなどに行くと、
当たり前にりんごを手に取ります。
そこには農家、生産者達の努力があることを忘れないようにしたいものです。
台風や水害などが多発する昨今…
被害が少ないことを祈るばかりです。
私達は実りをありがたく頂く気持ちも大切です。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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