最も身近な野生動物 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:最も身近な野生動物



「ものさし鳥」をご存知でしょうか?



こんにちは(。・ө・。)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


日本には四季があります。

そのため比較的多くの種類の野鳥を見ることが出来ます。


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画像はイメージ フリー画像です
(様々な種類の野鳥が訪れる日本)



その中で「一番大きい野鳥」「一番小さい野鳥」を、

ご存知でしょうか?



野鳥の大きさの目安になる「ものさし鳥」というものがあります。

本日は野鳥の大きさについてのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(四季があり水鳥も多く飛来する)



4種類の「ものさし鳥」を覚えよう


野鳥の大きさは視認ではよくわかりません。


・空を飛んでいたり
・森の中にいたり
・素早かったり
・比べるものがなかったり


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画像はイメージ フリー画像です
(特に飛ぶ鳥の大きさはわからない)



野鳥の大きさを比較する際に使う基準(言葉)があります。


この基準になる鳥たちを、

「ものさし鳥」

と言います。


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画像はイメージ フリー画像です
(代表的な「ものさし鳥」であるスズメ)



具体的には、

・スズメ  (全長14.5センチ)
・ムクドリ (全長24センチ)
・ハト   (全長33センチ)
・カラス  (全長56.5センチ)


この鳥たちが基準となり分類されているのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ムクドリ」大などと使用されます)



例えば見つけた野鳥が、

・「スズメ」より大きい
・「ムクドリ」より小さい
・「ハト」と同じくらい

などと表現します


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画像はイメージ フリー画像です
(「ハトくらいの大きさ」と使用されます)



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画像はイメージ フリー画像です
(カラスは大型の「ものさし鳥」)



【一例をあげると】


「スズメ」くらいの大きさで緑色の身体

「メジロ」である可能性が高い


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画像はイメージ フリー画像です
(果実や花の蜜が好きなメジロ)




「ハト」くらいの大きさで背中に鱗のような模様

「キジバト」である可能性が高い


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画像はイメージ フリー画像です
(鱗模様が特徴的なキジバト)



このように用いられます。


大きさの指標として「ものさし鳥」を当てはめて考えるのです。

指標があることで種別の判定がしやすくなります。



日本で見られる最も大きな野鳥


日本では四季がある関係で、
季節により見られる鳥が変わります。


その中でも最大の大きさを誇るのが、

「オオハクチョウ」

になります。


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画像はイメージ フリー画像です
(日本最大の野鳥である「オオハクチョウ」)



「オオハクチョウ」の全長は140センチ以上。


最も大きい「ものさし鳥」の「カラス」が56.5センチですから、
いかに大きいかわかります。


更に翼を広げた状態では200センチ以上あります。

体重も10キロ近くになる非常に大型の野鳥です。


冬に北日本中心に湖沼などに飛来し、
雪と氷と幻想的な景色を見せてくれる野鳥でもあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(多くの白鳥が飛来する場所は観光地にもなっている)



美しい白い羽根に、
くちばしの黄色と黒がよく目立つ野鳥です。



「オオハクチョウ」はこんな形でも有名


「オオハクチョウ」を模したもので最も有名なものがあります。


全国の公園などで見ることが出来ます。


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画像はイメージ フリー画像です
(「スワンボート」は「オオハクチョウ」を模している)



子どもの頃に乗ったことはないでしょうか?


くちばし周りを見て下さい。

実はよく再現されているのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(一般的な「スワンボート」のイメージ)



「スワンボート」はとある沼に飛来する「白鳥」をモチーフに、
子供が楽しめるデザインとして開発されました。

当時は人気が出なかったのですが、
後部に「白鳥」の「尾」を模したパーツを付けてから人気となりました。


1981年(昭和56年)の事だそうです。



日本で見られる最も小さい野鳥


反対に日本で見られる中で最も小さい野鳥は、

「キクイタダキ」

という野鳥になります。


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画像はイメージ フリー画像です
(専門家でないと撮影出来ません)



「キクイタダキ」の全長は10センチ。
体重は5gしかありません。

1円硬貨5枚分の体重しか無いのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(1円硬貨1枚が1g×5枚)



非常に軽いので、
写真のように枝に止まっていても全くしなることがありません。


オリーブ色の身体に頭の黄色が特徴ですが、
通常針葉樹の上の方にいることが多く、お目にかかることは稀です。


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画像はイメージ フリー画像です
(身体の色合いも相まって見つけにくいです)



ただ冬場になると低地で見られることもあるそうです。


小さいので「いるもの」として見ていないと、
見逃してしまうサイズです。


素人にはまず見つけることは困難でしょう。



知れば楽しくなる野鳥の世界


このように野鳥といっても種類やサイズは様々です。


「オオハクチョウ」と「キクイタダキ」の体格差、
実に130センチです。


体重に至っては、

「10000g÷5g=2000」

「オオハクチョウ」の重さは「キクイタダキ」の2000倍です。

このように書くとちょっと驚きます。


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画像はイメージ フリー画像です
(野鳥たちは時に幻想的な風景を見せる)



これは極端な例ですが、体格や生体は違えど…

それぞれの環境の中で、
野鳥たちは生き抜いているのです。


「ものさし鳥」


という言葉でも知っておくだけで、
野鳥観察の際に役に立つかも知れません。


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画像はイメージ フリー画像です
(野鳥観察の最初の一歩でもある「ものさし鳥」)



まずは4種類の「ものさし鳥」を覚えると、
種別の判定に役に立ち観察が楽しくなることでしょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




【参考文献】
日本野鳥の会 大きさでわかるおさんぽ鳥図鑑




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最も身近な「野生生物」である野鳥



こんにちは(。ᵕᴗᵕ。)ஐ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


朝ベランダに出ると聞こえる「さえずり」
駅までの道や買い物の途中で見かける野鳥たち。


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画像はイメージ フリー画像です
(ふとした瞬間に目に入る野鳥たち)



もしも彼らがいなくなってしまったら…

どのような影響があるのでしょう。


私達にとって最も身近な野生生物である野鳥たち。

中には厳しい状況に置かれている種もおります。


本日は「野鳥と環境を守る意味」についてのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(猛禽類「ハヤブサ」凛々しい姿です)



野鳥たちの生息範囲は日々変化している


身近な野鳥はたくさんおります。

そして一番身近な野生動物は…鳥類であると言えます。
自宅の屋根にいたりすることもあるわけですから。


・スズメ
・メジロ
・ヒヨドリ
・キジバト
・カラス


これらは誰でも一度は見たことがあるでしょう。


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画像はイメージ フリー画像です
(「スズメ」の群れ)



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画像はイメージ フリー画像です
(桜に集まる「メジロ」)



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画像はイメージ フリー画像です
(「キジバト」のつがい)



近年ではどの野鳥たちも数を減らしています。


また反対に群生や行動が問題視される種もいます。

・ムクドリ
・アオサギ
・カラス

etc…


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画像はイメージ フリー画像です
(「ムクドリ」単体ではかわいい野鳥です)



野鳥たちは環境の変化に敏感です。


・「オナガ」の東日本への移動
・「ムクドリ」の都心部への移動
・「エナガ」の都心部への進出
・「ツバメ」の個体数の激減


当たり前のように見ている「スズメ」ですら個体数がかなり減少しています。


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画像はイメージ フリー画像です
(こんな風景が見られなくなるかもしれません)



身近な所でも大きな変化が起きている事を、
忘れないようにしなければなりません。


もし野鳥がいなくなってしまったら、
どのような変化が起こり得るのでしょう?


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画像はイメージ フリー画像です
(野鳥の減少は自然環境と深い繋がりがある)



生態系の頂点ほど厳しい現実


「日本野鳥の会」における「絶滅危惧種(または準じるもの)」において。
やはり「猛禽類」が一番に挙げられています。


【猛禽類の絶滅 = 小型の野鳥の増加】


ならばいいのでは?と勘違いしてしまいますが、それは違います。


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画像はイメージ フリー画像です
(生態系の頂点に近い「オオタカ」)



野鳥たちは人と違い「乱獲」ということをしません。
自分が生きる事に最低限必要な命を糧にしているに過ぎないのです。


「猛禽類」がいなくなった地域では、


・小型の野鳥が増えすぎる
・餌や種子が足りなくなる
野鳥の移動が発生する
・人里における被害が発生する(鳥害)
・野鳥の駆除が始まる
・追い払われた野鳥が「すみか」をなくす
・適応出来なければ絶滅する


という負のバランス崩壊が起こります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「自然環境」はバランスで成り立っている)



これを日本の山林に置き換えてみてはどうでしょう?


日本には昔…「狼」という「捕食者」がいました。

これが絶滅したことによりバランスが崩壊しました。


つまり野鳥でいうところの「猛禽類」の絶滅です。


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画像はイメージ フリー画像です
(一部エリアで大繁殖している「キョン」)



「捕食者」がいなくなった山林ではこのような事が起こります。


・草食動物の個体数が増えすぎる
・餌の不足が起こる
・山林の樹などに被害が及ぶ(鹿の食害など)
・さらなる餌不足を起こす
・人里への被害が発生する(鹿、猿、イノシシなど)
・共存が難しくなり駆除対象となる


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画像はイメージ フリー画像です
(草食動物による畑への「食害」)



全く同じことが言えないでしょうか?


絶滅してしまった動物を戻すことは出来ません。


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画像はイメージ フリー画像です
(絶滅した動物は戻ることはない)



行き過ぎた山林開発はこうした生態系のバランスを崩し、
結果的に住宅街や人里への被害につながっています。



野鳥がいないと起こり得る事


それではもしも野鳥が絶滅してしまったら…の話をします。

※これらはすべて仮説です


少なくとも私達人間は、今までのように生きていけなくなると思われます。


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画像はイメージ フリー画像です
(人間も「生態系」の一部です)




【昆虫が異常発生する】


最も考えられる事象です。

昆虫を餌にしていた野鳥がいなければ、
元々強い昆虫はどんどん数を増やします。

「イナゴの大群」

を想像して下さい。


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画像はイメージ フリー画像です
(「蝗害(こうがい)のイメージ)



森林や林だけでなく、
人が育てている作物もすべて食い尽くされます。


行く末は自然を食い尽くした昆虫も絶滅していく恐ろしい連鎖です。


野鳥は昆虫を捕食する事で、
昆虫の数をコントロールしているのです。


おびただしい数の「蚊」の発生…気が遠くなります。



【森や自然が育たなくなる】


植物は自分の種を増やすために、
その多くを野鳥に頼っています。

例えば「どんぐり」で考えた場合、
樹の下に落ちた「どんぐり」から新しい樹が生えます。


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画像はイメージ フリー画像です
(落ちた「どんぐり」から発芽する)



この場合「樹よりも下」にしか森は育ちません。

いつかは自分自身との競合で、枯れてしまうでしょう。

野鳥は「どんぐり」を加えて飛ぶことで、
森を拡散しているのです。


また「メジロ」などに受粉を任せている花も数多くあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(赤い花は昆虫には見えづらい)



こういった植物との共生関係も崩れ、
受粉も立ち行かなくなる恐れがあります。




【森林の減少で地球温暖化が加速】


野鳥は、

・昆虫の数をコントロールする
・森を育む
・受粉の手助けをする

事で自然に影響力を持っています。


野鳥が絶滅すると確実に「自然環境」が崩壊し、
森林の減少が起こります。


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画像はイメージ フリー画像です
(ただでさえ減少傾向の森林)



「地球温暖化」の原因として知られている「二酸化炭素」

こちらを吸収して成長するのが森林です。


「二酸化炭素」の吸収がされなくなるために、
確実に「地球温暖化」が加速します。


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画像はイメージ フリー画像です
(「猛暑」を超える暑さがやってくる…かも)



野鳥は環境変化に敏感であり、
住みにくい環境になるとすぐに移動を始めます。


「自然環境のバロメーター」


と言われる所以です。



野鳥の世界もバランスで成り立っている為に、
一種類の野鳥が絶滅することでも、どのような事が起こるかわからないのです。



「できる事」から始めましょう


私達一人一人は小さな事しか出来ません。

そして急に減った動物や野鳥を増やすことは出来ません。


「日本野鳥の会」をはじめとする、
「自然環境保護団体」の活動を支援するのも一つの方法です。


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画像は寄付のお礼に届いたピンバッチ
(小さな事から始めましょう)



「寄付をすべきだ」


これを強制するつもりもありません。


非常に不安の多い情勢の中で、
私達人間にもそれぞれの暮らしがあるのです。


「野鳥たちの現状を知る事」
「野鳥たちの暮らしを知る事」



が何よりも大切です。


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画像はイメージ フリー画像です
(野鳥の自然界における働きを知る)



まずは見守ることから始めたら良いのではと思います。


そして境界を引くところはしっかりとしましょう。

・カラスを避けるネット
・農作物をまもる防鳥ネット

このようなものを活用しましょう。


決して営巣した巣を破壊するのが人間であってはならないと思います。


一定の距離を取る事、
野鳥とのソーシャルディスタンスを保つことが大切です。



小鳥のさえずりが聴こえなくならないように


身近な野鳥の姿や「さえずり」を気にするようになると、
色々な違いがわかってきます。


野鳥の「さえずり」は季節により変わります。

独特のフレーズで鳴くのは季節限定であったりするのです。
(特に求愛のときはフレーズが変化します)


それは季節を知る上で大切なものです。


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画像はイメージ フリー画像です
(野鳥保護区「バードサンクチュアリ」)



野鳥の保護活動も色々あります。

・すみかの提供(バードサンクチュアリ)
・保護観察活動
・危険なゴミ類の撤去(主に水鳥)

こういった活動は保護団体や国などの組織の方が行う活動です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「野鳥保護公園」では観察窓から観察できる)



では私達ができる小さな事はなんでしょうか?

・営巣地の見守り
・Co2やゴミの削減
・ゴミの持ち帰り
・森林資源の使用削減(割り箸、使い捨ての削減)

etc…


本当に小さな事です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「地球環境」に興味を持つことから)



今何かと話題になっている、

「SDGs」(持続可能な開発目標)

とも重なる部分があると思います。


「SDGs」の詳細はこちらからご覧いただけます。

(外務省の公式ページです)



小さな隣人と共に暮らす


「バードウォッチング」という言葉があります。
これは「野鳥観察」と和訳できます。


残念なことにごく一部ですが、

自身の都合で(良い写真を撮るために)
営巣地などに入っていく方もいます。


その行為で野鳥が子育てを放棄する場合もあるのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(愛らしい「ジョウビタキ」のメス)



野鳥と私達は程よい距離感を保つことも大切です。

かわいいからと言ってそれは人から見た話。
警戒心の強い野鳥にとっては危険でしかありません。


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画像はイメージ フリー画像です
(青い宝石とも例えられる「カワセミ」)



最後に素敵なサイトのお話をして終わりにしたいと思います。

皆様のよく知る飲料メーカー「サントリー」ですが、
野鳥の保護活動でも力を入れています。


下記はとても見やすいサイト(野鳥図鑑)です⇩
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/


知りたい野鳥を検索すると、
美麗なイラストと共にきれいなさえずりを視聴出来ます。

おすすめのサイトです。



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画像はイメージ フリー画像です
(季節の訪れを知らせる野鳥たち)



少しでも身近な野鳥に興味を持って頂ければ幸いです。

少なくとも散歩の途中で、
野鳥のさえずり一つ聴こえない寂しい世界にならないよう…願うばかりです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ



『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑




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「冬の雀」は…かわいい



こんにちは(。・ө・。)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


寒い時期になるとよく見かける「雀」のふっくらした姿。

なんとも愛らしく、
微笑ましく見えるものです。


本日はそんな「雀」のお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(おひさまを浴びる「ふくらすずめ」)



「ふくらすずめ」は縁起物


私達にとって最も身近な野鳥の一つである「雀」

彼らは冬眠をせずに、
「渡り」もしないので厳しい冬を乗り越える必要があります。


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画像はイメージ フリー画像です
(厳しくも美しい「渡り」の風景)



【「渡り」とは?】


季節により暖かい地方に移動する野鳥の習性の事。
「渡り」をする鳥を「渡り鳥」と呼ぶ。



寒風の中「雀」としては羽毛を精一杯膨らまして、
空気を取り込むことで体温の維持をしているのです。

天然の「ダウンジャケット」のようなイメージです。


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画像はイメージ フリー画像です
(二匹の「ふくらすずめ」)



その姿が、

・まるまるしている
・ふくよかに見える

事から「縁起物」とされているのをご存知ですか?


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画像はイメージ フリー画像です
(「豊かさ」の「縁起物」とされる)




【豊かさや繁栄を象徴する縁起物】


「雀」は雑食性であり、
稲作をしていた日本人にとってはお米を食べてしまう小鳥でもありました。

それが「縁起物」となるにはそれなりの理由がありました。



「福来雀」や「福良雀」


「ふくらすずめ」は時に、

「福来雀」⇒ 福が来る
「福良雀」⇒ 良いことが起こる

という文字が当てられます。


いかにも良い印象の言葉です。


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画像はイメージ フリー画像です
(群れで冬を超す「雀」たち)



「雀」は元々「厄をついばむ」とされ、

「一族繁栄」や「家内安全」の象徴とされてきました。


「雀」自体が縁起の良いものではあったようですが、
特に「冬の雀」はふっくらしたその姿から、

「豊かさ」

の象徴としてきたようです。



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画像はイメージ フリー画像です
(豊作の年は「雀」もふっくらする)



稲作を中心に生活をしてきた日本人にとって、
時にお米を食べてしまう「雀」は困った存在でもあったはず。

しかし豊作の年は「雀」が食べる程度のお米に困ることもありません。


ふっくらと太った「雀」の様子を見て、


「今年も雀は太ることができた」⇒「豊作の年」


と考えられていたようです。


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画像はイメージ フリー画像です
(豊作ならば「雀」も困らない)



「ふくらすずめ」が豊かさの象徴となったのは、

「食べ物に困らないように」

という願いを込めたのでしょう。



和服に見る「ふくら雀」


和装の帯の締め方は様々ですが、

その中に「ふくら雀」という帯の結び方があります。


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画像はイメージ フリー画像です
(丸く膨らんだ「ふくら雀」)



主に振り袖など、
若い方を中心に用いられる帯の締め方なのだそうです。


「縁起物」である「ふくらすずめ」を見立てたとされています。


ふっくらしたシルエットが特徴的です。


例えば成人式などでこの結び方をする事は、

「娘が食べるものに困らず豊かに暮らせるように」

という願いが込められているのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(帯一つにも親心が込められている)



成人式には「ふくら雀」を背中に見ることも出来るわけです。


我が子の幸せを願う親の気持ちは変わらずといった所でしょうか。



「雀」にとっては大変な季節


私たちはふっくらとまるい「雀」を見て、

どこか心が癒やされる気がします。

しかしながら「雀」にとっては、
冬は大変厳しい季節です。


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画像はイメージ フリー画像です
(雪の中の「雀」)



冬になるとこれまであった食べ物がなくなります。

・小虫など
・果実
・草の種

「雀」たちはわずかに残った餌を求めて、
日々の寒さに耐えながら過ごしているのです。


その姿に私たちは「かわいい」などと思ってしまいます。

しかしそれは野鳥への興味の証です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「かわいい」…と思ってしまいます)


野鳥たちはそうした厳しい環境で過ごしているのだと、
知ることがまずは必要なのです。

ベランダに現れた隣人である「雀」たちの声に、
耳を傾けるのも良いでしょう。



晴れた日には…


冬の晴れ間に、

「チュンチュン」

と声が聞こえたら…


近くの屋根に「ふくらすずめ」の姿を見ることが出来るかも知れません。


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画像はイメージ フリー画像です
(精一杯生きている「雀」たち)



その姿に癒されるもよし、
そっと見守りましょう。


彼らもまた古くから人里で暮らしてきた隣人なのです。



少しでも身近な野鳥に興味を持って頂ければ幸いです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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