春の七草の効能 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:春の七草の効能



「純白」の「スズシロ」…まるで天然の胃腸薬



こんにちは(。・ω・)ノ゙
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


「春の七草」と呼ばれる植物があります。


季節を感じさせる響きとともに、
様々な効能を持っている「薬草」でもあります。


本日は「スズシロ」についてのお話です。
どのような「言われ」や「効能」があるのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(「春の七草用」に育てられた「スズシロ」)




「スズシロ」の基本情報


分類 アブラナ科ダイコン族
名称 スズシロ(蘿蔔、晴白、涼白)
別名 大根(一般名称)


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画像はイメージ フリー画像です
(私達が普段頂いている「大根」と同じもの)



「春の七草」の一つ。
野草というよりは食すために栽培される事が普通です。


私達が普段頂いている「大根」と同じものです。
その小さいものを「スズシロ」と呼んでいます。

春の七草では、
葉を含め根まで全体を「スズシロ」と呼称します。


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(白にやや紫がはいった涼やかな花)



「根菜類」ですので根を頂きますが、

葉を含めて全体を食用とします。


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画像はイメージ フリー画像です
(一般的な大根のイメージ)



※野草は知識のある方と…誤食に注意しましょう!



「春の七草」における「言われ」


【「スズシロ」が選ばれた理由】


「汚れのない純白さ」


肥大した根の色が、
汚れのない「白」であることから「縁起物」とされています。


「スズシロ」はその肥大した根を頂きますが、
根の色が白いのが特徴的です。

白は汚れのない様子を表し、
それを新年に頂く事で一年間の無病息災を願うものです。


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画像はイメージ フリー画像です
(お正月に頂く餅も白)



一説によれば、

「スズシロ」は、
「スズナ」の代わりになる野菜だから、
「すず代(しろ)」と呼ばれるようになったという説もあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(もしかしたら「春の六草」だったかも…?)



涼やかに白いから「涼白」の文字を当てたなどの説があります。



「スズナ」同様に葉から根までを全て頂ける野菜であり、
冬の貴重な「栄養源」であったことは変わりません。


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画像はイメージ フリー画像です
(「大根」を干している様子)



その色合いはもちろんのこと、
保存食としての有用性から「縁起物」として重宝された「春の七草」の一つです。

※諸説あります




「健胃作用」に優れる天然の胃腸薬


【主な効用】


・健胃作用
・消化不良や二日酔い
・冷え


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画像はイメージ フリー画像です
(お腹を温めることで全身が温まる)



胃もたれを防ぎ、胃炎を予防する作用があります。

根の部分には「ジアスターゼ」と言われる消化酵素が多く含まれます。
これは市販の胃腸薬にも用いられている成分です。


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画像はイメージ フリー画像です
(天然の胃腸薬と言われる所以です)



「スズナ」同様に「七草粥」に「スズシロ」を入れることは非常に理にかなっています。


寒い時期に食すことで、身体を温めてくれる効果もあります。
暖房などが乏しい時代にはさぞありがたかった事でしょう。



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画像はイメージ フリー画像です
(「冷え」は万病の元です)




【主な栄養素】


・ビタミンA、C
・ジアスターゼ
・アミラーゼ
・カルシウム


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画像はイメージ フリー画像です
(しっかり葉まで頂きましょう)



「スズシロ」は葉と皮を含めて全て頂きましょう。

特に葉の部分には多くのビタミンやミネラルを含みます。

また皮も柔らかいのできざんで一緒に食べることで、
栄養効率がアップします。



調理方法は「大根」と同様


【主な調理方法】


・漬物やピクルス
・煮物
・焼き物
・炒めもの

etc…


「スズシロ」は万能野菜の一つです。

何にでも便利にご利用頂けます。


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画像はイメージ フリー画像です
(お餅と一緒に食べてもOK)



消化酵素を生かしたい場合は、
「大根おろし」が最も効率的です。

お餅と一緒に食べる「辛味餅」はもたれを防ぎつつ美味しく頂けます。



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画像はイメージ フリー画像です
(非常に効率的な「辛味餅」)



また「スズシロ」の葉にはカロテンを始め、
ビタミン類やミネラルなどがたくさん含まれています。

一緒に頂く事をおすすめします。


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画像はイメージ フリー画像です
(お漬物は是非…葉も一緒に)



先達が「春の七草」に込めた想い


「春の七草」には先達の想いが込められています。

その効能を考えるほどに、実に理にかなっているのです。

・消化を助ける
・風邪の予防をする
・身体の酸化を防ぐ
・二日酔いを防ぐ
・身体を温める


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画像はイメージ フリー画像です
(迎えた新年を無事に過ごせるように)



まだ科学が発達していない時代です。

その効能を自然に取り入れていた先達の知恵には頭が下がります。


「今年一年を健康に過ごせますように」


という最もささやかな、かつ大切な願いが見えてくるのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(ささやかなる願いを込めて)



先達が残してくれた風習や伝統は意味があるものです。

出来れば、伝え残していく文化であると…そう思うのです。



「七草粥」にはそんな思いが込められています。


飽食の時代である現代こそ、
必要な食文化の一つであるのかもしれません。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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神を呼ぶ「縁起物」…葉もしっかり頂いて



こんにちは(・∀・)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


「春の七草」と呼ばれる植物があります。


季節を感じさせる響きとともに、
様々な効能を持っている「薬草」でもあります。


本日は「スズナ」についてのお話です。
どのような「言われ」や「効能」があるのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(「春の七草用」に育てられた「スズナ」)



「スズナ」の基本情報


分類 アブラナ科アブラナ族
名称 スズナ(菘、鈴菜)
別名 蕪(一般名称)


BlogPaint

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(私達が普段頂いている「蕪」)



「春の七草」の一つ。
野草というよりは食すために栽培される事が普通。



私達が普段頂いている「蕪」と同じものです。

その小さいものを「スズナ」と呼んでいます。

「春の七草」では、
葉を含め根まで全体を「スズナ」と呼称します。


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画像はイメージ フリー画像です
(アブラナ科の特徴的な花)



根菜類ですので根を頂きますが、

葉を含めて全体を食用とします。


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画像はイメージ フリー画像です
(通常サイズの「蕪」のイメージ)



※野草は知識のある方と…誤食に注意しましょう!



「春の七草」における「言われ」


【「スズナ」が選ばれた理由】


「神を呼び込む鈴」


肥大した根の形が、
「鈴」に似ている事から「縁起物」とされました。


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画像はイメージ フリー画像です
(一般的な「鈴」のイメージ)



神社仏閣に見る大きな「鈴」
一説には神様を呼び込む為にあるとされています。

また「鈴の音」は古来より魔除けの意味もあります。


その「鈴」に形が似ていることから「スズナ」として「縁起物」になりました。


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画像はイメージ フリー画像です
(神社仏閣に見る「大鈴」)



非常に歴史が古い「根菜類」の一つであり、
弥生時代にもたらされたとする説もあるようです。




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画像はイメージ フリー画像です
(中国または朝鮮半島から入ったとされる)



葉だけでなく根も頂ける貴重な「栄養源」であった事は、
想像に難しくありません。


姿形からも「縁起物」である事が伝わってくる「春の七草」の一つです。

※諸説あります



葉はビタミンの宝庫…根は「健胃作用」に優れる


【主な効用】


・健胃作用
・風邪予防
・骨粗しょう症予防


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画像はイメージ フリー画像です
(「健胃作用」で健やかに)



胃もたれを防ぎ、胃炎を予防する作用があります。

根の部分には「ジアスターゼ」と言われる「消化酵素」が多く含まれます。
炭水化物であるでんぷんに作用して消化吸収を助けます。


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(胃腸薬の成分にも用いられる「ジアスターゼ」)



「七草粥」に「スズナ」を入れることは非常に理にかなっています。




【主な栄養素】


・ビタミンA、B、C
・カルシウム
・食物繊維
・鉄 



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画像はイメージ フリー画像です
(葉まで頂いて栄養素を余すことなく取得できる)



「スズナ」は葉と皮を含めて全て頂きましょう。

特に葉の部分には多くの栄養素を含みます。


また皮も柔らかいので、きざんで一緒に食べることで、
栄養効率がアップします。



調理方法は「蕪」と同様


【主な調理方法】


・漬物やピクルス
・煮物
・焼き物
・炒めもの

etc…


「スズナ」は柔らかいので非常に使いやすい食材です。

何にでも便利にご利用頂けます。


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画像はイメージ フリー画像です
(漬物やピクルスに)


葉の部分は炒めて食べても美味しく頂けます。

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画像はイメージ フリー画像です
(葉を食べないのはもったいないです)



辛み成分である「グルコシアネート」は、

・発がん性物質を解毒
・活性酸素の除去

がん予防とアンチエイジングを併せ持つすぐれた効能を持ちます。



「縁起物」を全部頂きましょう


「七草粥」を調理する際に、
皮や根の部分を除去してしまう方もおられるそうです。

効能を全て生かすには水洗いだけで充分です。


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画像はイメージ フリー画像です
(土をはんでいる場合は竹串などを用いる)



「縁起物」に見立てられた「スズナ」

余すことなく全てを頂き、
健康な年明けを祈願するのもまた一興です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「スズナ」だけでも美味しく頂けます)



お正月で胃腸が弱っている時は、
「スズナ」(蕪)のおかゆなどを頂くことで調子を整える事ができます。



なんとなく「七草粥」として頂いていましたが、
きちんと意味や効能がありました。



意外に知らない事が多い「春の七草」
またお届け致します。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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シソ科の「ホトケノザ」は食べられない



こんにちは(゚∇゚ ;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


「春の七草」と呼ばれる植物があります。


季節を感じさせる響きとともに、
様々な効能を持っている「薬草」でもあります。


本日は「ホトケノザ」についてのお話です。
どのような「言われ」や「効能」があるのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(食用に適しているのはキク科の「コオニタビラコ」)



「ホトケノザ」の基本情報


分類 キク科ヤブタビラコ族
名称 ホトケノザ(仏の座)
別名 コオニタビラコ(小鬼田平子)


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画像はイメージ フリー画像です
(「コオニタビラコ」小さな黄色い花が咲きます)


「春の七草」の一つ
湿地を好み田のあぜ道などに多い。


実は「春の七草」に数えられる「ホトケノザ」は、
キク科の「コオニタビラコ」のことを指しています。


koonitabirako

画像はイメージ フリー画像です
(食用に適すのはキク科の野草)



「ホトケノザ」という名前の野草は、
シソ科に存在します。

こちらは食用に適さないのだそうです。


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画像はイメージ フリー画像です
(こちらはシソ科…紫の花が咲きます)



とても紛らわしいため、ここでは、


「ホトケノザ」⇒「コオニタビラコ」として記述を続けます。


花が咲く前のその茎や葉を食用とします。



※野草は知識のある方と…誤食に注意しましょう!



「春の七草」における「言われ」


【「ホトケノザ」が選ばれた理由】


「仏の座に似ている葉」


葉の姿形が、

仏様が座っている「座」によく似ているということから、

「縁起物」とされました。


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画像はイメージ フリー画像です
(「仏体」そのものを表す「ゴギョウ」)



「ゴギョウ」 ⇒ 仏様そのものを表す。
「ホトケノザ」⇒ 仏様のお座りになる椅子を表す。

ということで共に「縁起物」として「春の七草」に入ったわけです。



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画像はイメージ フリー画像です
(仏様が座る「円座」をイメージした)



「ホトケノザ」は地面を拡がるように葉を伸ばします。

その姿から御仏の姿形を想像したのかも知れません。


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画像はイメージ フリー画像です
(「コオニタビラコ」拡がるロゼット状の新芽)



「仏様の椅子」

その名称から「縁起物」である事が伝わってくる「春の七草」の一つです。

※諸説あります



「健胃作用」や「整腸作用」に優れる


【主な効用】


・健胃作用
・整腸作用
・咽頭痛の改善


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画像はイメージ フリー画像です
(ほろ苦さがあり胃腸を整える)


胃を強く保ち、整腸作用を持ちます。

お正月で酷使した胃腸を休めるには最適の効能を持ちます。


一部の民間療法では咽頭痛の改善に用いたり、
皮膚の疾患に用いたという記述もあるようですが、
定かではありません。




【主な栄養素】


・抗酸化物質



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画像はイメージ フリー画像です
(「生薬」又は冬季の「栄養源」に用いられたとされる)



「ホトケノザ」の栄養素としては、
実の所よくわかっていません。


ほろ苦さ持ち、特有のアクがあります。

「良薬は口に苦し」

の言葉のように胃腸によいものとされてきたようです。



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画像はイメージ フリー画像です
(「良薬は口に苦し」のイメージ)



一部「抗酸化物質」を検出したなどのデータもあるようですが、
専門的な話になるため、ここでは割愛致します。



強いアクを抜くには「天ぷら」がおすすめ


【主な調理方法】


・天ぷら
・お浸し
・炒めもの

etc…


アクが強めなのでしっかり茹でた後、流水にさらして使用します。

天ぷらなどの調理方法はアクも飛ぶので向いているそうです。

お醤油や山椒などで炒めものを作ると美味なのだとか。


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画像はイメージ フリー画像です
(画像は「豆苗」のかき揚げ)



しっかりとアクを抜けば、お浸しとして頂く事もできます。


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画像はイメージ フリー画像です
(アクをしっかり抜けば美味しく頂ける)



しっかりした下ごしらえが必要な為、
どちらかというと「山菜」に近いポジションと言えなくもありません。


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画像はイメージ フリー画像です
(下ごしらえに時間がかかる山菜たち)



七草セットに入っているのは「コオニタビラコ」


シソ科の「ホトケノザ」が七草パックに入っている事はありません。

強い毒性は持っていないものの、
とても食べられたものではないのだそうです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「コオニタビラコ」拡がる葉)



両者は姿形も若干違います。


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画像はイメージ フリー画像です
(シソ科の「ホトケノザ」こちらは「円座」に近い形」



「なぜ混同されたのか?」


については、

「見た目の違いはあれど同じものを連想させた」

という事でしょうか?


推測の域を出ません。



厳しい冬を乗り切るために


何れにせよ食べ物が足りなく、
厳しかったであろう冬季。


これを乗り切るために「仏様」にすがった。

「仏様が座っているような形」

だと昔の方は想像をしたのでしょう。


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画像はイメージ フリー画像です
(七草粥のイメージ)



そんな事を考えて見るのもまた一興です。


なんとなく「七草粥」として頂いていましたが、
きちんと意味や効能がありました。



意外に知らない事が多い「春の七草」
またお届け致します。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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