日本の夏 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

フェイクグリーン アーティフィシャルフラワーなら四つ葉のくまさん! ハンドメイドサイト minne(ミンネ)にて多くのインテリア雑貨を出品中です。 アレンジ リース スワッグ 壁飾り 手作りの花瓶など 新作を紹介しています。 気まぐれに今さら聞けないお料理ガイド 作り置き惣菜 簡単レシピなど。 自然や雑学 言葉や健康に関するお役立ち情報もお届けしています。 お気軽にご覧くださいませ˚*・.。 ꕤ

タグ:日本の夏



その「艶」は浴衣のおかげ?


こんにちは(・∀・)つ
四つ葉のくまさんことよつくまです👘
本日もよろしくお願いいたします。


江戸時代には様々な方法で、

「涼」

を求めました。


衣服を工夫してしのいだ暑い季節。
そんな「江戸の涼」についてのお話です。

本日は「浴衣(ゆかた)」について記載します。

BlogPaint

画像はイメージ フリー画像です
(涼し気なブルー系の浴衣)



夏といえば…花火と浴衣


普段和装などすることが無い日本人。

ところが夏の特定の時期には浴衣を着て出かける人が多いです。

・花火大会
・夏祭り

といった真夏のイベントには欠かせないものでもあります。

yukata

画像はイメージ フリー画像です
(浴衣で夏のお出かけイメージ)


とは言え、自分で着ることが出来ず、
着付けをお願いするなんてこともあります。

今では簡単に着られるように工夫された浴衣も多くあります。

普段着ないのでわからないというのも、
仕方のない話かもしれません。


この浴衣はいつ頃から着られていたのでしょうか?



そのルーツは入浴用?


【浴衣の起源】


平安時代の貴族が着ていた、
「湯帷子(ゆかたびら)」が起源と言われている。

主に入浴中に使われていた。

yuamigi

画像はイメージ フリー画像です
(現代における湯浴み着の一例)


入浴と言っても湯船につかるわけでなく、
今でいう蒸し風呂(サウナ)であったようです。

・汗を吸収する
・裸体を隠す

目的で使われていたのがルーツとされています。

現在でも「湯浴み着」といって、
入浴中に着用する服があります。

そのような形で使用されていたのでしょう。



湯上がり着として定着…銭湯と共に流行


「江戸時代において」


安土桃山時代のころ「湯上りに着る服」として定着。

江戸庶民の間に銭湯が流行すると同時に、
湯上がりに着る木綿の衣類として一気に拡がっていきました。

edosentou

画像はイメージ フリー画像です
(思い思いの浴衣を羽織る)


風通しがよく吸汗性もよい事が流行のきっかけです。

その後は、

・就寝時の寝間着
・夏の普段着

として日常に溶け込んで行きました。


ただし当時の浴衣はあくまで、

・バスローブ
・部屋着

のポジションでした。

きちんとした場所に浴衣で赴くのは失礼とされていたようです。



染め物の技術向上と共に…


染め物の技術の向上に伴い、
様々な小紋があしらわれた浴衣が登場するようになりました。

おしゃれなものに目がない江戸の人たち…

それぞれのスタイルが産まれたのは言うまでもありません。

yukata1

画像はイメージ フリー画像です
(小粋な江戸美人)


湯上りから普段着へ。
普段着からおしゃれ着へと…

帯や帯飾りなど、
他人とは違う物を見に付けておしゃれに見せたい。

そんなブームが起こったのは必然であったのでしょう。


・流行を追う
・流行から別の流れが産まれる

といった現代に通じるファッションの流れは、
そう変わっていないのだと感じさせます。



形を変えながら…


形を変えこそすれ…
残り続ける唯一の和服と言えるのではないでしょうか?

デザインこそ現代風になっていますが、
浴衣に帯…まとめ髪。

ここは日本であると思わせる瞬間でもあります。

yukata2

画像はイメージ フリー画像です
(ピンクや大きな花柄)


こういった現代風の浴衣が流行する一方で、
実は伝統的な柄の浴衣が若い方には人気が高いと聞きます。


観光地で浴衣のレンタルをしている会社などでも、

「伝統柄の人気は高く必ず揃えている」

とのことです。

yukata3

画像はイメージ フリー画像です
(シックな浴衣は今でも人気)


明治から大正、昭和、平成、令和と続く中で、

日本伝統を色濃く残す貴重な存在なのです。



独特の「艶」をもつ稀有な衣服


浴衣は不思議と独特の「艶」があります。

年齢を問わず相応の色香があります。

yukata4

画像はイメージ フリー画像です
(後ろ姿が素敵な浴衣のイメージ)


浴衣のルーツは裸に羽織るものでありました。

本来は見せることのないプライベート衣服であった名残とも言えるでしょう。


安心して浴衣を着て出かけられる。
そんな日が来ることを願ってやみません。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にLINE等で通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


ツイッターのんびり更新中です





  



ハンディファン全盛の時代に…


こんにちは(*・ω・)ノ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


江戸時代には様々な方法で、

「涼」

を求めました。


その中には今でも生き続ける文化もあるのです。
そんな「江戸の涼」についてのお話です。

本日は「うちわ(団扇)」について記載します。

BlogPaint

画像はイメージ フリー画像です
(うちわはデザイン性も高いです)



アウトドアなどでも活躍します


今でも一定数の需要がある「うちわ(団扇)」

最近ではプラスティック製のうちわが主流です。
しかし竹で作られた「うちわ」は、

・風の量
・扇ぎやすさ
・風情

などで上回ります。

utiwa

画像はイメージ フリー画像です
(北斎をプリントした竹のうちわ)


巷では「ハンディファン」と呼ばれる小型の扇風機が人気です。

しかし

・花火大会
・アウトドア
・お祭り

などでは「うちわ」が活躍します。


アウトドアにおける「火起こし」では、
うちわがあると結構便利なものです。

utiwa1

画像はイメージ フリー画像です
(火力を上げる時に便利)


「うちわ」はいつ頃から使われているものなのでしょうか?



昔は顔を隠すために用いた?


【うちわの起源】


古墳時代に原型である「さしば」なるものが中国から伝わる。
10世紀頃には小型の「さしば」を「うちわ」と呼ぶようになった。

sasiba

画像はイメージ フリー画像です
(「さしば」の一例 扇ぐのには向かない)


しかしこの頃の使い方は現代と違っていました。

・身分の高い人が顔を隠す
・虫などを追い払う

このような使い方をされていたそうです。


位の高い人の顔を見る事は、
大変失礼にあたるという時代でした。

柄の長い軍配のような形で、
従者が貴人の顔を隠すために使う道具であったとされています。



庶民に拡がる竹と和紙の「うちわ」


「江戸時代において」


室町時代に竹と和紙で作る形が確立し、
送風力(風を送る力)が飛躍的に高まりました。

もちろん顔を隠すなどではなく実用性のある道具として、
江戸庶民に拡がっていったのです。

edoutihwa

画像はイメージ フリー画像です
(夕涼みと「うちわ」)


この頃の「うちわ」の用途は、

・涼を取るために扇ぐ
・炊飯の火おこし

日常使いとして「うちわ」は用いられるようになりました。


その後、江戸時代には道具としての使用の他に、
大きな変化が起こっていったのです。



うちわは格好よい?見て楽しむ文化の確立


道具として用いられて流行した「うちわ」は、
徐々に別の側面を見せるようになります。

今で言う、

・ブランド品
・キャラクターグッズ

と言った側面です。

utiwa2

画像はイメージ フリー画像です
(人気役者のうちわの例)


人気の絵師が書いた浮世絵や、
和歌などが印刷され量産されるようになったのです。

これらをこぞって買い求めた人々は、

・美しさ
・格好良さ
・ファッションとしての主張

という「うちわ」の見て楽しむ文化を確立したのです。

ただの道具であった「うちわ」に芸術的な要素が産まれたのは江戸時代でした。

当時は高名な絵師が書いた作品も多く、
そんな作品は芸術的な価値も高かったようです。

伝統的な「うちわ」の柄(がら)も固まって行きました。

utiwa3

画像はイメージ フリー画像です
(着物の紋様のように拡がるうちわの柄)



プラスティック製の登場…そして衰退


伝統的な竹と和紙の「うちわ」は長く使われてきたようです。

その後プラスティック製の簡易な「うちわ」が登場。
こちらには広告として配られるなどの利用方法が産まれました。

utiwa4

画像はイメージ フリー画像です
(開店記念や簡易な紙製のものも)


プラスティック製は昭和40年ごろとされています。

その後、徐々に扇風機などの普及で道具としての役割を終え、
徐々に衰退していったのです。



小粋に使いこなす「うちわ」


もちろん現在でも伝統を守った「うちわ」は数多く存在します。

お祭りなどで小粋に「うちわ」を帯に挿す。
なかなかのおしゃれです。

ukiyoe

画像はイメージ フリー画像です
(浴衣や着物には「うちわ」が似合います)


「うちわ」を持った浮世絵の女性のように…

当時を偲んでみるのもまた粋なものです。





よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




合わせて読みたい記事です





ご登録頂ければ嬉しいです






※ご登録頂くと記事が更新された際にLINE等で通知が届きます。
見逃したくないブログやよく閲覧するブログなどに便利な機能ですꕤ


ツイッターのんびり更新中です






  

このページのトップヘ