「春先」に恥ずかしい思いをしないように



こんにちは(*^・ェ・)ノ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


日本語の本来の意味は容易に変わるものです。

「テレビ」などで誤用を含め使用されることで、
簡単に本来の意味とは変わってきてしまいます。


本日は「三寒四温」にまつわるお話です。


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画像はイメージ いつかの梅の花
(寒い季節にも咲くお花です)



以前強い「テレビ」の影響力


「春先」の「テレビ」のお天気中継などにおいて、
よく使われる言葉です。


「三寒四温」


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画像はイメージ フリー画像です
(日常よく見る風景です)



言葉としてはそのままの意味で、


「3日寒い日があると4日ほど暖かい日がある」


という季節の言葉です。


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画像はイメージ 本文とは関係ありません
(いつかの牡丹の花)



「三寒四温の今日このごろ…お天気は長く続きません」


「春先」のテレビのよく耳にすると思います。


こちらを聞くと「春」に使うのだなと勘違いしがちです。

そのくらいメディアではよく用いられています。


私達は「テレビ」が言っているので問題ないのだと認識してしまいます。

ですが…「テレビ」が全て正しいわけでは無いのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(誤用も目立つのは事実)



本来は「冬」の季語


言葉というのは時代と共に変わってきます。

「三寒四温」

もその一つです。


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画像はイメージ 本文とは関係ありません
(冷たい季節にホッとする暖かい日)



本来「春先」の天気が安定しない様子を表した言葉ではありません。


寒い冬の季節に、

「3日寒い日があると4日ほど穏やかである」

という様を表現した言葉です。



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画像はイメージ フリー画像です
(筆を取る機会は減る一方…)



その他にも手紙などを書く機会が減った事なども影響しています。

「時候の挨拶」

として調べればわかることなのです。


「三寒四温」は「時候の挨拶」としては2月頃まで用いる言葉です。


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画像はイメージ フリー画像です
(冬の花のイメージ)



まだ寒い…冬の季語であるわけです。



元々は日本の言葉ではない


諸説ありますが、

「三寒四温」

は中国の北東部などで使われる言葉であったと言われています。


その地方では冬が「三寒四温」を体現する気候であった。
それが語源とされています。

※その地方の冬の気候を表した言葉の意味


sankansion

画像はイメージ フリー画像です
(まだ雪も降る季節)



その言葉が日本に伝わり使われるようになりましたが、
日本では「春先」の気候が一番近いのです。

・「テレビ」などで使用された
・そのまま春の言葉として用いる方が増えた

この言葉を聞いて、
わざわざ「テレビ」に苦情を申し立てる人もそういないでしょう。



知っておいて損はない


例えば目上の人などへの何らかの手紙。

「春先」に書くこともあるでしょう。


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画像はイメージ 本文とは関係ありません
(早春を告げる梅林)



この時に、

「三寒四温」

を使うのはやめておきましょう。


目上の方は色々とご存知です。
恥ずかしい思いをしてしまう可能性もあります。


harukaze


画像はイメージ フリー画像です
(春風のイメージ)




もし「春先」に時候の挨拶を使うなら…


・早春
・春風
・ようやく春めいて

etc…


などを用いたほうが良いでしょう。


知っておくと少しだけ役に立つお話でした。


tegamiwokaku

画像はイメージ フリー画像です
(あらたまったメールにも使えます)



手紙を書く機会が減った昨今、

こういった「時候の挨拶」はより減っていくのかもしれません。


とはいえ、

「知らないよりは知っていたほうがいい」

そんな言葉の一つです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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