水産資源として優秀な「サバ科」
こんにちはw(゚o゚)w
四つ葉のくまさんことよつくまです🐟
本日もよろしくお願いいたします。
突然ですが問題です。
「サバ」は「サバ科」に属します。
では、
「マグロ」は「マグロ科」でしょうか?
または「カツオ科」に属する魚でしょうか?
本日は意外に知らない、
「サバ科の魚たち」についてのお話です。
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(海を泳ぐ「マグロ」の群れ)
意外に知らない事実
まずは問題の答えですが、
どちらも不正解になります。
非常に意地の悪い問題です。
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(酷い問題です)
この問題に対して、
「何を言ってるの?」
と思った方はよくご存知だと思います。
「マグロ科」も「カツオ科」も存在しないのです。
「マグロ」も「カツオ」も「サバ科」に属する魚になります。
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(焼いてよし煮てよしの「サバ」)
魚の大きさがあまりに違うので、
意外に知られていません。
「マグロ」も「カツオ」も「サバ」の仲間という事になります。
代表的な「サバ科」の魚たち
「サバ科」には私達の食卓に欠かせない魚が多く属しています。
水産資源として非常に優秀です。
【サバ】
・サバ科
・サバ属
・マサバ、ゴマサバなど
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(背中の模様が特徴的な「サバ」)
食卓に欠かせない青魚の一つです。
比較的価格も安定しており、
焼き魚や煮魚として頂く機会も多いです。
また「水煮缶」など「缶詰」加工される事も多いです。
【サワラ】
・サバ科
・サワラ属
・サゴシ⇒ナギ⇒サワラ(出世魚)
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(やや細長い体型をしている「サワラ」)
焼き魚や西京味噌に付けた「西京焼き」が有名です。
身が柔らかく煮物には不向きとされます。
岡山県などでは鮮度の良い状態で「刺し身」も食されます。
成長により名前を変える「出世魚」でもあります。
【カツオ】
・サバ科
・カツオ属
・マガツオ、ソウダガツオ、マナガツオなど
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(お腹の線が特徴的な「カツオ」)
「刺し身」や「たたき」で食卓に欠かせない魚のひとつです。
また「ソウダガツオ」で作る「宗田節」は、
鰹節の中でも高級品とされています。
「ツナ缶」の原材料としても多く加工されています。
【マグロ】
・サバ科
・マグロ属
・クロマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロなど
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(高値で取引される立派な「マグロ」)
日本人が最も好きな魚と言っても過言ではありません。
「刺し身」や「寿司」として常にトップクラスの人気です。
火を通すと固めの食感になるので、
生食されることが多いです。
比較的安価な「キハダマグロ」や「メバチマグロ」は、
「缶詰」の他にペットフードなどの加工にも多く用いられます。
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(「マグロ」の「刺し身」)
どの魚も食卓に登ることが多く、
また加工品も生活に欠かせないものであります。
大きさこそ違えど、
並べてみれば同じ「サバ科」の魚であるのもわかる見た目です。
「サバ科」の特徴
「サバ科」の魚たちは、
ほとんどが暖海を回遊する「回遊魚」です。
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(「回遊魚」のイメージ)
高い遊泳能力を持ち、
卵から孵化してから死ぬまで泳ぎ続けます。
「マグロは泳がないと酸欠で死ぬ」
という事を聞いたことが無いでしょうか?
実際泳ぎながら呼吸をしているので、
泳げない状態が長く続くと酸欠で死んでしまうそうです。
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(魚を頂けるのも「漁業」のおかげです)
それぞれの魚が沿岸各地で食用として漁獲されています。
日本では、
・サバ
・カツオ
・マグロ
が食文化の根幹を成すほど重要な食用魚となっています。
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(「和食」に用いる「ダシ」も)
同じ「サバ科」と言っても、
・サバ ⇒ 数十センチ
・クロマグロ ⇒ およそ3メートル
と成魚の大きさは大きく異なります。
不人気であった「マグロ」
今でこそ大人気であり、
年末年始などには飛ぶように売れる「マグロ」
ところが「冷凍技術」が発達するまでは不人気でありました。
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(冷凍技術の発達のおかげで美味しく頂ける)
「回遊魚」である「マグロ」は鮮度を保つために、
いわゆる「生け簀」で泳がせないとなりません。
ところが「マグロ」のサイズでは不可能。
かと言って「マグロ」は乾燥…つまり「干物」にしても美味しくない。
「鰹節」に加工できる「カツオ」に比べて最下層の魚…下魚とされていました。
そんな「マグロ」が美味しく頂ける様になったのは、
お醤油に漬ける「漬けマグロ」の登場です。
江戸時代も中期の頃だったと言われています。
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(「マグロ漬け丼」のイメージ)
それも「赤身」の話であり、
腐敗しやすい「トロ」は廃棄されていたのです。
技術の発展は「食文化」そのものを変えたわけです。
ようやく「養殖」も可能に
水産資源にも限りがあります。
漁獲量が増えれば安く手に入りますが、
行く先を考えた場合「乱獲」するべきではありません。
「マグロ」に関しては2050年には食卓から消えるとまで言われています。
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(限りある資源を大切にしたいものです)
「回遊魚」であり非常に養殖が難しいとされる「マグロ」
近年ではようやく「養殖」に成功し、
飲食店などで販売されるようになりました。
画像は「近畿大学農学部」様のものです
(画像クリックで遷移します)
「マグロの養殖」については画像クリックで遷移します。
興味のある方は御覧下さい。
本日は私達日本人の「食文化」を支える「サバ科」の魚たちについてのお話でした。
技術の発展で美味しく頂けるようになった魚を、
守らなければ食べ尽くしてしまう。
これはもちろん「サバ科」の魚たちだけの話では無いのです。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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