そもそも「春」の言葉ではない「小春日和」
こんにちは( ´_ゝ`)
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
日本語は難しいと言われています。
私達日本人でも使いこなせていないのが現状です。
日常生活でも誤用が非常に多い言葉です。
テレビなどでも誤用が目立ちます。
本日は「小春日和」についてお届けします。

画像はいつかの冬の晴れ間
(こんな日は気温も高くなる)
日常の会話で誤用される事が多い
「春先の暖かい日」
「桜も咲きそうな気温」
といった意味合いで誤用される事が多い言葉です。
テレビなどでも多用されます。

画像はイメージ フリー画像です
(桜の蕾のイメージ)
【間違った使い方】
「今日は小春日和だから…桜も咲きそうだね」
日常会話でよく使いませんか?
実はこれは間違った使い方なのです。

画像はイメージ いつかの桜
(そもそも春先に使う言葉ではない)
この例では、
春先の暖かい日に、
「こんなに暖かいなら桜も咲きそうだ」
という気持ちで「小春日和」を用いています。
まず春先に使っている事自体が間違いです。
言葉としては初冬に用いる言葉です。

画像はイメージ フリー画像です
(よく見られる風景です)
最近ではテレビにて、
お天気キャスターが春に使ってしまっていることもあり、
勘違いをされる方が多いようです。
その事に対して、いちいち抗議なども無く自然な流れなのでしょう。
「小春日和」の正しい使い方と例文
【「小春日和」の正しい意味】
「小春日和」は、
初冬のころの穏やかで暖かな天気の日
を指す言葉です。
初冬とは大体ですが11月上旬から12月にかけての、
いよいよ寒くなる冬の始まりの頃です。
そもそも春に使う言葉ではないのです。

画像はイメージ いつかの秋の空
(暖かく冬の訪れを感じさせない気候)
正しくは晩秋から初冬の頃の穏やかで暖かな天候のことです。
「春」という言葉が使われていますが、春の天候ではありません。

画像はイメージ フリー画像です
(「秋桜」の歌詞の一節にも登場する)
1977年のヒット曲「秋桜」
作詞作曲 さだまさし
歌手 山口百恵
の一節に…
「こんな小春日和の穏やかな日は…」
とあるように晩秋から初冬を表現している言葉です。
「秋桜」
が咲いているのですから間違いなく春ではありません。
【正しい使い方の例】
「冬はもうすぐだけど、今日は小春日和でそれを感じさせないね」
「秋桜も揺れる小春日和の一日」

画像はイメージ いつかのコスモス
(穏やかに揺れるコスモスの花)
陰暦の10月頃を「小春」と呼び。
それが今日の「小春日和」となったとされます。
現代の暦ではおおよそ、
11月から12月上旬にあたる時期になります。
正しい使い方は年齢層により異なる
文化庁の広報誌「ぶんかる」にて、
ちょっとしたデータを発見しましたのでご紹介します。

画像はイメージ フリー画像です
(年齢層により大きく異なる認知率)
※正しく小春日和を使える方の年齢層
10代 ⇒ 27.1%
20代 ⇒ 37.3%
30代 ⇒ 48.6%
40代 ⇒ 50%
50代 ⇒ 60.2%
60代 ⇒ 58.4%
(引用 文化庁「ぶんかる」より)

画像はイメージ フリー画像です
(正しく覚えておきましょう)
10代、20代が圧倒的に間違った使い方をしていることがわかります。
後は「どんぐりの背比べ」といったところです。
「ぶんかる」を詳しくご覧になりたい方はこちら

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(地球規模で気候は変動している)
しかしながら地球環境もどんどん変動しています。
本来「小春日和」であった気候も、
「まだ暑い」日があるのも事実です。
言葉自体が「意味を失う」可能性もまたあるのです。
また機会があれば日本語について学んでいきたいと思います。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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