実に70%以上の方が間違っている言葉
こんにちは(; ̄Д ̄)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。
日本語は難しいと言われています。
私達日本人でも使いこなせていないのが現状です。
日常生活でも誤用が非常に多い言葉です。
間違っていることも認識していない言葉なのです。
本日は「姑息」についてお届けします。
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(これは「姑息」ではなく「袖の下」)
日常会話でほぼ誤用されている言葉
「卑怯な手段」
「やむを得ない状況を作って」
といった意味合いで誤用される事が多い言葉です。
むしろこちらの意味で使う方が多いのが現状かと…
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(「悪い噂」を流す人物のイメージ)
【間違った使い方】
「◯◯さん…だいぶ姑息な手段で出世したらしい」
日常会話で聞いたことがないでしょうか?
実はこれは間違った使い方なのです。
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(出世には努力が必要です)
この例では、
「卑怯な手段を用いる」
「なにか弱みを握って」
という気持ちで「姑息」を用いています。
「姑息」には、
・卑怯な手段
・人の弱みにつけ込む
・やむを得ぬ状況を作って何かを進める
といったような「卑怯・卑劣」という意味はありません。
「姑息」の正しい使い方と例文
【「姑息」の正しい意味】
「姑息」
間に合わせ。一時しのぎの事。
という意味になります。
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(崩れないように「一時しのぎ」に)
言葉の意味をはっきり理解した人から見れば、
「その場しのぎの仕事では出世できないけどなぁ」
と思われるかもしれません。
この言葉を理解するには、
それぞれの漢字を分解して考える必要があります。
「姑」 ⇒ ひとまず、しばらく
「息」 ⇒ 呼吸を表す、一息つく
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(しばらくの間考えを巡らせましょう)
「姑息」を直訳すると「ひとまず休息する」となります。
とはいえ事態は急を要する場合、
何らかの手段を講じないとなりません。
そこから「一時しのぐ」という意味の「姑息」が産まれました。
【正しい使い方の例】
「今週は繁忙期です…多少姑息でも乗り切りましょう」
「所詮は姑息…しっかり対策を考えましょう」
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(まずは「その場をしのいで」から…です)
あくまで「一時しのぎ」であるので、
それを続けることは良くありません。
その後何らかの対策をなさねばならないわけです。
・所詮は一時しのぎ
・一時しのぎとは言え乗り切った
ネガティブとポジティブな意味で使い分ける事も可能です。
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(前後関係から双方の使い方もできる)
「無理につかう」必要はない…かも
少なくとも「姑息な人」と言えば、
結構な悪口になります。
正しい意味を知っていても「一時しのぎが得意な人」
やはり悪口になります。
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(噂話には「尾ヒレ」がつくものです)
トラブルの元となり得る言葉です。
あえて選択する必要もないと思います。
文化庁の調査でも70%が間違っている
データは古いですが、
文化庁の平成22年度の調査によると、
70%の方が「卑怯な」という意味で認知している言葉だそうです。
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(餌でつるとは…つい「姑息な」と言いたくなります)
※ペットに専用フード以外を与えないように
つまりは、
「一時しのぎばかりで問題と向き合わない」
⇩
「卑怯な奴だ」
という流れはごく自然であり、抵抗が無いからです。
詳しく知りたい方はこちら
(文部科学省 「言葉、この意味な~に?」)
近年では、
「結局その場しのぎ」であることから、
・卑怯な様
・正々堂々と取り組まない様
という意味も追加されつつある言葉です。
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(出来れば高め合いたい人間関係)
人のことを「姑息」と言ったり、
そのように思ったりすることよりも、
認めて高め合いたい…と思うのは理想論かも知れません。
また機会があれば日本語について学んでいきたいと思います。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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