五穀豊穣の願い : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:五穀豊穣の願い



「祝日」か「祭日」か?



こんにちは(。・ω・)ノ゙
四つ葉のくまさんことよつくまです🌾
本日もよろしくお願いいたします。


・今月は「祝日」があって連休
・今日は「祭日」なのに出勤…
・来月の「祝日」はいつだっけ?


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画像はイメージ フリー画像です
(気になる「祝日」の存在)



何気のないこの会話ですが、

「祝日」「祭日」が混ざっています。

両者に違いはあるのでしょうか?



どちらもカレンダーは「赤」で休日のような気がします。


本日は意外と知らない「祝日と祭日」のお話です。


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(晴れたらなお嬉しいものです)



実は日本には「祝日」しかない!


「〇〇の日」
「〇〇記念日」
「〇〇の節句」

etc…


日本には色々な「祝日」があります。


shukuzitu

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(最近では月曜日に移動することもある)



この中で「祭日」と呼ぶ日は…実はありません


どの日は「祝日」
どの日は「祭日」


という話ではなく、

「日本には祝日しか存在しない」

が正解です。



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(意外に知らない…ちょっとした「驚き」です)



お祭りをする日だから「祭日」
祝い事をする日だから「祝日」

という事ではありません。


では「祭日」というのはどういった日なのでしょうか?


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(「祭日」と関係が深い「稲穂」)



「祭日」の本来の意味


先に「祭日」という日について説明をしなければなりません。


本来は「祭日」というのは宮中行事を行う日でした。


特にその中でも大事なのが、

11月23日の「新嘗祭」…つまり今の「勤労感謝の日」です。


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画像はイメージ フリー画像です
(農耕民族である日本にとって何よりも大事)



いわゆる「収穫祭」の一つです。


この年の恵みに感謝をささげる行事が行われ、
宮中行事の中でも大切な祈りをささげる日です。


つまり祭事」が行われる日だったわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(日本には様々な「祭事」が存在します)



「新嘗祭」は戦前から「祭日」と定めらていた日でした。


戦後に法改正が行われ、

「祝日」という表記に変更がなされました。

その際に「新嘗祭」は「勤労感謝の日」として残ったのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(人の数だけ様々な仕事がある)



同じように「祭日」を起源とする「祝日」が存在します。

・元日
・春分の日
・秋分の日


などがそれに当たります。


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(「元日」も「祝日」の一つです)



現在は「国民の祝日に関する法律」にて、


後から加えられた、

・山の日
・体育の日

などの「祝日」があります。



「祭日」は名残りで使われている


もともと農耕民族であった日本人にとって、

「稲」など実りの収穫は特別なものであったと推察出来ます。


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画像はイメージ フリー画像です
(現在における「五穀米」のイメージ)



それほど「新嘗祭」は大事な「祭事」です。

これは現在でも変わっておりません。


その年に穫れた「五穀」(稲・麦・あわ・豆・きび(またはひえ)を
宮中の神殿に供え、収穫を感謝し翌年の豊作を祈ります。


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(「新嘗祭」では野菜で船を作ります)



今でも今年収穫した野菜で船のように飾りつけをして、
今年の実りに感謝をあらわします。


そういった日本人の文化の名残りから「祭日」という言葉は残っています。


勤労 ⇒ 農耕


であった時代の名残りでもあるわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(農耕民族のイメージ)



「新嘗祭」 ⇒ 「勤労感謝の日」


として今日に至った経緯は大変意味のあることであるのです。



ちなみに「勤労感謝の日」に特別な「行事食」はありません。


しかしながら今年の収穫に感謝を込めて、

「赤飯」

などを炊く家庭もあるようです。


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画像はイメージ フリー画像です
(感謝の気持ちを込めて頂きましょう)



日頃何気なく使っている言葉の中にも、

深掘りすれば意味があることを考えさせられる…そんなエピソードです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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「五穀豊穣」の願いを込めて



こんにちはヽ(^o^)丿
四つ葉のくまさんことよつくまです🌾
本日もよろしくお願いいたします。


日本の大切な「食文化」の一つ。
お正月に関する疑問を解決しましょう。


「田作り」は小魚を炒ったものです。
それが何故「田作り」なのでしょうか?


本日は小魚なのに「田作り」…その由来のお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(小さな小魚の甘辛炒りです)



「田作り」とは?


「田作り」は小魚の炒りものです。

「ゴマメ」と呼ばれる、
小さな「カタクチイワシ」を干したものを炒って作ります。


gomame

画像はイメージ フリー画像です
(「ゴマメ」の調理前の状態)



こちらを鍋で炒り、

・醤油
・みりん
・砂糖

で味付けした物が「田作り」になります。


しかし小魚がなぜ「田作り」なのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(「カタクチイワシ」の一例)



海産物である「カタクチイワシ」と「田んぼ」

一見すると関係がなさそうに見えます。



「祝肴三種」の一つ


「田作り」は「おせち」の一つとして、

古くから大切にされてきました。


お正月の「祝肴三種」をご存知でしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(大切にされてきた「祝肴三種」)



・田作り
・黒豆
・数の子

これらを「祝肴三種」といいます。

※地方により異なる場合があります


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画像はイメージ フリー画像です
(魚介類である「田作り」)



「おせち」の中でも特に大切にされてきた品でもあります。


「田作り」はそれほど大事にされてきたわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(元々農耕民族である日本人)



そこには稲作を中心とした、
農耕民族であった日本人の生活が関係しています。



特別な「田」を作る肥料


「田作り」の原料である「ゴマメ」

こちらはもちろん魚ですので高価です。

この「ゴマメ」を水田などの田を作る時の肥料にしたというのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(よく実った水田の風景)



「ゴマメ」を肥料としてまくことが出来る。


これはたいそう羽振りの良い農家しか出来ません。


そしてこの「ゴマメ」で作った「田」は、
他の「田」より遥かに優れていたと言われています。


良質の「田」を作るから「田作り」

というわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ゴマメ」は豊作を約束してくれた)



人が食事で摂る事が出来るものです。

もちろん肥料の中では最も高価であったと想像出来ます。



「五穀豊穣」の願いと共に…


日本人はもともと稲作文化の農耕民族。

「五穀豊穣」
「豊年豊作」

と言った考えは極めて大切であったと言えます。


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画像はイメージ フリー画像です
(七福神の一人「恵比寿様」)



「田作り」が大切にされてきたり、
「神様への奉納品」とされているのは、

この農耕文化が全てであったことに相違ありません。



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画像はイメージ フリー画像です
(給金も石高(米の取れ高)で決まっていた時代)



全ての単位はお米で量られていた時代です。

「◯◯何万石」

という石高の表現もお米の収穫と密接に関係しています。



ゴマメは「五万米」


「田作り」の原料は「カタクチイワシ」です。


通称「ゴマメ」は当て字として、

「五万米」

を当てることがあったそうです。




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画像はイメージ フリー画像です
(日本の祭りは「豊饒祭」が多い)




もちろんお米の収穫の量のことを指しています。

このように「田作り」には日本の農耕文化の願いが込められています。


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画像はイメージ フリー画像です
(今年の「豊作」を祈願して)



現代はお米を作る人は少なくなりました。

しかし食文化としての「田作り」は大切にしたいものです。



ありがたく頂きましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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