小さな身体で獲物を捕らえる
こんにちは(゚д゚)!
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願い致します。
とても身近な存在であるのに、
余り生態を知らない野鳥も多いです。

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(いくつわかりますか?)
野鳥とは?
野鳥(やちょう)とは、家禽やペットなどの人に飼われるものを除いた鳥の総称。
(ウィキペディアより)
身近な野鳥について詳しくなりましょう。
意外と近くに住んでいるのです。
その鳴き声や生態などを書いていこうと思います。
本日の野鳥は「モズ」です。

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(これでも「肉食」なのです)
最も小さな「猛禽類」
「モズ」は「スズメ」ほどの大きさです。
少しオレンジ色の身体に、
長めの尾が特徴です。
目の辺りに黒いラインが入っています。
体長は19~20センチ前後です。

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(特徴的な鈎状のくちばし)
見た目は愛らしいですが、
立派な「猛禽類」であり「動物食」…つまり「肉食」です。

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(くちばしは鋭く曲がっている)
スズメ目 モズ科
なのでサイズは小さいですが、
「小さな猛禽」
と呼ばれることもあります。

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(「猛禽類」である「タカ」)
「猛禽類」といえば「タカ」「フクロウ」など、
やや大型の鳥類のイメージです。
「モズ」のくちばしは「猛禽類」のように鋭く、
狩りをして獲物を捉えます。
・昆虫
・甲殻類
・両生類
・小型爬虫類
・小型哺乳類
・小型鳥類
などを獲物としています。

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(「トカゲ」などを捕らえます)
「モズ」を「猛禽類」に分類するかは意見が分かれるところです。
「猛禽類」は、
・ワシ
・タカ
・フクロウ
を差し、「モズ」は含めないという意見もあります。

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(森の「猛禽類」である「フクロウ」)
「猛禽類」という言葉は、
分類学的な区分ではなく、鋭い爪とくちばしを持ち他の動物を捕食する習性のある鳥類の「総称」です。
ここでは「小さな猛禽類」として話を進めます。
「モズ」は「百舌鳥」
「モズ」がよくさえずるのは秋の頃です。
「キチキチ」
「キィーキィー」
などと鳴きます。

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(森などの他…住宅街でも聞くことがあります)
「モズ」を漢字で書くと「百舌」または「百舌鳥」です。
これはどういう意味かと言うと、
他の野鳥の鳴き声をよく真似することから来ています。
「ヒバリ」
「ウグイス」
といった野鳥によく似た鳴き声を出します。

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(画像は「ウグイス」春によく鳴きます)
「鳴き真似」のレパートリーが非常に多いことから、
「百舌鳥」
の漢字が当てられました。
この「鳴き真似」はメスへの求愛です。
「鳴き真似」にひかれて近寄ってきたメスに、
目の周りの黒い部分を頭を振って見せアピールします。

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(頭を振って目の周りの黒い部分を見せます)
モテる「モズ」は、
・「鳴き真似」が上手
・目の周りの黒がきれい
ということになります。
残酷にも思える「はやにえ」
【モズの生態】
「モズ」の生態で欠かせない事があります。
それが「モズのはやにえ(早贄)」です。

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(写真では昆虫を木の枝に刺しています)
「はやにえ」とは、
捕らえた獲物を木の枝、
都市部では有刺鉄線などの尖った部分に刺す習性です。
・昆虫(バッタなど)
・蛙やトカゲ
・小魚
・時には小動物
「はやにえ」を行う理由ははっきりしていませんでした。

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(知らないで見かけたら驚きます)
・餌の少ない冬季の保存食
・脚の力が弱めの「モズ」が獲物を固定する為
・本能的なもの
など様々な説がありました。
近年では「はやにえ」は、
「モズ」の求愛活動のための「栄養源」という説が有力です。
「はやにえ」をたくさん食べた「モズ」は、
さえずりの質が良くなりメスを獲得しやすくなるのだそうです。

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(選ばれるにはよいさえずりが必要)
野鳥の世界も楽ではないようです。
不吉な鳥…「凶鳥」と言われ
江戸時代などでは、
「モズ」は「凶鳥」とされていました。
つまり「不幸を呼ぶ鳥」です。

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(実際はそのようなことはありません)
「モズ」が鳴く夜は死人が出るとまで言われておりました。
その影響かドラマなどでも、
不穏な場面を「モズ」の「高鳴き」で表現することがあります。
やや残酷に見える「はやにえ」の習性から、
ヨーロッパなどでも「モズ」のことを不吉としている事があります。
イギリス ⇒ 屠殺鳥
ドイツ ⇒ 絞め殺す天使
という別名があるほどです。

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(「はやにえ」の習性が残酷に見えた…)
もちろん実際にそのようなことはありません。
「モズ」が人を襲うということもないです。
人から見たイメージが膨らんだのでしょう。
実際の「モズ」は非常に愛らしい見た目をしています。
秋の風物詩にもなっている「高鳴き」
「モズ」の「高鳴き」と呼ばれる秋のさえずりは、
秋の風物詩となっています。

画像は「サントリー日本の鳥百科」様のものです
(画像クリックで遷移します)
画像クリックで、
「サントリー日本の鳥百科」
へ遷移します。
興味がある方は聞いて見て下さい。

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(「小さい秋」のイメージ)
童謡の「小さい秋みつけた」に、
「よんでる口笛 もずの声」
という一文があります。
そこには「凶鳥」としての「モズ」よりも、
秋の里山を感じる秋の風物詩としての「モズ」を感じます。
「小さい秋」
を五感で感じるのもよいかもしれません。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
『参考文献』
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」改訂版
見る読むわかる野鳥図鑑
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