「薬膳料理」として「皇帝」や「皇后」が食べていた
こんにちは(´・∀・`)
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
今では非常にポピュラーなデザートの一つ。
中華のデザートといえば「杏仁豆腐」です。

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(脂っこいお料理の締めにふさわしい)
中華のコースなどを頂くと、
最後に出てくる事が多いです。
甘いですが、さっぱり感もあるデザートと言えるでしょう。
本日はそんな「杏仁豆腐」についてのお話です。

画像はいつかのフルーツ杏仁豆腐
(「フルーツ専門店」などにも見かけます)
発祥は「薬」からと言われる
「杏仁豆腐」は中国発のデザートとして、
一般的になっています。
しかし元々の発祥は「薬」であったことはあまり知られていません。

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(今ではデザートとして定番です)
「薬膳料理」の一つとされている事もあるそうです。
「杏仁豆腐」の「杏仁」とは、
「杏」(あんず」の種の中にある「仁」を原材料にしています。

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(「杏」の種の中にある部分です)
元々の「仁」は、
「喘息」などに効果がある「薬」であったのです。
「仁」を粉末状にしたものは大変な苦味がありました。
苦味を抑える為に、
甘さをプラスして服用したのが始まりとされています。

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(「良薬は口に苦し」といいます)
「杏仁」(きょうにん)にも二種類あり
主に薬用の「苦杏仁」(くきょうにん)
主に食用の「甜杏仁」(てんきょうにん)
の二種類があるのだそうです。

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(とても苦味の強い「苦杏仁」)
生薬として薬効のあるのは苦みが強い「苦杏仁」です。
現在の「杏仁豆腐」に使われるのは後者の「甜杏仁」になります。
こちらをすりつぶし粉末状にしたものを、
寒天などで固めます。
シロップに浮かべて、
フルーツなどと一緒に頂くのが私達の知っている「杏仁豆腐」です。

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(「中国薬膳料理」のイメージ)
歴史は古く「清」の時代の「宮廷料理」に、
「薬膳料理」として登場していた記録があるそうです。
つまり「皇帝」や「皇后」が食べていたということです。

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(高貴な身分の方しか食べられなかったのでしょう)
薬用の「苦杏仁」はそれは苦かったそうで、
「肺と腸を潤す」
…とはいえ苦すぎる。

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(余りに苦いと飲みたくありません)
そんな事情から牛乳や甘みを加えて食べやすくした。
これが「杏仁豆腐」の始まりと言われています。
※諸説あります
「甜杏仁」はイタリアのお酒にも
意外なところで、
「甜杏仁」はイタリアのお酒にも使用されているのをご存知ですか?

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(ボトルの形にも特徴のあるお酒です)
イタリアのリキュールで「アマレット」と言います。
通常に飲む他、
お菓子作りなどの風味付けにも用いられます。
甘くアーモンドの香りがするちょっとリッチな焼き菓子にピッタリです。
「アマレット」を「ジンジャーエール」で割った、
「アマレットジンジャー」
は非常に美味しいので、
一度試してみるのも良いかもしれません。

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(「アマレットジンジャー」は非常に飲みやすい)
「宮廷料理」も手軽に頂ける現代
今では中華料理店だけでなく、
コンビニエンスやスーパーなどでも簡単に入手出来ます。
苦いイメージよりは甘いスイーツのイメージです。

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(コンビニ各社とも「杏仁豆腐」は置いています)
最近ではバリエーションも豊富で、
フルーツパーラーなどではカラフルでおしゃれな杏仁豆腐もあります。
少し昔はシロップに入ったひし形のものが主流でした。

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(少し懐かしいレトロな「杏仁豆腐」)
現在の主流はとろけるような食感のクリーミーなものでしょうか。
今度「杏仁豆腐」を頂く際は「薬」だった事など、
思いだして頂ければと思います。
また違った味わいに感じるかもしれません。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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