正しく知ろう「熱中症」の仕組み



こんにちは('д` ;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


年々「熱中症」に対する注意喚起が増えています。


今は地球環境の大幅な変動により、

「根性論」
「我慢が美徳」

では済まされない状況になっています。


本日は、
「熱中症とは何か?熱中症の仕組み」のお話です。


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画像はイメージ いつかのハロ
(容赦のない日差し)



「熱中症」とは何か?


大体はどういった症状が「熱中症」であるかはわかります。
ただ説明をするとなると別です。

最近では春の花粉症や黄砂などと同様に、
「健康被害」としての位置づけになっています。

まずは正しい出処の情報を記載します。


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画像はイメージ フリー画像です
(直射日光のイメージ)



【厚生労働省HPより引用】


熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。


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画像はイメージ フリー画像です
(年齢性別を問わず注意が必要)



つまりは、

・強い日差しにさらされている
・屋外で運動をしている

だけが「熱中症」になる要因ではないのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(運転中に「熱中症」になったら危険です)


上述の引用文にもあるように、

「室内で何もしていないときでも発症し…」

とあります。


「死亡のリスク」もある危険な症状ということです。


夏の気温が35℃を超えることも普通になっている日本。

もはや「誰にでも起こりうる事」という認識で良いかと思います。



「熱中症」が起こる仕組み


まずは「熱中症」が起こる仕組みを知りましょう。

人間は体温の調整をするために汗をかきます。

「暑いから汗をかく」

ごく自然なことですが、
これを自然に(無意識に)行っているわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(スポーツの汗は気持ちのいいものですが…)



【熱中症発生の仕組み】


・人間の身体は熱を放出し体温を保っている(発汗・放熱)
・運動、日差し、環境、持病、加齢などの要因で体温が上昇する
・「発汗作用」で体温が下がらずに身体に熱がこもる状態が続く
・放熱の際に血液からも汗が作られるために「電解質」が不足する
(主にナトリウム)
・身体の水分量や塩分濃度の「バランス調整機能」が上手くいかなくなる
・様々な「熱中症」の症状が現れる


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画像はイメージ フリー画像です
(室内も油断禁物)


温度や日差しはもちろん、
「風の有無」や体格、年齢などにも大きく作用されます。

一般的には子供や高齢者が多いですが、
体調が悪かったりすれば誰にでも起こりうるものです。



【熱中症発生のキーワード】


・「発汗作用」    ⇒ 汗で体温を調整する
・「電解質不足」   ⇒ 汗で失った分が足りなくなる
・「バランス調整不全」⇒ 自律神経にも左右される

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画像はイメージ フリー画像です
(自律神経は自然と身体を調節してくれている)



つまりは失った水分やミネラルを補充したとしても、
他の要因でバランスが取れないと「熱中症」になる可能性があります。 

・睡眠不足
・疲労
・ストレス
・体調不良

などが該当します。



どのような症状が現れるか?


「熱中症」になると様々な症状が現れます。

代表的な症状は以下の通りです。



【熱失神】


血流のバランスが崩れ脳に血液が足りない場合。
めまいや立ちくらみ、
意識を失うなどの症状。


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(熱中症を疑うべき症状のひとつ)




【熱疲労】


水分が不足して脱水状態になる。

・頭痛
・嘔吐
・倦怠感

などが起こる。


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画像はイメージ フリー画像です
(喉が乾いた時には既に遅いと言われる)



【熱けいれん】


塩分を補給しない場合、塩分不足が起こる。

塩分には筋肉の収縮を調整する機能があるため、
筋肉の痙攣(けいれん)が起こる。



【熱射病】


体内バランスが崩れ、水分、塩分、血流のコントロールが不可となる。

体温調整そのものが出来なくなり、脳に障害が発生。
意識を失う。


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画像はイメージ フリー画像です
(救急搬送も増加しています)


意識を失うような状態までなってしまった場合、
直ちに「医療機関の受診」が必要です。

後に後遺症となる場合もあります。
甘く見ないようにしましょう。



勘違いしがちな「間違い」


水分を補給しているから大丈夫


これが間違いであることは認識されてきています。


「水分」+「塩分」


がもはや常識です。


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(水だけでは足りない)


その他にも、
「◯◯だけ、◯◯だから大丈夫」という勘違いは根強いです。


・夏だけ
・屋外だけ
・高齢者や子供だけ
・気温が低めだから大丈夫
・曇だから大丈夫
・私は暑くないから大丈夫

etc…


昨今では真夏以外でも「熱中症」は発生しています。


・火を使用する調理中の台所
・体調が悪いのにサウナに行く
・就寝中に空調を切る(切れた)
・節電のために空調を我慢する

などでしょうか。


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画像はイメージ フリー画像です
(小さな子どもから目を離さないように…)


たとえ親が大丈夫でも、
連れの子供は地面の照り返しをまともに受けるため、
体感温度が40℃近い場合もあります。


曇りでも湿度が高ければ同じくらい危険です。

もともと熱があるのに、
サウナや入浴で汗を出せば回復するという誤った認識もあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「整う」どころではない)



子供が寝ているからと、
10分だけ車に置いてエンジンを切り買い物に行くなど。

非常に痛ましい事故も後を絶ちません。


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画像はイメージ フリー画像です
(車内は40℃を軽く超えることも)



新しい「熱中症」や「節電」で起こりうる事態


現在は「マスク着用は任意」となっています。

コロナ禍において、
「マスク熱中症」という言葉が産まれました。

熱がこもり放熱されないためリスクは上昇します。
(あくまで「熱中症」のリスクです)


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画像はイメージ フリー画像です
(適切に用いたいもの)


電力逼迫による「節電」についても「熱中症」の新たな引き金になりかねないと、
警鐘を鳴らしている医師もおります。

「あくまで無理のない範囲」

というのが基本になりそうです。


電力の大幅値上げが、
新たな「熱中症」を生む引き金になりかねないのは確かです。


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画像はイメージ フリー画像です
(家計を圧迫する電気料金の値上げ)


もし「熱中症」で重症化してしまえば、
命に関わるだけでなく、入院費用も高額になります。

適切に空調を用いることも考えて下さい。



実は非常に弱っている私達の身体


コロナ禍から続く運動不足による変化。

これが実は「熱中症」と大きく関わっています。

・筋肉量の減少
・肥満
・活動量の減少

知らずの内に「熱中症」になりやすい身体になっていると言えるのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(身体なまっていませんか?)


筋肉が多ければ多いほど水分をためておく事が出来ます。
つまり補給が間に合うというわけです。

高齢者は数週間動かなければあっという間に筋力が低下します。


汗を適宜かく軽い運動は暑さになれる意味で有効です。


日頃から軽い運動を心がける事が、
「熱中症」の予防になることを心がけておきましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2023.7 加筆修正)




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