シソ科の「ホトケノザ」は食べられない
こんにちは(゚∇゚ ;)
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
「春の七草」と呼ばれる植物があります。
季節を感じさせる響きとともに、
様々な効能を持っている「薬草」でもあります。
本日は「ホトケノザ」についてのお話です。
どのような「言われ」や「効能」があるのでしょうか?

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(食用に適しているのはキク科の「コオニタビラコ」)
「ホトケノザ」の基本情報
分類 キク科ヤブタビラコ族
名称 ホトケノザ(仏の座)
別名 コオニタビラコ(小鬼田平子)

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(「コオニタビラコ」小さな黄色い花が咲きます)
「春の七草」の一つ
湿地を好み田のあぜ道などに多い。
実は「春の七草」に数えられる「ホトケノザ」は、
キク科の「コオニタビラコ」のことを指しています。

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(食用に適すのはキク科の野草)
「ホトケノザ」という名前の野草は、
シソ科に存在します。
こちらは食用に適さないのだそうです。

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(こちらはシソ科…紫の花が咲きます)
とても紛らわしいため、ここでは、
「ホトケノザ」⇒「コオニタビラコ」として記述を続けます。
花が咲く前のその茎や葉を食用とします。
※野草は知識のある方と…誤食に注意しましょう!
「春の七草」における「言われ」
【「ホトケノザ」が選ばれた理由】
「仏の座に似ている葉」
葉の姿形が、
仏様が座っている「座」によく似ているということから、
「縁起物」とされました。

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(「仏体」そのものを表す「ゴギョウ」)
「ゴギョウ」 ⇒ 仏様そのものを表す。
「ホトケノザ」⇒ 仏様のお座りになる椅子を表す。
ということで共に「縁起物」として「春の七草」に入ったわけです。

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(仏様が座る「円座」をイメージした)
「ホトケノザ」は地面を拡がるように葉を伸ばします。
その姿から御仏の姿形を想像したのかも知れません。

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(「コオニタビラコ」拡がるロゼット状の新芽)
「仏様の椅子」
その名称から「縁起物」である事が伝わってくる「春の七草」の一つです。
※諸説あります
「健胃作用」や「整腸作用」に優れる
【主な効用】
・健胃作用
・整腸作用
・咽頭痛の改善

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(ほろ苦さがあり胃腸を整える)
胃を強く保ち、整腸作用を持ちます。
お正月で酷使した胃腸を休めるには最適の効能を持ちます。
一部の民間療法では咽頭痛の改善に用いたり、
皮膚の疾患に用いたという記述もあるようですが、
定かではありません。
【主な栄養素】
・抗酸化物質

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(「生薬」又は冬季の「栄養源」に用いられたとされる)
「ホトケノザ」の栄養素としては、
実の所よくわかっていません。
ほろ苦さ持ち、特有のアクがあります。
「良薬は口に苦し」
の言葉のように胃腸によいものとされてきたようです。

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(「良薬は口に苦し」のイメージ)
一部「抗酸化物質」を検出したなどのデータもあるようですが、
専門的な話になるため、ここでは割愛致します。
強いアクを抜くには「天ぷら」がおすすめ
【主な調理方法】
・天ぷら
・お浸し
・炒めもの
etc…
アクが強めなのでしっかり茹でた後、流水にさらして使用します。
天ぷらなどの調理方法はアクも飛ぶので向いているそうです。
お醤油や山椒などで炒めものを作ると美味なのだとか。

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(画像は「豆苗」のかき揚げ)
しっかりとアクを抜けば、お浸しとして頂く事もできます。

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(アクをしっかり抜けば美味しく頂ける)
しっかりした下ごしらえが必要な為、
どちらかというと「山菜」に近いポジションと言えなくもありません。

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(下ごしらえに時間がかかる山菜たち)
七草セットに入っているのは「コオニタビラコ」
シソ科の「ホトケノザ」が七草パックに入っている事はありません。
強い毒性は持っていないものの、
とても食べられたものではないのだそうです。

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(「コオニタビラコ」拡がる葉)
両者は姿形も若干違います。

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(シソ科の「ホトケノザ」こちらは「円座」に近い形」
「なぜ混同されたのか?」
については、
「見た目の違いはあれど同じものを連想させた」
という事でしょうか?
推測の域を出ません。
厳しい冬を乗り切るために
何れにせよ食べ物が足りなく、
厳しかったであろう冬季。
これを乗り切るために「仏様」にすがった。
「仏様が座っているような形」
だと昔の方は想像をしたのでしょう。

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(七草粥のイメージ)
そんな事を考えて見るのもまた一興です。
なんとなく「七草粥」として頂いていましたが、
きちんと意味や効能がありました。
意外に知らない事が多い「春の七草」
またお届け致します。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)
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