「みりん」と「みりん風調味料」は別物 初心者必見!



こんにちは( -д-)ノ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


【「みりん風」って書いてあるけど「みりん」と同じ?】


実は料理における使用方法も若干違います。
レシピにより味わいが変わることもあります。


今さら聞けないそんな事を勉強していきましょう


第25回 
「みりん」と「みりん風調味料」の違いを知る です。

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(どちらも「照り」と「ツヤ」を出しますが…)



本日の超基本 火を通して…「本みりん」はアルコール


【両者の大きな違い】


「みりん(本みりん)」 ⇒ 以下「本みりん」と呼称
「みりん風調味料」

には決定的に違うことがあります。

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(和食には欠かせない調味料です)


一番の違いはアルコール度数です。

「本みりん」   ⇒ 14%程度のアルコールを含む
「みりん風調味料」⇒ 1%未満のものがほとんど

つまり「本みりん」は酒税の対象となり、
アルコールを扱うお店でしか販売が出来ないのです。
※アルコール度数が1%を超えるとアルコール扱いになります。

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(メジャーな「本みりん」の一例)


基本的に「本みりん」のほうが価格が高いです。
「本みりん」は途中まで日本酒と同じ工程を踏みます。

その為作成に時間がかかる分、ある程度は「やむを得ず」といった所です。
※短くても40日~1年かかります



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(「みりん風調味料」の一例)



一方の「みりん風調味料」は短期間で調合出来ます。

「水飴」や「ブドウ糖」などを用いて、
「本みりん」の味に近づける加工をした調味料です。

短期間で調合できる為に、価格は安く抑える事ができます。

「本みりん」が安いと思い買ってきたら、
「みりん風調味料」であったというのはよくある話です。


購入の際は「裏書き」を確認し、

名称 「本みりん」 

を確認しましょう。



使い分けよう「本みりん」と「みりん風調味料」


【用途の違い】


どちらも「照り」や「ツヤ」を与える為につかうのは同じです。

ただ「本みりん」はアルコールであるために、火を通してアルコールを飛ばす必要があります。
「みりん風調味料」はそのままでも使えるため、和え物やドレッシングなどの用途に適します。

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(お料理に「照り」と「ツヤ」を与えます)


使用するタイミングも違います。

煮物などをする場合、「本みりん」は先に使用します。
「みりん風調味料」は後から仕上げに使用します。

実は甘さが「本みりん」より強い「みりん風調味料」は、
煮込むことに向いていないのです。

さっと仕上げるお料理であれば、「みりん風調味料」はお安く、便利な調味料です。



あえて高い「本みりん」を使う理由


レシピで「みりん」と書いてあった場合は「本みりん」である事がほとんどです。
「照り」や「ツヤ」だけでない料理効果があるからなのです。

※あえて「みりん風調味料」と指定がある場合はそちらを使用します

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(煮崩れしやすい煮物には「本みりん」を使う)



【本みりんのお料理効果】


・まろやかで上品な甘みに仕上がる
・料理に照りとツヤを与えて美味しそうに仕上げる
・料理に深いコクと旨味が出る
食材の煮崩れを防ぐ
味の染み込みがよくなる
食材の臭みを消す 

etc…


後半の3つの効果。
こちらは「みりん風調味料」には無い効果です。

「本みりん」がアルコールであるために持つ効果である為です。


煮魚などをする場合には顕著に現れます。

「本みりん」が、

・煮崩れを防止
・味しみをよくする
・臭みを消す

事で美味しく仕上がるのです。

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(煮魚は「本みりん」の得意分野)



本日のお料理上手ポイント レシピの「みりん」は「本みりん」を指す


「本みりん」と「みりん風調味料」は全く別のものである。

レシピにただ「みりん」とあった場合は「本みりん」を指すことがほとんど。


「本みりん」を火を通さず使用した場合は、
アルコールであるということも覚えておきましょう。

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(「本みりん」の裏書きイメージ)


ちなみに…甘みを出すだけであればお砂糖で事が足りるはずです。
なぜ「本みりん」を用いるのでしょう?

「本みりん」にはもち米や米麹などからなる「旨味」の成分が含まれています。

砂糖の甘味はいわゆるストレートな甘みです。
「本みりん」の甘みは非常にまろやかな甘みになります。

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(和食には欠かせない煮物)


和食の基本でもある煮物に適しており、
煮崩れを防ぎ、味の染み込みをよくして、臭みも取る。

きちんと使用すればお料理のレベルが一つ上がる調味料なのです。



第25回はこの辺で(๑'ᴗ'๑)

また一緒に勉強していきましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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