ちょっと役に立つ話 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:ちょっと役に立つ話



なぜ「梅雨(ばいう)」と呼ぶのでしょう?



こんにちは(`・ω・´)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


日本の季節の一つである「梅雨」

(つゆ・ばいう)と読みます。


tuyu

画像はイメージ フリー画像です
(雨が多い「梅雨」の時期)



イメージはどのような感じでしょうか?

・雨降り
・じとじとする
・晴れがなく暗い

多くはネガティブなイメージです。



本日は少し「梅雨」の事を知っておきましょう。


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画像はイメージ フリー画像
(雨にカタツムリ…「梅雨」のイメージ)



なぜ「梅雨」というのか?


本日は「素朴な疑問」


「梅雨」とはそもそも何のこと?


についてお話をしたいと思います。


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画像はイメージ フリー画像です
(雨のしずくは美しいものですが…)



まずは最初の疑問点。


「梅雨」はなぜ、

「梅」「雨」と書くのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(改めて言われると…です)



最も有力とされる説は、

の実ががなる季節に降るだから梅雨

とされています。


※諸説あります


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画像はイメージ フリー画像です
(「梅の実」がなる時期です)



その為、この季節に入ることを「入梅」(にゅうばい)と言います。


天気予報でも、

「◯◯地方は梅雨入りしました」

などと報道されています。



「梅雨」の発生する仕組み


それではどうして「梅雨」が発生するのか…簡単に話をします。


この時期になると日本列島には…


北から冷たい空気を持った空気の塊(気団)

「オホーツク寒気団」

が下がってきます。


これは冷たく湿気を持った「寒気団」です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「温」と「冷」のぶつかり合い)



反対に南からは、

「小笠原気団」

が上がってきます。


これは高温で多湿の「気団」です。


kidan

画像は「ウェザーニュース」様のものです
(画像クリックで遷移 日本を取り巻く「気団」)



この2つの「気団」がぶつかるのが日本列島の6月~7月。

気圧の谷間ですので「梅雨前線」が発生しお天気が不安定になります。


dankitokanki

画像はイメージ フリー画像です
(「寒気」と「暖気」は「積乱雲」を発生させる)



「梅雨」とは?

雨が降りやすくなる「雨季」の一つであると言えます。


これが「梅雨」が発生するメカニズムになります。



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画像はイメージ フリー画像です
(単純に考えると「温冷のぶつかり合い」です)



一番簡単に言えば、

「冷たい空気と暖かい空気がぶつかると雨が降る」

でよろしいかと思います。



なぜ雨が長引くのか?


長引く雨は嫌なものです。

気分が落ち込んだりすることもあります。


寒気と暖気のぶつかりは実は「梅雨」以外でも普通に起こります。

局地的な大雨というのは最近では当たり前になりました。


災害を起こすような事もあります。


tuyu2

画像はイメージ フリー画像
(長引く雨は嫌なものです)



「梅雨」が長引く理由としては、

先述の寒気と暖気のぶつかり合いが停滞する事です。




【停滞とは?】


1か所にとどまって動かないこと。

(weblio辞書より)


juutai

画像はイメージ フリー画像です
(交通の「停滞」である「渋滞」)



もちろん他にも要素があります。


「東南アジアの気団」や「中国揚子江の気団」も影響しています。


日本列島周辺には多くの「気団」があり、

寒暖差のある「気団」のぶつかりで雨が降ります。



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画像はイメージ フリー画像です
(「梅雨」の頃は「気団」が多くぶつかっている)



それが繰り返し発生するために前線が停滞するのです。


複数の「気団」によるぶつかりが繰り返されることで、

「梅雨前線」

が長く停滞するというわけです。


baiuzensen


画像はイメージ フリー画像です
(「梅雨前線」が停滞する)



「気団」のぶつかり具合で変わる「梅雨」の空模様


「梅雨」は毎年が同じではありません。

(降雨量や雨の頻度など)


気団のぶつかり具合で「梅雨前線」が上下移動するため降雨量に差がでると言うわけです。



雨のあまり降らない梅雨を、

「空梅雨」(からつゆ)

といいます。


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画像はイメージ フリー画像です
(梅雨の晴れ間には虹が出ることも)



たまたま「梅雨前線」が下がってお天気が回復することを、

「梅雨の晴れ間」などと呼びます。


tuyuhare

画像はイメージ フリー画像です
(ありがたい「梅雨の晴れ間」)



もちろん「空梅雨」であれば良いことばかりではありません。


「梅雨」には適切に雨が降ることが必要なのです。




「梅雨」は「雨季」の一つ


「梅雨(つゆ・ばいう)」


「気団」のぶつかり合いで発生する雨雲がもたらす、

雨が多い「雨季」の一つ。


baiuzensen

画像はイメージ フリー画像です
(「気象予報士」による「梅雨前線」の解説)



日本列島に「梅雨前線」が停滞する6月~7月頃は、

「梅の実」がなる季節であることから「梅雨」と呼ぶ。


この季節は多くの「気団」(空気の塊)がぶつかり合う為に、

日本列島に雨を降らせる前線が停滞しやすい季節である。


DSC_0867

画像はいつかの雨の風景
(最近では大雨の傾向が強い)



これが「梅雨」発生の仕組みになります。


近年では「梅雨入り」頃と「梅雨明け」近くに大雨(災害級)が多いようです。

気象情報にも注意を払うようにしましょう。



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画像はイメージ フリー画像です
(スマホで簡単にチェックできる「気象情報」)



本日は「梅雨」の基礎知識のお話でした。


また次回「梅雨」の雑学をお届けする予定です。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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「紫陽花寺」はこうして生まれた



こんにちは(´・ω・`)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。


「梅雨」に咲く花の代表格である「アジサイ」


雨が似合う花でもあり格別な魅力があります。

お好きな方も多いのではないでしょうか?


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画像はいつかの「アジサイ」
(美しい水色の「アジサイ」)



全国には「アジサイ」を楽しめる神社仏閣が数多くあります。


その中には「紫陽花寺」などと呼ばれる寺院もあり、

「アジサイ」の名所として知られています。



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画像はイメージ フリー画像です
(観光で訪れる事も多い)



「紫陽花寺」の誕生…

それにはきちんと理由があります。


本日は「アジサイと紫陽花寺」についてのお話です。


azisaidera

画像はイメージ フリー画像です
(「アジサイ」で有名な寺社は多い)



医療技術と「梅雨」の関係


医療技術が進歩していなかった昔のこと…


「アジサイ」が咲く季節でもある、

「梅雨」は高温多湿な「雨季」です。


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画像はイメージ フリー画像です
(大雨が降ることも多い時期)



雨が降れば肌寒く、

合間の晴れ間には思いのほか高温になる寒暖差の大きい季節です。


これが繰り返されるため、

体調を崩したり、病気が蔓延しやすい時期だったのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(雨は恵みをもたらすが…)



また現代のように「空調設備」が整っているわけでもありません。


庶民は高い薬を買うこともできません。

医療を受けること叶わず、多くの方が命を落とす事が多かったそうです。


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画像はイメージ いつかの「アジサイ」
(その背景には多くの事情がある)




【当時の梅雨における問題点】


・衛生管理
・医療技術
・栄養不足
・多湿と寒暖差


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画像はイメージ フリー画像です
(体調不良から亡くなる方も多かった)



現代ですら体調を崩す方が多い季節です。


当時は厳しかったであろう状況は容易に想像出来ます。



「鎮魂」の意味を込めて


全国各地のお寺では「鎮魂」の思いを込めて、

この時期に花をつける「アジサイ」を植えたとされています。


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画像はイメージ いつかの「アジサイ」
(多くの「アジサイ」が植えられていった)



特に数年に一度やってくる「流行病」

当時は原因が解明すらされていなかった訳です。


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画像はイメージ フリー画像です
(「疫病退散」の御札として知られる「角大師」)



たくさんの方が亡くなられ各地の境内に「アジサイ」が植えられました。


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画像はイメージ いつかの「アジサイ」 
(美しくも少し切ない話です)



比較的手間がかからず、

毎年同じ時期にきちんと花を咲かせる美しい「アジサイ」


寺社を中心に植えられていったのは、

こうした背景があると言われています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「慈悲」のイメージ)



お寺のアジサイにはそのような歴史があるようです。

「せめてもの慰みに」

という「慈悲の心」であったのでしょう。


※諸説あります



「紫陽花寺」として今日に伝わる


このような背景から植えられた「アジサイ」は大切に育てられ、

各地で「紫陽花寺」として受け継がれてきました。


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画像はいつかの「アジサイ」 
(色変わりの一枚)



「梅雨」の頃、

一斉に花を咲かせる「アジサイ」


次に「紫陽花寺」を尋ねる際は、

こうした背景があったことを知っておく事は大切な事です。


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画像はいつかの「アジサイ」
(土壌により色変わりする「アジサイ」)



今日では「梅雨」の楽しみとして見ることが出来る「アジサイ」

当時の方々を偲びながら楽しませて頂きましょう。


また少し違った視点から、感じるものがあるかもしれません。


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画像はイメージ フリー画像です
(慈悲の心で人を救済する「地蔵菩薩」)



終わりにウィキペディアより、

各地の「紫陽花寺」をご紹介したいと思います。


こちらを御覧下さい。


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画像はイメージ フリー画像です
(「紫陽花寺」のイメージ)



「鎮魂」と「慈悲」の思いから植えられた「アジサイ」

それらは厳しかった昔を思い偲ばせるものでもあるのです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2025.6 加筆修正)




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戦国武将の「旗指物」から始まった



こんにちは(*゚∀゚)っ
四つ葉のくまさんことよつくまです🎏
本日もよろしくお願いいたします。


「こどもの日」は日本の季節行事の一つです。

「端午の節句」とも呼ばれています。


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画像はイメージ フリー画像です
(行事食である「柏餅」や「ちまき」)



子どもの成長を願う日として「柏餅」や「ちまき」などが有名です。


本日は「端午の節句」に飾る、

「鯉のぼりの由来や意味」についてのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(都心部ではあまり見かけなくなりました)



「鯉のぼり」の由来


「こどもの日」に「鯉のぼり」を飾るのは、

江戸時代からと言われています。


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画像はイメージ フリー画像です
(立派な「鯉のぼり」のイメージ)



しかしながらその原型はそれ以前からあったようです。


それ以前は現在と形が異なり、

「武者のぼり」

と呼ばれておりました。


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画像はイメージ フリー画像です
(現代の「武者のぼり」のイメージ)



この「武者のぼり」の起源は、

戦国武将の「旗指物」であるとされています。


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画像はイメージ フリー画像です
(現代の「旗指物」のイメージ)



「旗指物」は戦の際に用いられ、

「家紋」のみが描かれた「旗」です。


武家がそれぞれの「家」を主張するために掲げた「旗」になります。



これを真似て庶民が「武者の絵」を飾るようになり、

それが「武者のぼり」と呼ばれるようになっていったのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(武者たちは家名を上げることが役割だった)



江戸の庶民に広がっていった「武者のぼり」には、

「立身出世のシンボル」

として「鯉の滝登り」が描かれることが多かったと言います。


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画像はイメージ フリー画像です
(「鯉」は滝を登るほど強いとされた)



この「鯉の滝登り」の絵が原型となり、

「鯉」だけを飾るように変化していったのが江戸時代のことです。


後に現在の「鯉のぼり」となっていきました。


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画像はイメージ フリー画像です
(もともと「鯉」は力強さの象徴であった)



なぜ「鯉」なのか?


ではなぜ「鯉」が選ばれたのでしょう?


この事は日本だけでなく、

中国の影響を受けていると言われています。


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画像はイメージ フリー画像です
(数ある魚から選ばれた「鯉」)



中国から入ってきた文化は非常に多く、

「端午の節句」に頂く「ちまき」も中国の故事からとされています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ちまき」を頂く文化も根強い)



中国では「鯉」は特別な魚の一つです。


「鯉」は「龍門」という急流の川を登り切ると、

「龍」へと変化し天に登るのだそうです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「龍門」を登り切った「鯉」は「龍」へとなる)



さらには中国においての「龍」は「皇帝」の象徴でもあります。


いかに特別なものであるかがわかります。



【「鯉」が選ばれた理由】


・「鯉」⇒「龍」への伝承
・生命力が強く汚れた水でも生き残る
・川を遡る力強さを持つ
・サイズも大きく成長する


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画像はイメージ フリー画像です
(「鯉」は「立身出世」のシンボルであった)



「鯉のぼり」の「鯉」を子どもに見立て、


・生命力が強い子に育つように
・激流にも逆らえるように
・立身出世できますように


との願いを込めたのです。




「鯉のぼり」の家族構成


ご存知の方も多いかと思いますが、

「鯉のぼり」の家族構成について説明しておきます。


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画像はイメージ フリー画像です
(童謡にも歌われています)



「鯉のぼり」は基本的には…


・真鯉(黒)
・緋鯉(赤)
・青い鯉



で構成されています。


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画像はイメージ フリー画像です
(家の中心で支える「大黒柱」のイメージ)



「真鯉」は父親で黒 ⇒ 大黒柱
「緋鯉」は母親で赤 ⇒ 生命力
「青い鯉」は子ども ⇒ 「青さ」の象徴


をそれぞれ意味しているのです。


もちろん江戸時代には染料も限られており、

明確に色分けされたのはその後の話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(現在は用いられる染料も増えた)



現代では子どもを意味する「鯉」に、

・緑
・ピンク
・紫

なども使用されているようです。



「吹き流し」の意味


「鯉のぼり」の一番上には5色のヒラヒラしたものがあるのが一般的です。

これを「吹き流し」と言います。


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画像はイメージ フリー画像です
(一番上には「吹き流し」がくるのが一般的)



こちらも古代中国の「五行説」が元になっています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「五行説」のイメージ)



「五行説」とは…

・木
・火
・土
・金
・水

が世の中を構成し、

この5要素が影響を及ぼし合い循環しているという考えです。

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画像はイメージ フリー画像です
(「吹き流し」のイメージ)



「鯉のぼり」の一番上に、

「五行説」を意味する「吹き流し」を用いることで「魔除け」としているのです。




屋根より高い「鯉のぼり」


何気なく見てきた「鯉のぼり」にも様々な意味があります。


起源は江戸時代に遡り、

それ以前にも「武者のぼり」として親しまれて来ました。


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画像はイメージ フリー画像です
(「五月人形」を飾る家も少なくなっている)



「鯉のぼり」が青空の下で大きく泳ぐ姿は、

非常に雄大であり「子どもの成長の願い」が込められているのもわかります。


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画像はイメージ フリー画像です
(川幅一杯の「鯉のぼり」のイメージ)



観光地として「鯉のぼり」を用いている場所もあります。


徐々に少なくなる都心部の「鯉のぼり」

忘れられていくものなのかもしれません。



「日本らしさ」を忘れていく日本人。

それで良いのでしょうか…と考える時もあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(大切な事を伝えて行きましょう)



伝統行事を教えてもらった子供たちは、

大人になった時に自分の子供に伝えます。


そうして守っていくものもあるのでしょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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