育った家庭で違う呼び名を持つ料理
こんにちはヾ(´ω`=´ω`)ノ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。
同じお料理や食材なのに呼び名が違うことがあります。
それはどうしてなんでしょうか?
「なんとなく気になる呼び名の違い」
を解消しましょう。
本日のお料理は、
「味噌汁」と「おみおつけ」です。
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(どちらを使っていますか?)
「味噌汁」と「おみおつけ」は別の料理?
家庭によって呼び名が違うこの汁物。
でも実際は同じ汁物のような気がします。
味噌をダシで溶いて、具材を入れたおなじみのお料理です。
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(しじみの味噌汁のイメージ)
飲食店で「おみおつけ」表記はほぼ無いと言えます。
結果から言えば、
「味噌汁」と「おみおつけ」は同じお料理なのです。
ではどうして呼び名が違うのでしょうか?
「味噌汁」の丁寧な物言い?
辞書を引いてみると、
「おみおつけ」は「味噌汁」を丁寧に読んだ
と記載があります。
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(まだちょっと疑問が残ります)
丁寧に呼ぶだけなら、
「お味噌汁」
でいいのではないのでしょうか?
まだちょっと疑問が残ります。
もう少し調べていきましょう。
「おみおつけ」を漢字にするとすごい事に…
発想を変えて、
「おみおつけ」
を漢字ではなんと書くのでしょうか?
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(「おみおつけ」のイメージ)
答えは、
「御御御付け」
となります。
なんだか大仰です。
「御」
が3つもついています。
「御」
は丁寧に言う時に付けるのはわかりますが、
何も3つも付ける必要はあるのでしょうか?
起源は「江戸」そして日本人の食生活にある
「御御御付け」
という表現には意味があります。
汁物の上に、
「お実」
つまり具材が山ほど乗っている様を表しているのです。
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(「お実」がたくさん入った「御御御付け」)
和食基本である「一汁三菜」
江戸の世では「一汁一菜」であったと言われています。
・ご飯
・汁物
・漬物
こういった質素な食卓であったわけです。
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(一汁一菜の膳)
その中で「汁物」はいろいろな栄養素を摂るため、
重要なものであったことが想像できます。
具材である「実」が3つ入った「汁物」を表して「御御御付け」なのです。
この「おみおつけ」という表現は、
江戸を中心として拡がりました。
つまり「江戸っ子」に多い表現でもあるそうです。
※諸説ある情報です
両者は同じ汁物…地方や年齢層により異なる呼び名
「味噌汁」と「おみおつけ」は同じ汁物。
地方や年齢によって呼び名は変わることがある。
育った家庭環境で呼び名が変わるお料理の一つである。
あえてこの2つを分類するならば、
【味噌汁】
味噌を溶いた汁に簡易な具を浮かべたもの
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(比較的シンプルな「味噌汁」)
【おみおつけ】
味噌を溶いた汁に多数の具材を盛り込んだおかずになる汁物
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(豚汁などは「おみおつけ」と呼べそうです)
という分類になります。
基本は同じものと考えて大丈夫です。
年配の方や出身地により「おみおつけ」を用いる方も多いです。
一般呼称は「味噌汁」が標準的です。
具材のたっぷり入った、
・豚汁
・海鮮あら汁
・根菜汁
などは「おみおつけ」表記で正しいのかもしれません。
「なんとなく気になる呼び名の違い」
解消できましたでしょうか?
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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