おせち : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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タグ:おせち



「伊達巻」は右巻きがよい?



こんにちは(*^・ェ・)ノ
四つ葉のくまさんことよつくまです🐣
本日もよろしくお願いいたします。


日本の大切な「食文化」の一つ。
お正月に関する疑問を解決しましょう。


名前が同じ「伊達巻」と「伊達政宗公」
果たして関係があるのでしょうか?


本日は「伊達巻」の由来。
たくさんの由来をもつ「伊達巻」のお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(ふわっとしたカステラ風の甘い卵焼き)



「伊達巻」とは?


「伊達巻」は卵料理の一つです。

「卵」と「魚のすり身」を合わせて砂糖を混ぜ、
焼いたものを渦巻状に巻きます。


datemaki

画像はイメージ フリー画像です
(「おせち」が華やかになります)



「伊達巻」は大きく分けると2つのタイプがあります。

・水分はあまりなくカステラのようなタイプ
・ジューシーで水分を多く含むタイプ

どちらもおせちでは上の段に入っています。


itinoju

画像はイメージ フリー画像です
(一の重のイメージ)



「おせち」の彩りには欠かせないお料理です。


最近では「卵焼き」で代用されることもあります。
しかし本来は「伊達巻」を用います。


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画像はイメージ フリー画像です
(最近は「卵焼き」も多く使用される)



「知性」を司る「伊達巻」


「伊達巻」は、

「知性」
「学問成就」

を司っている「おせち」です。


その秘密は「伊達巻」の独特の形にあります。



makimono



画像はイメージ フリー画像です
(昔の学問といえば「巻物」でした)



「伊達巻」は巻いて作ります。

そして巻いた形が「巻物」に似ているとされます。


もちろん今ではノートを使いますが、
昔では学問は「巻物」を使用していました。


gakumonjouju

画像はイメージ フリー画像です
(絵馬などに見る「学問成就」)



書物も「巻物」であった事。

「巻物」で「知性」を身につける事が転じて、

「学問成就」に繋がるとされたのです。



様々な意味のある「伊達巻」


「伊達巻」は「知性」だけを司るのではありません。

卵を使うお料理である「伊達巻」
卵というのは後に「雛」が雛が孵るものです。


tamago

画像はイメージ フリー画像です
(「丸い形」にも注目です)



卵から雛が孵る    ⇒ 子孫繁栄

卵が丸い形をしている ⇒ 家庭円満


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画像はイメージ フリー画像です
(「家庭円満」非常に良いことです)



いささか行き過ぎな気もしますが、
というのは高級品でした。


贅沢に卵を用いた「伊達巻」に様々な想いを託したのでしょう。



「伊達」といえば…「伊達巻」の由来


「伊達巻」はその由来もとても多く、
実はどれが正しいのかは定かではありません。

(諸説ありの記事です)


「伊達」といえば…思い当たる人物がおります。


datemasamune

画像はイメージ フリー画像です
(兜が特徴的な「伊達政宗像」)




【伊達政宗公の好物説】


卵と魚のすり身を材料とする「半卵焼き」

こちらが「すだれ」で巻かれていたことから、
「伊達巻」の起源となった。


「伊達政宗公」の好物であったとされている。


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画像はイメージ フリー画像です
(日除けに用いる「すだれ」)




【派手(おしゃれ)な卵焼き説】


当時のおしゃれな人達である、

「伊達者」

が好んで着用してた着物の柄に似ている事から。


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画像はイメージ フリー画像です
(派手好きでおしゃれだったとされる「伊達政宗公」)




【着物の帯(伊達締め)説】


着崩れを防止する帯の下に巻く帯状のもの、
こちらが「伊達巻」の形状と似ている

またその帯を巻く動作が似ている事から。



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画像はイメージ フリー画像です
(着物に詳しい方ならご存知かも知れません)



どれもありそうな理由です。


ここでは幾つかをご紹介しました。
他にも諸説が数多くある「おせち」です。



「伊達巻」は右巻きが縁起がよい?


ちょっとした「伊達巻」トリビアをご紹介します。

渦のように巻かれた「伊達巻」
実は巻く方向で意味が変わるというものです。


datemaki2

画像はイメージ フリー画像です
(右巻きの「伊達巻」の一例)



右巻き ⇒ エネルギーが入ってくる
左巻き ⇒ エネルギーが抜けてしまう


今度「伊達巻」を見る時は気にしてみると良いかもしれません。



様々な願いが込められた「おせち料理」


「おせち」を作ると言う文化は、
都心部ではあまりないかもしれません。


しかし現在でも形を変え、


・デパート
・コンビニエンスストア
・宅配

etc…


残り続ける「おせち」の食文化。


oseti


画像はイメージ フリー画像です
(頂かない家庭も増えているのは事実です)



・子孫繁栄
・金運上昇
・五穀豊穣
・家庭円満
・学業成就

etc…


oseti

画像はイメージ フリー画像です
(一人前ずつ作られた物も人気です)



様々な想いが込められた「おせち料理」


日本の古くからある食文化です。

今後も大切にしたいものです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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「五穀豊穣」の願いを込めて



こんにちはヽ(^o^)丿
四つ葉のくまさんことよつくまです🌾
本日もよろしくお願いいたします。


日本の大切な「食文化」の一つ。
お正月に関する疑問を解決しましょう。


「田作り」は小魚を炒ったものです。
それが何故「田作り」なのでしょうか?


本日は小魚なのに「田作り」…その由来のお話です。


tadu

画像はイメージ フリー画像です
(小さな小魚の甘辛炒りです)



「田作り」とは?


「田作り」は小魚の炒りものです。

「ゴマメ」と呼ばれる、
小さな「カタクチイワシ」を干したものを炒って作ります。


gomame

画像はイメージ フリー画像です
(「ゴマメ」の調理前の状態)



こちらを鍋で炒り、

・醤油
・みりん
・砂糖

で味付けした物が「田作り」になります。


しかし小魚がなぜ「田作り」なのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(「カタクチイワシ」の一例)



海産物である「カタクチイワシ」と「田んぼ」

一見すると関係がなさそうに見えます。



「祝肴三種」の一つ


「田作り」は「おせち」の一つとして、

古くから大切にされてきました。


お正月の「祝肴三種」をご存知でしょうか?


iwaizakana

画像はイメージ フリー画像です
(大切にされてきた「祝肴三種」)



・田作り
・黒豆
・数の子

これらを「祝肴三種」といいます。

※地方により異なる場合があります


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画像はイメージ フリー画像です
(魚介類である「田作り」)



「おせち」の中でも特に大切にされてきた品でもあります。


「田作り」はそれほど大事にされてきたわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(元々農耕民族である日本人)



そこには稲作を中心とした、
農耕民族であった日本人の生活が関係しています。



特別な「田」を作る肥料


「田作り」の原料である「ゴマメ」

こちらはもちろん魚ですので高価です。

この「ゴマメ」を水田などの田を作る時の肥料にしたというのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(よく実った水田の風景)



「ゴマメ」を肥料としてまくことが出来る。


これはたいそう羽振りの良い農家しか出来ません。


そしてこの「ゴマメ」で作った「田」は、
他の「田」より遥かに優れていたと言われています。


良質の「田」を作るから「田作り」

というわけです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「ゴマメ」は豊作を約束してくれた)



人が食事で摂る事が出来るものです。

もちろん肥料の中では最も高価であったと想像出来ます。



「五穀豊穣」の願いと共に…


日本人はもともと稲作文化の農耕民族。

「五穀豊穣」
「豊年豊作」

と言った考えは極めて大切であったと言えます。


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画像はイメージ フリー画像です
(七福神の一人「恵比寿様」)



「田作り」が大切にされてきたり、
「神様への奉納品」とされているのは、

この農耕文化が全てであったことに相違ありません。



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画像はイメージ フリー画像です
(給金も石高(米の取れ高)で決まっていた時代)



全ての単位はお米で量られていた時代です。

「◯◯何万石」

という石高の表現もお米の収穫と密接に関係しています。



ゴマメは「五万米」


「田作り」の原料は「カタクチイワシ」です。


通称「ゴマメ」は当て字として、

「五万米」

を当てることがあったそうです。




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画像はイメージ フリー画像です
(日本の祭りは「豊饒祭」が多い)




もちろんお米の収穫の量のことを指しています。

このように「田作り」には日本の農耕文化の願いが込められています。


komedawara

画像はイメージ フリー画像です
(今年の「豊作」を祈願して)



現代はお米を作る人は少なくなりました。

しかし食文化としての「田作り」は大切にしたいものです。



ありがたく頂きましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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「やつがしら」と「里芋」は別の芋?



こんにちは(´・ω・`)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


日本の大切な「食文化」の一つ。
お正月に関する疑問を解決しましょう。


この時期にだけお店に並ぶ「やつがしら」
「里芋」とは別の種類の芋なのでしょうか?


本日は「やつがしら」と「里芋」の違いのお話です。


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画像はイメージ フリー画像です
(少し剥くのは大変ですが美味しいお芋です)



お正月の時期だけ店頭に並ぶ大きな芋


普段「やつがしら」を販売しているお店はほぼありません。

お正月の時期が近づくと店頭に並びます。


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画像はイメージ フリー画像です
(見た目はいまいちです)



とても巨大で重く…お値段もそれなりに高価です。


そしてゴツゴツとした形のせいで、
皮を剥くのが大変な芋です。

しかしお正月の野菜の煮物には欠かせない食材でもあります。


普段よく見かける「里芋」とは違う芋なのでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(一般的な里芋のイメージ)



「やつがしら」について


実は「やつがしら」も普段私達が頂いている「里芋」も、

同じ仲間なのです。


しかし「里芋」は一つ一つが小さいです。
そして素直な形をしていて突起はありません。

これは「里芋」の「でき方」に関係しています。


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画像はイメージ フリー画像です
(「里芋」は種芋の周りに「小芋」ができます)



里芋は種芋(親芋)を植え、
その周りに出来た「小芋」を収穫します。

なので突起もなく大きさも小さいのです。


「やつがしら(八頭)」という品種は、
「親子兼用種」と言われ「小芋」をなさないのです。


つまり親芋そのものを収穫するわけです。
だから巨大な芋になります。


「小芋」になる芋が親芋に結着して大きな芋になります。
その部分がゴツゴツとした部分なのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「やつがしら」収穫のイメージ)



つまり「やつがしら」と「里芋」の違いは、

「品種の違い」

ということになります。



末広がりの「八」いつしか縁起物に…


「ヤツガシラ」は漢字で「八頭」
つまり八つの頭と書きます。

日本人は「八」という数字を大切にします。


数字の形である「裾が拡がった形」を大切にしてきました。


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画像はイメージ フリー画像です
(富士山も「八」…「縁起物」の定番です)



裾に向かって拡がっていくさまは「富士山」を連想させます。


「やつがしら」の姿形から、

「八つの頭」⇒「八ツ頭」として、

「縁起物」であるおせちの定番となっていったのです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「おせち」の定番でもある「やつがしら」の煮物)



最近では品種改良が進み「丸系品種」が登場


「やつがしら」は「縁起物」です。

味もホクホクとして美味しく、煮崩れしにくい「里芋」です。


ところがその形が災いして剥きにくいのは事実です。


そこで最近では「やつがしら」の「丸系品種」が登場しています。


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画像はイメージ フリー画像です
(ラグビーボールのようです)



こちらも「やつがしら」なので「親芋」で大型です。
ただゴツゴツがありません。

品種改良で生まれた丸系と言うそうです。


すでに形は「八ツ頭」

ではありませんが…
調理をする方にとってはありがたいです。


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画像はイメージ フリー画像です
(皮剥きはやりやすい方が…楽です)



「里芋」は子だくさん…「子孫繁栄」のシンボル


上述の通り「里芋」は多くの「小芋」を作ります。

その事から「子孫繁栄」のシンボルとして扱われてきました。


「おせち」に欠かせないものでもう一つ「子孫繁栄」を司るものがあります。

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画像はイメージ フリー画像です
(「数の子」はたくさんの卵の集まりです)



それが「数の子」です。
こちらも多くの卵が集まって大きな形を形成しています。


「ヤツガシラ」と同じ考え方です。


同様に中に小さな実がたくさん詰まった「ザクロ」なども、
「子孫繁栄」のシンボルです。



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画像はイメージ フリー画像です
(小さな実がたくさん詰まった「ザクロ」)



昔の日本では「家が絶えないこと」が最も大切でした。


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画像はイメージ フリー画像です
(今では少なくなった大所帯)



「末広がり」の「八」であり、
「子孫繁栄」の願いを込めた「ヤツガシラ」


ありがたく頂きましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2024.1 加筆修正)




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