「旬」の食材は栄養価も変化する
こんにちは(*゚▽゚*)//
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
「旬」は季節の訪れを告げ、
食卓をにぎやかにしてくれるものです。

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(季節ごとに異なる和の食卓)
和食文化は「旬」を大切にする「食文化」です。
美味しさはもちろんのこと、
「旬」による違いは他にもあるのです。
本日は「旬のメリット」についてのお話です。

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(果実にももちろん「旬」がある)
何故昔から「旬」を大切にしてきたのか?
食材には「旬」と言われる時期があります。
もちろん「その食材が最も美味しい時期」ではあるのですが、
それだけではないはず…

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(野菜にも最も美味しい「旬」がある)
昔から「旬」を大切にしてきたことには他にも理由もあるはずです。
とくに「さかりもの」と呼ばれ…
最盛期を迎えた食材たちには、
同じ食材とは思えないほどの差があるものもあります。

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(夏に「旬」を迎える「オクラ」)
ここでは、
大きく分けて3つのメリットを説明していきます。

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(「旅館」などの食事は「旬」が並ぶ)
【食材の「旬」におけるメリット】
①栄養価におけるメリット
②味覚におけるメリット
③コストにおけるメリット
それぞれ説明していきます。
栄養価におけるメリット
【栄養価が高い】
「旬」を迎えた食材は一般的に栄養価が高くなります。
例えば冬が「旬」の「ほうれん草」の場合。
・冬は低温
・日差しも弱い

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(通年あるが「旬」は冬である「ほうれん草」)
その中で生育していくため、
糖度やビタミンをたくさん蓄えていきます。
夏に採れる物に比較すると、
およそ3倍ものビタミンCを含んでいることがわかっています。

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(夏野菜の代表である「トマト」)
「トマト」の「旬」はもちろん夏です。
夏の日差しは植物にとっても実は結構厳しいものです。
そのために、植物が生き抜くために「カロテン」などの物質を増やし自身を守ります。

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(「β-カロテントマト」という品種)
(参考)トマトのカロテンで比べた場合の例
11月 ⇒ 100gあたり240μg
7月 ⇒ 100gあたり530μg
と…やはり2倍以上違うことがわかります。
「旬」の食材を頂く事は、
その食材が持つ栄養素を最大限頂ける事に繋がります。

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(最大限の栄養素を頂けるのが「旬」)
味覚におけるメリット 甘さは旨さ
【味が良く鮮度がいい】(味が濃い)
これは栄養価とももちろん関係があります。
当然ながら栄養価が高いので味も濃くなります。

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(「脂がのっている」…「旬」の鮮魚のイメージ)
鮮魚などでよく用いられる、
「脂がのっている」
という言葉はまさに「旬」を体現しています。

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(一年中食べられる魚でも味覚は変わる)
例えば「サバ」を例に考えます。
・夏 ⇒ 産卵の為に力を使い痩せている
・秋 ⇒ その分たくさんの餌を食べて栄養を蓄積している
体力も回復して丸々と太った「旬」を迎えるという訳です。

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(「旬」を知り尽くした和食調理人たち)
古くから美食家と呼ばれる人たちは、
[ 旨味 = 甘み ]
と考えてきました。

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(様々な料理人が「旨い」を研究してきた)
「魚の脂」や「果実の糖度」などに、
「旬」は顕著に表れます。
日本の鮮魚の良さは言わずもがなです。

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(日本の果実は非常に甘味が強い)
日本の「果実の糖度」は非常に高い水準にあり、
海外の方が驚くほどであるとされています。
コストパフォーマンスに優れる
【価格が安くなる】
「旬」におけるメリットは栄養価や味覚だけではありません。
市場価格が安定し安価になることは大きなメリットの一つです。
[ 流通量が増える = 価格が下る ]
のが一般的です。

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(通年ある果実の裏には農家の努力がある)
最近では時期に関係なく食材が小売店に並びます。
これは栽培方法の進歩が生んだ事です。
「ハウス栽培」や室内における「LED栽培」など。
通常の路地栽培に比べると、光熱費などコストがかかっています。

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(野菜が通年頂けるのは栽培方法の進化のおかげ)
あまり知られていませんが、
「原油価格」が高騰すると野菜などのお値段も上がります。
暖房価格が上昇するからです。

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(最近では値上がり傾向が続いている)
「旬」に比べて流通量が減るのでどうしても価格は上がります。
店頭に山積みになっている野菜などは「旬」であるため流通量が多いものです。
「価格も安く味も良い」
コストパフォーマンスのメリットは大きいと言えます。

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(「コスパ」が良い「旬」を有効に)
近年では、
・異常気象(高温)
・原価高騰
・人件費の高騰
などが原因でなかなか「旬」だけでカバーできない背景があります。
お得な「旬」を上手に利用するコツ
このように「旬」にはメリットが多くあります。
・安く購入できる
・美味しく頂ける
・栄養価も高い
「旬」を大切にしてきた意味がわかります。
これを利用しない手はありません。

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(今は何が「旬」でしょうか?)
しかしながら、
「食材の旬がわからない」
そういう方も多いと思います。
栽培技術および冷凍技術の進歩により、
小売店ではいつも同じものが並び「旬」を感じにくいのも事実です。

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(非常にわかりやすいシールが貼ってある場合も)
価格や陳列方法などである程度はわかります。
またチラシやポップ、貼ってあるシールなどで判断しても良いでしょう。

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(地野菜産直コーナーなどは「旬」が並ぶ)
近隣にあるのならば、
・生鮮品市場
・道の駅の地野菜コーナー
などは「旬」を知る上で便利な場所です。
気軽に店員さんに尋ねるのも良いでしょう。
「旬」がわかるカレンダー
スマートフォンやパソコンなどで調べるのも良い方法です。
「旬」について詳しく知りたい場合、
「旬カレンダー」などで検索すると一年中の食材の「旬」を知ることが出来ます。

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(気軽に調べられる時代です)
参考までに一つリンクを貼っておきます⇩
https://k52.org/syokuzai/
(株式会社クリエ14様のサイトです)
野菜・果実・魚と一覧になっていて非常にわかりやすいです。
またお住まいの市町村などのHPに、
「旬カレンダー」
が掲載されている場合もあります。

画像は「長崎市」様のものです
(意外に知らない食材の「旬」)
「季節感」を感じる事こそ「旬」の本来の意味
3つのメリットを説明してきましたが、
和食文化において最も大切なことは食材の「旬」で季節を感じる事です。

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(「旬」の食材を振る舞う板前達)
・今年も◯◯の時期になった
・暑くなり◯◯も「旬」を迎える
・「旬」のものを贈ろうか
・また◯◯の時期になった
(一年を無事に過ごせた)
食材の移り変わりで季節を感じたに相違ありません。

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(季節は「旬」とともに移ろいます)
「旬」のメリットを活かしつつ、
季節の移ろいを感じる。
四季のある日本ならではの「食文化」と言えるでしょう。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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