「初物」が縁起がよいと言われる理由
こんにちは٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願いいたします。
スーパーなどでも「旬」という言葉をよく目にします。
「◯◯は今が旬です」
「旬の◯◯を使って作ろう」

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(季節ごとの「旬」が目立つようになっている)
特に和食は「旬」を大切にする「食文化」です。
本日は「初物の意味」についてのお話です。

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(「旬」が年に2回ある食材もある)
昔から大切にされてきた「初物」
食材には「旬」と言われる時期があります。
非常に簡単に言ってしまえば、
「その食材が最も美味しい時期」
です。

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(「旬」を知る事は和食にとって大切)
「初物」は「旬」ではあるのですが、
最盛期で無いことはあまり知られていません。
それでも「縁起物」として大切にされてきました。

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(「縁起物」として知られる「鯛の尾頭付き」)
日本の「食文化」である和食。
和食ではこの「初物」をとても尊重する文化があります。
中でも代表的なものの一つが、
「初鰹」や「新茶」
などでしょう。

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(輝く「新茶」のイメージ)
「初物」と75日のおはなし
「初物を食べると寿命が75日延びる」
という言葉を知っていますか?

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(当時の「お白洲」のイメージ)
これは江戸時代の死刑囚が、
「死ぬ前になにか食べたいものはあるか?」
と言われた際に…
その時期には捕れないもの指定したのです。
その為に75日寿命が延びたという事柄から伝わったと言われています。
※諸説あります

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(日本の四季は75日ほどで移りゆく)
日本の季節は75日くらいの周期で変動していきます。
そして流通される食べ物の周期もまたその位で変化します。
「次の75日を生き抜いて初物を食べる」
そういった気持の表れであったしても不思議ではありません。
「初物」は最盛期ではない
大切にされてきた「初物」は、
確かに「旬」の一つではあります。
決して最盛期ではないことは上述しました。
あくまで「旬」の始まりを告げるのが「初物」です。

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(高級品「佐藤錦」も「初物」は高値)
日本人はこの「初物」を「縁起が良い」として大切にしてきました。
・出回り時期の最初なので希少価値が高い
・今年初めての物なので縁起が良い
・またこの食材と出会えた喜び
etc…
「験担ぎ」が大好きであった当時…
江戸の人たちがこぞって買い求めたことは、
容易に想像が付きます。

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(「新茶」のイメージ)
あまりの人気に江戸の世では、
「初物禁止令」
なるものが出たことがあるそうです。
お上(つまり幕府)が食べるより前に、
庶民の富裕層が買い占めてしまうのを幕府が禁じるという状況だったのだそうです。

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(「御触書」いわゆる庶民への掲示板です)
「初物」に対する希少価値の高さが伺いしれます。
「初物」の定義…「初物」とは?
最後に「初物」の定義を説明しておきます。
「初物」とは?
「その季節に初めて収穫された農作物や魚などで市場に並び始めた食材」
のことをいいます。

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(「初鰹」のたたきのイメージ)
流通し始めですので取引量も少なく、供給も安定しません。
その分価格もお高めです。
【辞書によると】
・その季節に初めて出来た果物、穀物、野菜など
・その年に初めて食べるもの
・まだ誰も手を付けていないもの
と言う意味になります。
もちろん海外でも「初物」を祝う収穫祭は多いです。
ワインの「ボジョレーヌーボ」などが有名です。

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(「ボジョレーヌーボ」は新物のワイン)
「ボジョレーヌーボ」は新物のワインであり、
熟成して一番美味しい状態ではないのです。
「初物」=「旬」
ではありません。
あくまで「初物」はその季節の初めてのものを言います。
・流通量が少ない
・希少価値が高い
・誰よりも先に味わえる
江戸の人は季節に敏感でした。
また見栄っ張りでもありました。
そういった背景から大切にされてきたのが「初物」というわけです。

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(「初鰹」のイメージ)
昔から現代に受け継がれ、
季節を感じる「初物」
四季のある日本ならではの「食文化」と言えるでしょう。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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