「ソメイヨシノ」は「クローン」である
こんにちは(;゚Д゚)
四つ葉のくまさんことよつくまです

本日もよろしくお願い致します。
最近たまに耳にする話。
「桜の名所」はもうすぐ無くなる…
「ソメイヨシノ」の寿命が60年だから。
割とショッキングな話です。

画像はイメージ フリー画像です
(本当ならばショックな話です)
その話は本当なのでしょうか?
この話を読み解くには、
まずは「ソメイヨシノの起源」を知る必要があります。
本日は「ソメイヨシノの起源」についてお話します。

画像はイメージ いつかの「ソメイヨシノ」
(この美しい「桜」が無くなってしまうのでしょうか)
意外と歴史の浅い「ソメイヨシノ」
漢字では「染井吉野」と書きます。
以前より日本には「お花見」の風習はありました。
しかしながらその対象は「山桜」がメインでした。
いま日本で「お花見」と言ったら「ソメイヨシノ」が中心です。

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(「山桜」のイメージ)
【「ソメイヨシノ」の誕生】
江戸時代の末期。
江戸染井村(現豊島区)の植木職人が、
花付きのよい「吉野桜」と称して売り出したのが始まりとされています。
※諸説あります

画像はいつかの「ソメイヨシノ」
(「山桜」などに比べ歴史の浅い「ソメイヨシノ」)
「桜」の中では比較的新しい「新参者」と言えます。
しかしながら「新参者」であることよりも、
その「起源」が大きく影響している話なのです。

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(江戸末期に誕生したとされる「ソメイヨシノ」)
「ソメイヨシノ」の起源
現在では遺伝子検査などが発達して検査が出来るようになりました。
「ソメイヨシノ」の起源は、
「エドヒガン」と「オオシマサクラ」
の交雑種であると判明されているそうです。

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(「エドヒガン」のイメージ)
つまり「接ぎ木」による園芸品種です。
・花付きが良い
・ほんのりピンクの色合い
などが受け人気になったと言われています。
現代風に言い換えれば「ヒット商品」でしょうか…

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(花つきのよい「オオシマザクラ」と思われるイメージ)
ここで気になる話があります。
実は「ソメイヨシノ」は突然変異によって生まれた交雑種と言われています。
同じものをまた作れるかはわからない…
それでは同じものを増やそう…という事になりました。
ほぼすべての「ソメイヨシノ」は同じ遺伝子をもつ「クローン」と言われています。

画像はイメージ いつかの「ソメイヨシノ」
(同じ遺伝子を持つ事がわかってきました)
一番見映えの良かった「桜」の木が選ばれ、増やされていったとの事。
言われてみれば同じタイミングで咲いて同じタイミングで散ります。
「クローン」と言われればそうかも知れません。
※諸説ある情報です

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(「シャガ」の花も全てが「クローン」と言われている)
植物界では同一遺伝子の「クローン」は意外と多いのです。
【「クローン」とされている植物一例】
・シャガ
・ヒガンバナ
・ニホンズイセン
・キンモクセイ
etc…

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(「クローン」のイメージ)
増える方法としては…
・球根
・接ぎ木
と方法は様々です。
同じ遺伝子情報を持つ物を「クローン」と呼びます。
「ソメイヨシノ」の「原木」の場所
もし「ソメイヨシノ」が「クローン」であるとすれば、
その「原木」はいずこにあるのか?
現在有力な説は、
「東京の上野恩賜公園にある一本」
である説が最有力だそうです。

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(「原木」があるとされる「上野公園」のイメージ)
こればかりは確信が持てない情報ではあります。
そして同じ「桜」の遺伝子であるがため、
寿命を迎え枯れるのは同一のタイミングだというわけです。

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(成長などのタイミングも同一になる)
それが「ソメイヨシノの寿命60年説」を生みました。
この話はあながち間違いとは言い切れない話でもあるわけです。
もちろん成長の環境に左右される事は、
言うまでもありません。
次回は、
なぜ「ソメイヨシノ」の名所が各地に存在するのか?
書いていきたいと思います。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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