少し意味の違う「適宜」と「適量」 初心者必見!



こんにちはΣ(´д`;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


【「適宜」も「適量」も同じでしょう】


「レシピの本」に必ず登場するこの言葉。


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(ネットのレシピでも然りです)



しかしながら、
実はほんの少しだけ意味合いが違うのです。


今さら聞けないそんな事を勉強していきましょう。


第33回 

「適宜と適量の違い」についてのお話です。


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(「適宜刻んだネギを乗せます」…などと使用される)



本日の超基本 「適宜」と「適量」の違いを知る


「レシピの本」には必ず登場する言葉の一つです。


またお料理初心者を悩ませる言葉の一つでもあります。


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(きちんと書いてくれないと困ります)



急に「適宜」と言われても判断できません。

レシピなのだから「◯グラム」入れると書いてくれたほうが、
初心者にはありがたいものです。


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(「黒胡椒適宜」などと用いられる)



もう一つよく見かける言葉に「適量」があります。


例えば、

・ラー油は「適量」垂らす
・「適量」の醤油で調整する

etc…


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(「ラー油は適量」などと記載されます)



非常に曖昧、かつ似ている言葉です。

お料理初心者にとっては悩ましい言葉の一つです。


実は両者にはちょっとした違いがあるのです。



「適宜」と「適量」の決定的な違い


それではそれぞれの説明と、
違いを勉強していきましょう。

※説明の都合上先に「適量」を説明します。



【適量とは】


自分の好みで加減をしたちょうどよい分量を入れる


ことを言います。


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(「適量」は人により大きく異なる)



つまり分量に決まりがなく、

・個々の判断に任せます
・あなたの味付けで大丈夫です
お好みの量でOK

という意味です。


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(ちょうどいい分量はそれぞれ違う)



わかりやすい例として、

・唐辛子
・わさび

といった「香辛料」で考えてみます。


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(「香辛料」は好みが大きく異なる)



辛味に強いかどうかは味覚や年齢により個人差が大きいです。

強い方は量が増えます
弱い方は少なくなります

これが「適量」の考え方です。


ただし少なくとも少量は入れないと、

味のバランスが崩れる可能性があります。




【適宜とは】


自分の好みで加減をしたちょうどよい分量

という「適量」の考え方に加えて、

場合により入れなくてもよいという意味が追加されます。


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(「適宜わさび」の場合入れるかは個人次第です)



つまり「適宜」の場合は、

入れるかどうかの判断も個人に任されるということです。



「適宜」と「適量」の決定的な違いは、

個人の判断で量を決めて下さい。


かつ、

「適量」⇒ 一定の量を入れて下さい
「適宜」⇒ 場合により入れなくても良いです



というレシピの言葉なのです。


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(「レシピの言葉」に悩む初心者は多い)



「適宜」の場合は、
たとえ入れなかったとしてもレシピは完成しています。

・酸味
・辛味
・薬味

など風味をプラスする場合が多いです。


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(揚げ物に「レモン」を絞るかも「適宜」になります)



なぜ適正なグラム表記をしないのか


お料理初心者にとっては、

「適宜」や「適量」は厄介なものです。

正確なグラム数が書いてあればそれに従えばいいのです。


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(少々面倒でも正確な分量になります)



しかしながらあえて「適宜」「適量」表記をするのは、

・味覚の個人差
・材料の好き嫌い
・料理する人の年齢や性別

などを考えた上で、


「一定量にすることが難しい」
「美味しいと思われる分量が決められない」



からと言えます。


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(「大人」と「子供」では大きく違う味覚)



わかりやすい例で「香辛料」を選んだのは、
より差が出やすいからです。

お子様がいるご家庭では通常辛味を少なく又は無くします。


同じレシピでも「大人」の方にも通用するように…

使用する言葉が「適宜」や「適量」なわけです。



「適量」の場合は、
少しでも入れないと味のバランスが崩れる時などに用います。

「適宜」の場合は、
完全に好き嫌いや冷蔵庫の在庫次第でOKということです。



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(どちらも「味見」が大切なのは共通です)



塩「少々」や「ひとつまみ」との違い


似たような言葉に、

・少々
・ひとつまみ

といったものがあります。


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(塩「ひとつまみ」の一例)



こちらはしっかりと定義があります。


「少々」   ⇒ 指2本でつまむ(およそ0.6g)
「ひとつまみ」⇒ 指3本でつまむ(およそ1g)


こちらは個人の判断ではなく、レシピとして入れる事が明言されています。



本日のお料理上手ポイント 個々の味覚に合わせてOK


「適宜」と「適量」は個々の味覚に合わせてOKです。


辛いものが好きなら多めに、
「ネギ」が好きならたくさん入れて良いわけです。


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(「適宜カットレモンを添える」など)



そして「適量」と書かれていた場合は、

味見をしながら丁度よくなるまでの分量を入れましょう。


「塩」等の場合「対比効果」を狙ってあえて「適量」にする場合があります。

少しの量でも入れると味が変わります。



【対比効果とは?】


違った味覚を入れることにより、
味を際立たせる調理のテクニックの事。


・スイカに塩   ⇒ 甘みが引き立つ
・お味噌汁にダシ ⇒ 塩味プラス旨味で美味しくなる


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(「対比効果」で旨味を強く感じる)



「適宜」と「適量」は厄介なものです。

一度に入れるのではなく「味見」をしながら少量ずつが基本です。




第33回はここまでです。

また一緒に勉強していきましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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