「薬」の如く…お料理に風味を加える 初心者必見!


こんにちは∥(*゚~゚*)モグ
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


【「薬味を添えます」ってあるけど「薬味」って何?…】


レシピの言葉には初心者が戸惑うものが多いです。

今さら聞けないそんな事を勉強していきましょう


第20回 
「薬味とは?その効能」です。

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(「薬味」にも色々あります)



本日の超基本 「薬」のような効能があるから「薬味」


お料理のレシピに時々出てきます。

「薬味に◯◯が合います」

この言葉の意味がわからない添えようがありません。

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(香味野菜は薬味に多く用いられる)



【薬味とは?】

料理に少量添える「香味野菜」「香辛料」のこと。
香りや味が強いものが多く独特の芳香や酸味や辛味を持つ。

お料理の風味を良くするだけでなく、
「薬膳」のように消化を促進したり、もたれを防いだりする効能もある。



「香味野菜」として代表的なものは、

・ネギ類
・みょうが
・大葉
・三つ葉

etc…


「香辛料」として代表的なものは、

・わさび
・しょうが

などが挙げられます。


いずれも主役を引き立てる役割をもった添え物です。



代表的な料理と「薬味」の組み合わせ


「薬味」には先人の知恵がたくさん詰まっています。

料理人が工夫をこらしてたどり着いた組み合わせ。
普段私達が口にしているものばかりです。


【日本蕎麦+ねぎ+わさび】

こちらは定番中の定番です。
反対に無いと少し寂しいくらいです。

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(わさびを溶かさないのが通の食べ方)



【冷奴+みょうが+大葉】

さっぱり頂きたい冷奴。
こちらにみょうがと大葉2種類の「薬味」をプラスした贅沢な組み合わせです。

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(普通の冷奴をより美味しくする)


「香味」によりより美味しく頂く事ができます。



【魚の味噌煮+しょうが】

味の濃い煮付けなどにはしょうががよく用いられます。
青魚などは魚の臭みも強いので、
しょうがを添えることでさっぱりと頂くことが出来ます。

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(しょうがは青臭さを消してくれる)



【丼物+みつば】

親子丼やかつ丼などの丼物にぴったりなのが三つ葉です。
爽やかな風味をプラスすると共に、
茶色1色になりがちな丼物の彩りとしても活躍します。

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(彩りにも活躍…美味しく見えます)


またお吸い物に三つ葉を浮かべるだけで、風味が良くなります。

和風ダシと三つ葉の組み合わせはよく用いられます。



【ふろふき大根+ゆず皮】

大根をコトコト煮込み、甘めの味噌をかけて頂くふろふき大根。
ゆず皮の強い芳香を加えることでアクセントが効いて、
全体の印象がグレードアップします。

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(上品なお料理に早変わり)


お正月のなますなどにもゆず皮は必須です。



それぞれの「薬効」は?


「薬味」には「薬」という文字がある通り…
様々な薬効を持っています。

古くは一緒に食べるとお腹を壊さないといった「毒消し」であったのです。

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(わさびは「毒消し」となる)


代表的な「薬効」をまとめておきます。


【ねぎ】

硫化アリルという成分が、

・臭み取り
・殺菌作用
・血流促進
・免疫向上

などに役立ちます。

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(直前に切ることで効能アップ)


硫化アリルは揮発成分です。
できれば食べる直前に切ると効果が倍増します。


【三つ葉】

香り成分であるクリプトテーネン。
芳香だけでなく、

・食欲増進
・消化促進
・リラックス効果

などの効果があります。



【しょうが】

香り成分のシオネールと辛味成分ショウガオール。
香りと辛味のダブルパワーです。

・食欲増進
・身体を温める
・強い殺菌作用

お寿司に添えられる「ガリ」には殺菌や食あたり防止の意味があります。

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(脂っこいものと一緒に)



【わさび】

辛味成分アリルイソチオシアネート。
ピリッとした風味です。

・強い抗菌作用
・食欲増進
・血栓予防
・免疫向上

食材を細菌やカビなどから守る心強い味方です。



【ゆずの皮】

多くのビタミンCを含みます。

・疲労回復
・肌荒れ

などに効果的です。

香りそのものもごちそうになります。
また、果汁よりも皮の方がビタミン含有量が多く、
千切りやすりおろしで最大限に効果を活かせます。

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(皮を使う珍しい薬味)



「薬味」と「トッピング」の違い


丼物やそばうどんなどに使う言葉で、

「トッピング」

という言葉があります。

「薬味」とはどう違うのでしょうか?

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(トッピングを否定するものではありません)



【トッピング】

相性の良い食材を一緒に頂く事で、

・見た目をよくする
・より美味しく頂ける
・栄養価をプラスする
・お料理の付加価値を上げる

etc…

お料理を美味しく頂くという意味では共通です。


「薬味」との大きな違いは「薬効」の有無です。


例えば丼物の「温玉+チーズ」トッピングの場合。

卵とチーズがプラスされますので、当然栄養価が上がります。
栄養バランスはプラスされますが、カロリーや塩分は上がります。


場合によっては胃もたれを起こす事も…

・足りない栄養素を補う
・消化の妨げになりにくい

物を選ぶと良いでしょう。


「薬味」は古来よりの料理の知恵が生きている組み合わせです。



本日のお料理上手ポイント さりげない「薬味」が料理を引き立てる


何気なく添えられている「薬味」には、

・お料理を美味しく食べてもらいたい
・お料理を食べて健康になってもらいたい
・安全な食事を提供したい

といった心意気を感じます。

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(古くから伝わる料理の伝統)


ぜひ先人の知恵にあやかって美味しいお料理を頂きましょう



それらは冷蔵技術がない時代から、
「食の安全を守る」べく発達した知識なのです。



第20回はこの辺で(๑'ᴗ'๑)

また一緒に勉強していきましょう。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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