「桜の花」下向きに咲く秘密
こんにちは(ㅅ´ ˘ `)♡
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願い致します。
春になると誰しも「お花見」をしたことがあるでしょう。
普段余り気にしておりませんが、
桜の下で上を見上げるときれいに見える「桜の花」
実はこれは当たり前のことではないのです。
本日は「桜の花」についてのお話です。
画像はいつかの「桜の花」
(ごく自然に見えますが…)
「桜の花」は「うつむき加減」
基本的に植物は太陽に向かって成長をします。
そしてお花も上を向いて咲かせるものです。
画像はいつかの「ポピーの花」
(太陽に向かって伸びています)
では「桜の花」はどうでしょうか?
当たり前といえばそうですが、
お花見をすると見上げた時に「桜の花」と目が合う。
つまりお花が下向きに咲いているわけです。
画像はいつかの「桜の花」
(見事に下向きに咲いています)
一般的にお花は目立つ必要があります。
受粉の対象となる、
・昆虫
・野鳥
などに見つけてもらうためです。
だとすればお花は上向きのほうが良い気もします。
画像はいつかの「桜の花」
(この桜も「うつむき加減」)
お花見をするにはとても都合がよく、
見上げるだけで美しい「桜の花」を見ることが出来ます。
それはそれでありがたいのですが…
お花見しやすいように「うつむき加減」なのでしょうか?
もちろんそのような訳ではなく、
きちんと理由があります。
植物が「お花」を咲かせる理由
そもそも植物はなぜお花を咲かせるのでしょう?
・私達を楽しませる
・自己主張の為
もちろん私達の為ではありませんが、
「自己主張の為」は半分正解です。
画像はいつかの「菜の花」
(元気に上向きに咲いています)
正解はもちろん、
「子孫を残すため」
です。
自己主張をしてお花の存在を、
受粉の対象となる生き物たちに知らせる必要があります。
例として「菜の花」の黄色は、
昆虫などが「見つけやすい色」なのだそうです。
それであるならば、
「桜の花」も上向きに咲いたほうが効率的なのではないでしょうか?
画像はいつかの「桜の花」
(下から撮影してきれいに見えます)
あえて下向きに咲く「桜の花」
この事はこの時期特有の気候と関係があります。
「桜」を散らす…「桜雨」
ちょうど「桜の花」が満開になる頃、
比較的青空は少ないです。
そして結構な大雨が降ることが多いのです。
画像はイメージ フリー画像です
(雨に耐える「桜の花」)
この雨を、
・桜雨
・花散らしの雨
などと言います。
大雨が降ると、受粉に必要な花粉が流れてしまいます。
桜が「うつむき加減」に咲くのは、
「大事な花粉を雨から守るため」
なのです。
画像はイメージ フリー画像です
(散る様も風情がありますが)
また花びらが下を向いている形は、
傘のような状態であり、花が散りにくいとも言われています。
自然が長い時間を掛けて「育んできた知恵」とでもいいましょうか。
それが「桜の花」が下を向いて咲く理由です。
見上げれば「桜の花」につまった知恵
残念ながら「ソメイヨシノ」に関しては、
結実して子孫を残す事は出来ないとされています。
「ソメイヨシノ」がクローンであり、
同一遺伝子であることが理由です。
画像はいつかの「ソメイヨシノ」
(元は一本の樹であったとされる)
ですが桜の実である「さくらんぼ」が、
「ソメイヨシノ」にも出来ている事が稀にあります。
これは他の種の「桜」の花粉を野鳥などが運び、
受粉したものだと言われています。
画像はイメージ フリー画像です
(「桜」の密を食べる「メジロ」)
当たり前のように見上げていたお花見。
「桜の花」が下を向いている理由を知れば、
またお花見の時に少し変わった景色に見えるかもしれません。
画像はイメージ フリー画像です
(「桜の花」を見上げて)
今年もきれいな「桜の花」が見られる事を、
自然に感謝しなければならないのです。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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