年賀状の「元旦」の意味とは?
こんにちはφ(.. )
四つ葉のくまさんことよつくまです🌄
本日もよろしくお願いいたします。
本日は日本語のお話です。
しっかり覚えておきたいものです。
よく「年賀状」に使う言葉で、
「元旦」と「元日」
があります。
この明確な差を説明出来るでしょうか?

画像はイメージ いつかの初日の出
(初日の出を見る方は暖かくしてお出かけを)
どちらも一年の始まりを表す言葉
「元旦」
「元日」
ともに共通な意味があります。
それはどちらも一年の始まりを表す言葉ということです。

画像はイメージ フリー画像です
(海岸に見る初日の出)
ということはどちらを使っても問題ないのではないか?
という事になります。
果たしてそうなのでしょうか?
使い分けているからには意味があるはずです。

画像はイメージ フリー画像です
(どちらでも良いのでしょうか?)
両者は似ているようで少しだけ違う意味を持っているのです。
それぞれの意味を見ていきましょう。
「元旦」の意味
【「元旦」とは?】
「元旦」とは「元日の朝」という意味です。
正確に言えば「1月1日の朝」という意味になります。

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(「旦」の文字はこの瞬間を指す)
これは「旦」という漢字に表現されています。
横棒 _ が水平線を指します。
そこにお日様(日)が昇る様子を表した文字なのです。

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(「元旦」のイメージ画像)
それが転じて日が昇る間の時間。
つまり1月1日の午前中を指す言葉ということになります。
「年賀状」等は午前中に配送される事が多いです。
(所定期日までに出した場合)
通常「元旦」を用います。

画像はイメージ フリー画像です
(「年賀状」配達お疲れ様です)
【間違った使い方の例】
「集合時間は元旦の夕方」
「元旦」が午前中を指しているので、
「元旦の夕方」という表現自体が間違いです。

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(無難に「1日の集合時間」としたほうが確実です)
「元日」の意味
【「元日」とは?】
こちらは「1月1日」を表す言葉です。
一日中が「元日」となります。

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(「初詣」で賑わう境内)
「1月1日」一日中を表す言葉なので、
朝から夜まで使うことが可能です。
先述の例文、
「集合時間は元日の夕方」
これならば正しいというわけです。
細かいようですが正しく使ったほうがスマートです。
「元旦の朝」という表現
たまにテレビなどで見受けられる、
「元旦の朝」という表現。
こちらは間違っているのでしょうか?

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(テレビでも普通に使われている)
「元旦」に午前中や朝日が登る時間という意味があるので、
「元旦の朝」は重複表現になる可能性があります。
改まった場所では使わないほうが良いでしょう。

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(テレビが全て正しいとは限りません)
最近ではテレビなどでも当たり前に使用されることがあり、
より混乱を招く事があります。
この重複表現は間違いやすい言葉の代表です。
【代表的な「重複表現」の例】
「炎天下の中」
炎天下には「強い日差しの空の下」という意味があり「中」が重複する
「お身体ご自愛下さい」
「ご自愛」に身体を慈しんでという意味があるので「お身体」が重複する

画像はイメージ フリー画像です
(お手紙でも気をつけましょう)
辞書によっては曖昧に記載されているのもあるようですが、
あえて使うことは無いでしょう。
年賀状に「元旦」を使うのはOK
前述の通り「年賀状」は決められてた期間に投函された分は、
1月1日の午前中に到着するように配送してくれます。
ですので「元旦」を使って問題ないことになります。

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(期限を守って投函しましょう)
何らかの理由で投函が遅れ、期間を過ぎてしまった場合などは、
「令和◯年正月」
「令和◯年初春」
などと書くのがベターです。

画像はイメージ フリー画像です
(「松の内」は門松を飾る期間の事)
これは地方により変わってきます。
「松の内」に届く郵便なら「元旦」や「元日」と記載するという地域もあります。
※一般的には1日~7日
地方により15日までが多い
意外と明確に区別するのは難しいものです。
雑学として身につけておいて損は無いと思います。
日本語を正しく使うことは日本人でも難しいことです。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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