トロピカルなデザートとして定着



こんにちは(´∀`*)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


スイーツにも歴史があります。

現在では定番になっているスイーツも、
平成のヒットがきっかけになっています。


観光で利用する「ガイドブック」などで特集され、
観光客の体験からヒットしたケースです。


本日ご紹介する「マンゴープリン」は、
香港発祥とされるスイーツです。


BlogPaint

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(飾りはシンプルなものが多い)




「マンゴープリン」が流行した頃


「マンゴープリン」が日本でヒットしたのは、

平成14年(2002)頃でした。


mangopurin

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(生クリームにミントの葉)


その頃の日本では、

・日韓合同ワールドカップ開催
多摩川にアザラシの「タマちゃん」来る
全国初の「歩きタバコ禁止条例」

そのような時代でした。


nikkangoudou

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(日本サッカー界にとって大きな一歩)


日韓合同開催とは言え、
サッカーのワールドカップが日本で初開催された年です。

イングランド代表の「ベッカム選手」が大人気。
髪型を真似る人も続出しました。


川でアザラシが見られると、
大人気で流行語にもなった「タマちゃん」

思えばこのあたりから、
既に気候変動が始まっていたのかもしれません。


tamatyan

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(「タマちゃん」と思われるイメージ)


今では路上喫煙は禁止のエリアが多いですが、
この年に初めて条例で「歩きタバコ」が禁止されました。


arukitabako

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(外国人含め守ってもらいたいもの)



タバコの煙が与える健康被害。
また子供の火傷などが社会的に問題になり始めた頃でした。


そんな時代にヒットしたのが「マンゴープリン」です。



「マンゴープリン」とは?


香港発祥のスイーツと言われています。

マンゴーの完熟した果肉をつぶし、
生クリーム、砂糖、ゼラチンを混ぜて冷やし固めたものです。


※発祥には諸説あります


honkon

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(香港の夜の賑わい)


「プリン」と名が付いていますが、
「蒸す」工程が無い事や、卵なども使用していない事。

ゼラチンで冷やし固める事から、
フルーツゼリーの一種とされています。


huru-tuzeri

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(フルーツをゼラチンで固めたゼリー)


はっきりしたことはわかっていませんが、
1980年代の香港には既に登場していたそうです。

フィリピンのマンゴーが流通開始した時期と重なる為に、
生果が入手しやすくなったことが影響していると言えます。


mango

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(マンゴーカットされた果実)


1980年当時は4月から9月のいわゆる季節限定品でありました。

現在では流通や技術の進歩で、
通年作られるようになっています。



きっかけは「ガイドブック」の特集


1997年における香港の中国への返還。

これを前に香港では「ガイドブック」の出版ブームが起こりました。

日本でも観光向けの「ガイドブック」は多く出版され、
その中で「マンゴープリン」は紹介されました。


honkonmanngo

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(有名店と見られる画像イメージ)



「香港のマンゴープリンは果肉感があって美味しい」


とちょっとしたブームが起こりました。


日本でも「マンゴープリン」は作成されていたのですが、
本場と違い果肉感のない「マンゴーピューレ」を用いたものがほとんどだったのです。


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(日本の「糖朝」の店舗イメージ)



決定打となったのは、
香港から日本に出店した「糖朝」の「マンゴープリン」でした。

女性誌を中心に大特集されてブームになりました。

相次いでコンビニエンス、大手チェーンレストランでも販売されていきました。



今も昔も、「本場の味」を求めるのは同じようです。


※大ヒットの時期は2005年であったとする説もあります



味の差が大きい「マンゴープリン」


「マンゴープリン」は差の大きいスイーツです。


市販のプラカップに入っているタイプ。
こちらは主に「マンゴーピューレ」や「ジュース」を固めています。


mangopurin2

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(よく見かけるプラカップのもの)



生の果肉をたっぷりと使用した本物には及びません。

「黃桃」を混ぜている物も存在します。


近年では日本でも、
果肉をたっぷり用いた本場に近い「マンゴープリン」を出すお店も出てきています。

その分ある程度のお値段は致し方ない所です。



「マンゴープリン」を漢字で書くと


「芒果布丁」


中国語で書くとこのようになります。


ホテルのビュッフェなどにも見かけるようになりました。


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画像はイメージ フリー画像です
(日本でも美味しいものが増えている)


中華系のコースの締めに、
「杏仁豆腐」と並んで登場する確率が高いスイーツでもあります。


トロピカルフルーツを用いたスイーツは、
流通技術の発展でこうして頂けるわけです。


まるで違うと言われる本場の味…
一度は頂いて見たいものです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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