「英国王太子」の来日も…ヒットの秘密



こんにちは(*´∇`*)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


「お子様ランチ」には年齢制限があります。

「大人も注文できればいいのに」

などと思うことがあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「お子様ランチ」のイメージ)



魅力的な組み合わせです。

洋食のいいところを凝縮した一種の究極のメニューです。
(やや大げさです…)


本日は「お子様ランチ」と「旗」にまつわるお話です。


大人様ランチ

画像はいつかの「ハンバーグエビフライ定食」
(こちらは大人も注文できます)



年齢制限のある特別メニュー


「お子様ランチ」


まず言葉の響きにレトロ感があります。


「お子様定食」
「お子様セット」


ではだめなのです。


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(最近は「ファミリーレストラン」でも)



大体の場合、
注文には年齢制限があります。

ちなみにいつのタイミングで食べても「ランチ」です。


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(夕食に食べても「ランチ」です)



そういう意味でも珍しいメニューです。


誰しもデパートなどのレストラン街で一度は目にしたことがあるでしょう。


そして、

「レトロブーム」を牽引する「クリームソーダー」と共に残り続けて来ました。


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(「昭和レトロ」復活でおしゃれになりました)



「お子様ランチ」の歴史


「お子様ランチ」


「日本橋三越」の「大食堂」が発祥と言われています。

※諸説あります


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(現在の「日本橋三越」のイメージ)



1930(昭和5年)というので驚きです。

「御子様洋食」

という名前で販売されました。


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(「新幹線」がメジャーでしょうか)



お値段は当時の価格で30銭でした。


明治の値段で「うどん」一杯が1銭であったことを考えると、

相当高価なものであったのでしょう。


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(「うどん」×30杯分です)



いわゆるあこがれの食べ物です。

「うどん」が30杯も食べられる事を考えるとかなりの高級品です。



なぜ「旗」が刺さっているのか?


もともと「お子様ランチ」は、

「子供に夢や明るさを提供したい」

という思いから誕生しました。


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画像はイメージ フリー画像です
(子供が夢を見られる時代であって欲しいもの)



翌年の1931年に、

「上野松坂屋」にて改良が加えられました。


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画像はイメージ フリー画像です
(「旗」があってのお子様ランチ)



盛り付けるメニューの見直しが行われました。


当時訪れた「英国王太子」来日時に振られていた「旗」をヒントに、

「旗」を刺すようになったとされています。


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画像はイメージ フリー画像です
(観衆は「旗」を振り出迎えた)



その後、徐々に人気が出ていったとのことです。


国際的な王太子の来日といったビックイベント。

「動物園」や「お花見帰り」の子供連れが多い立地。


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画像はイメージ フリー画像です
(子連れが多い上野のイメージ)



更には「グリコのおまけ」からヒントを得たという、

「おもちゃのおまけ」

こちらを経て大ヒット商品になっていきました。


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画像はイメージ フリー画像です
(古い「グリコのおまけ」にはプレミアものも)



ただ爆発的ヒットをするまでは30年かかりました。


1960年代の「ウルトラマン」ブームで、

「ウルトラマン」のおまけを付けたことで火が付きました。


ちなみに「旗」を「ケチャップライス」の上に刺すことは、

「登山家」が登頂成功時に山頂に「旗」を刺すことから着想を得ているとのことです。


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(登頂成功を伝える…「登頂旗」)



王太子来日時に振られていた「旗」

登頂成功時に掲げられる「旗」


ある意味「夢の象徴」のようなものであったのかもしれません。



愛すべきレトロな「食文化」


昨今では「昭和レトロ」が復刻しています。

・クリームソーダー
・硬めのプリン
・純喫茶

etc…


テーマパークにも「昭和エリア」が出来るほどです。


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画像はイメージ フリー画像です
(「昭和レトロ」を再現したパークのイメージ)



「お子様ランチ」


もその一つです。


世代を超えて、共感できるからこそ、

形を変えながら残り続けているのでしょう。


トルコライス

画像はいつかの「トルコライス」
(大人も注文できる「大人様ランチ」)



レストランによっては、

「おまけ」なしで…年齢制限外でも注文を受けてくれるお店もあります。


また「トルコライス」など、

普通に注文ができる「大人様ランチ」のようなメニューもあります。


量も程よく色々食べられるメニューです。


「昭和レトロ」
「平成レトロ」
「大正レトロ」


など…しばらく「レトロブーム」は続くのかもしれません。


retoro


画像はイメージ フリー画像です
(見たことがない世代には新しいもの)



昭和の風景は映画や物語でしか知らない世代にとって、

・新しいもの
・かわいいもの
・おしゃれなもの

として受け取られているようです。


「お子様ランチ」も残り続けて欲しい「食文化」の一つです。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
(2025.2 加筆修正)




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