TVでも「誤用」が目立つ言葉
こんにちは( ・Д・)
四つ葉のくまさんことよつくまです🎏
本日もよろしくお願いいたします。
日本語は難しいと言われています。
私達日本人でも使いこなせていないのが現状です。
日常会話の中で普通に用いられる言葉です。
TVなどでも誤用が多く、そのまま一般化してしまっております。
本日は「五月晴れ」についてお届けします。
画像はイメージ いつかの晴れた空
(晴れた日は気持ち良いものです)
「誤用」に気が付かない言葉
多くの方が、
「5月の晴れ間」
といった意味合いで「誤用」している事が多い言葉です。
画像はイメージ 雲ひとつない空
(確かに5月は晴天率も高い)
【間違った使い方】
※5月のよく晴れた日に
「今日は五月晴れだね…よく晴れて気持ちいいね」
日常会話で聞いたことがないでしょうか?
実はこれは間違った使い方なのです。
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(5月のイメージ)
この例では、
「五月」=「5月」
「5月の晴れ間」
という意味で「五月晴れ」を用いています。
「五月晴れ」は、
「5月の晴れ間」
に使う言葉ではありません。
「五月晴れ」の正しい使い方と例文
【「五月晴れ」の正しい意味】
「五月晴れ」
梅雨の時期の貴重な晴れ間の事
という意味になります。
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(「梅雨」の貴重な一日)
「五月」(さつき)は本来「皐月」の文字です。
もしも「5月」の晴れ間を伝えたいなら、
「五月晴れ(ごがつばれ)」
が正しい表現になります。
漢字が同じなのでややこしいです。
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(5月の旧暦である「皐月」)
「皐月」とは5月の旧暦になります。
読みが同じ「さつき」であるために混乱を招きます。
【正しい使い方の例】
「今日は貴重な五月晴れ…お洗濯のチャンス」」
梅雨の季節には雨の日が続きます。
そのため合間の晴れ間は貴重な「五月晴れ」なのです。
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(貴重な「五月晴れ」を有効活用)
「さつきばれ」を漢字変換すると、
「五月晴れ」
「皐月晴れ」
の2つが出てきます。
一般的には「五月晴れ」が使用されます。
読みはどちらも「さつきばれ」であり、
漢字も間違いではありません。
画像はイメージ フリー画像です
(少しややこしいです)
この言葉の意味を正しく知るには、
旧暦である「皐月」がどういう月であるかを知る必要があります。
「皐月」とは
元来日本人は農耕民族であり、
「稲作」を中心に物事を考えてきました。
「皐月」も例外ではありません。
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(農耕民族である日本人)
現在は稲作の時期がどんどん早くなっている傾向にありますが、
昔の日本では「さつき」の頃は、
「稲作の作業が始まる月」
であったとされています。
田植えの月という意味の、
早苗月(さなえづき)が省略され「さつき」になったという説。
早苗の「さ」自体に田植の意味があり「さつき」になったという説などがあります。
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(「稲作」がルーツとされる「皐月」)
旧暦はだいたい現在の暦よりも1ヶ月ほど遅れています。
つまり現在でいう、
「5月下旬から7月上旬」
を指します。
いわゆる「梅雨」の時期であったわけです。
画像はいつかの雨の日
(しとしと降り続く雨の季節)
そう考えると「梅雨」の時期の貴重な晴れ間という意味が、
よく理解できるのではないでしょうか?
「今日のうちに田植えを終わらせよう」
という状況から「五月晴れ」が産まれたと考えても自然です。
現在では「容認」されつつある言葉
現在では時代も変わり、
稲作でものを考える時代でもなくなりました。
実際に気候の変動もあり、
田植えの時期も早まり本来の「皐月」とは様変わりしています。
画像はイメージ フリー画像です
(普段見る天気予報のイメージ)
その中でGW(ゴールデンウィーク)の天気などを伝える場面で、
「五月晴れが広がるでしょう」
と言われています。
それに対して「誤用」だという抗議も特にないのでしょう。
つまり「容認」されているわけです。
画像はイメージ フリー画像です
(正しく伝えたいものです)
それも時代の流れです。
できれば正しい日本語をスマートに使えるようになりたいものです。
また機会があれば日本語について学んでいきたいと思います。
よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ
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