日本人がわからない日本語 : 四つ葉のくまさんの癒しのお花、時々お料理日記

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カテゴリ:雑談 日記 > 日本人がわからない日本語



TVでも「誤用」が目立つ言葉



こんにちは( ・Д・)
四つ葉のくまさんことよつくまです🎏
本日もよろしくお願いいたします。


日本語は難しいと言われています。
私達日本人でも使いこなせていないのが現状です。


日常会話の中で普通に用いられる言葉です。
TVなどでも誤用が多く、そのまま一般化してしまっております。


本日は「五月晴れ」についてお届けします。


BlogPaint

画像はイメージ いつかの晴れた空
(晴れた日は気持ち良いものです)



「誤用」に気が付かない言葉


多くの方が、

「5月の晴れ間」

といった意味合いで「誤用」している事が多い言葉です。


443

画像はイメージ 雲ひとつない空
(確かに5月は晴天率も高い)




【間違った使い方】


※5月のよく晴れた日に


「今日は五月晴れだね…よく晴れて気持ちいいね」


日常会話で聞いたことがないでしょうか?
実はこれは間違った使い方なのです。


gogatu

画像はイメージ フリー画像です
(5月のイメージ)



この例では、

「五月」=「5月」
「5月の晴れ間」

という意味で「五月晴れ」を用いています。



「五月晴れ」は、

「5月の晴れ間」

に使う言葉ではありません。



「五月晴れ」の正しい使い方と例文


【「五月晴れ」の正しい意味】


「五月晴れ」


梅雨の時期の貴重な晴れ間の事


という意味になります。


tuyunoharema

画像はイメージ フリー画像です
(「梅雨」の貴重な一日)



「五月」(さつき)は本来「皐月」の文字です。


もしも「5月」の晴れ間を伝えたいなら、

「五月晴れ(ごがつばれ)」

が正しい表現になります。


漢字が同じなのでややこしいです。


satuki


画像はイメージ フリー画像です
(5月の旧暦である「皐月」)



「皐月」とは5月の旧暦になります。

読みが同じ「さつき」であるために混乱を招きます。




【正しい使い方の例】



「今日は貴重な五月晴れ…お洗濯のチャンス」」


梅雨の季節には雨の日が続きます。
そのため合間の晴れ間は貴重な「五月晴れ」なのです。


sentaku


画像はイメージ フリー画像です
(貴重な「五月晴れ」を有効活用)



「さつきばれ」を漢字変換すると、

「五月晴れ」
「皐月晴れ」

の2つが出てきます。


一般的には「五月晴れ」が使用されます。

読みはどちらも「さつきばれ」であり、
漢字も間違いではありません。



kigakari

画像はイメージ フリー画像です
(少しややこしいです)



この言葉の意味を正しく知るには、

旧暦である「皐月」がどういう月であるかを知る必要があります。



「皐月」とは


元来日本人は農耕民族であり、
「稲作」を中心に物事を考えてきました。

「皐月」も例外ではありません。


noukouminzoku

画像はイメージ フリー画像です
(農耕民族である日本人)



現在は稲作の時期がどんどん早くなっている傾向にありますが、
昔の日本では「さつき」の頃は、

「稲作の作業が始まる月」

であったとされています。


田植えの月という意味の、
早苗月(さなえづき)が省略され「さつき」になったという説。

早苗の「さ」自体に田植の意味があり「さつき」になったという説などがあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(「稲作」がルーツとされる「皐月」)



旧暦はだいたい現在の暦よりも1ヶ月ほど遅れています。


つまり現在でいう、

「5月下旬から7月上旬」

を指します。


いわゆる「梅雨」の時期であったわけです。


DSC_0867

画像はいつかの雨の日
(しとしと降り続く雨の季節)



そう考えると「梅雨」の時期の貴重な晴れ間という意味が、

よく理解できるのではないでしょうか?


「今日のうちに田植えを終わらせよう」


という状況から「五月晴れ」が産まれたと考えても自然です。



現在では「容認」されつつある言葉


現在では時代も変わり、
稲作でものを考える時代でもなくなりました。

実際に気候の変動もあり、
田植えの時期も早まり本来の「皐月」とは様変わりしています。


tenkiyohou

画像はイメージ フリー画像です
(普段見る天気予報のイメージ)



その中でGW(ゴールデンウィーク)の天気などを伝える場面で、

「五月晴れが広がるでしょう」

と言われています。


それに対して「誤用」だという抗議も特にないのでしょう。


つまり「容認」されているわけです。



hanasu


画像はイメージ フリー画像です
(正しく伝えたいものです)



それも時代の流れです。

できれば正しい日本語をスマートに使えるようになりたいものです。




また機会があれば日本語について学んでいきたいと思います。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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同じ読みでもそこにある「ちから」が違う



こんにちは( *˙ω˙*)و グッ!
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


同じ読みをする漢字でも、
シチュエーションによって使い分けをする場合があります。

つまり、

・場面
・立場
・境遇

などによる使い分けです。


本日は「意思」と「意志」についてお話したいと思います。


isi

画像はイメージ フリー画像です
(「何かを決意した」…そんな瞬間です)



同じ読みでも「ちから」が違う事もある


日本語には同じ読みをする言葉が多くあります。


ところが漢字に変換した場合に、

「意味合いの違い」
「力加減の違い」

などを表現する場合があります。


kanzi

画像はイメージ フリー画像です
(ひたすら書いて覚える時代も終わりつつある)



今では「書かない」で覚えるのも主流です。

時には、

「あれ?どちらだっけ」ということも。

そんな日常の疑問に応える、
正しい日本語の使い方についてのお話です。



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画像はイメージ フリー画像です
(上手く変換候補を絞れません)



本日は、

「意思」と「意志」の使い分けについて、

考えていきたいと思います。



ときに「曖昧さ」を表現する事もある「意思」


【「意思」を使うケース】


元々の意味では、

「何か」をしようとするときの元となる気持ちを指します。


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画像はイメージ フリー画像です
(人が行動するときには何らかの「意思」が働く)



非常に簡単な言葉で置き換えると、

「自分の考えや思い」

を表現しているのが「意思」です。


しかしながら自ら、

「私の意思は◯◯です」

という表現はしません。


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画像はイメージ フリー画像です
(自らの「考え」を述べる)



「意思」は「意見」や「考え」といった言葉に置き換えられて用いられます。


「意思」という表現は他人から見た場合に用いる事が多いです。


・本人の「意思」を尊重すべき
・参加の「意思」があるかを確認する


などです。


sannka



画像はイメージ フリー画像です
(参加の「意思」を挙手で確認する)



時に「意思」には「曖昧さ」を含んだ意味で用いる場合があります。


例えば、


「参加したい意思はあるんだけど…」
「意思は尊重したいけど…」


などです。


aimai

画像はイメージ フリー画像です
(あえて「△」の意味で用いる事も)



実に日本人らしい表現でもあります。

「意思」と言う言葉が持つ方向性やベクトルは「やや弱い」と言えます。




「強い思い」を伝える「意志」


【「意志」を使うケース】


元々の意味では、

「目的」などを選択しそれを実現する為の強い思いを指します。


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画像はイメージ フリー画像です
(「意志」には力強さが宿る)



非常に簡単な言葉で置き換えると、

「物事を成し遂げるための積極的な気持ち」

を表現しているのが「意志」です。



「意志」には自らの思いが色濃く反映されます。


・大会の優勝に向け強い「意志」でトレーニングする
・困難な状況の打破には強い「意志」が必要だ


などです。


kintore

画像はイメージ フリー画像です
(アスリートは「意志」の塊でもある)



「意志」と言う言葉は「ゆるぎなさ」を表現する時に使用されます。



時に「意志」は絶対に行いたくないと言う場合にも用います。


・反対の「意志」は絶対に変わりません
・「意志」が固い彼はテコでも動かない


などです。


hanntai

画像はイメージ フリー画像です
(一度決めたら絶対に動かない)



「意思」に「曖昧さ」が含まれているのに比べると、
「意志」には「絶対」という意味が含まれています。


マイナスの意味で使う場合もあります。


・「意志」が固いのはいいけど柔軟性がない
・「意志」が弱くダイエットが続かない


などです。


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画像はイメージ フリー画像です
(明日からまた頑張りましょう)



強い「意志」を持って突き進む。

「意志」と言う言葉が持つ方向性やベクトルは「強い」と言えます。


BlogPaint

画像はイメージ フリー画像です
(植物の持つ生命の「意志」のちから)



同じ例文でも「ちから」が変わる


例えば「ダイエット」を用いて例文を作ってみます。

・ダイエットの「意思」がある
・ダイエットの「意志」がある


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画像はイメージ フリー画像です
(強い「意志」が成功を導く)



強弱の違いがわかると思います。


前者「意思」には、

「ダイエットをしたいな」

という思いがあります。



後者「意志」には、

「何が何でもここでダイエットをしなくては」

という強い思いがあります。


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画像はイメージ フリー画像です
(何かの理由がある場合も「意志」となり得ます)



強弱の違いを表現する時に使い分けると良いでしょう。



頭に言葉を「プラス」して考える


難しい日本語を英訳することで、
意外とわかりやすくなることもあります。

今回の「イシ」に当てはめてみましょう。


eiyaku

画像はイメージ フリー画像です
(「英訳」して考えると見えることも)



「意思」 ⇒ will
「意志」 ⇒ will


実は同じ英訳になるのです。


ただ強弱をつけたい場合に方法があります。


「強い思い」⇒ strong will
「弱い思い」⇒ weak will
 

というように頭に強調する言葉をつけることで対応出来ます。



tetu

画像はイメージ フリー画像です
(「鉄アレイ」のイメージ)



日本語で「鉄の意志」などという表現がるように、

極めて強い「意志」の事を、

「iron will」

などという表現もあるようです。


※「鉄」を「鋼」とする場合もあります



使い分けは「強弱」で考える


日本人でも漢字の使い分けに迷っている始末。

多様化する世界では、
様々な言語が使用されます。


tayouka

画像はイメージ フリー画像です
(様々な言葉がある「多様化」の世界)



伝えたいニュアンスの「強弱」を考えて、
言葉を選びましょう。


通常の考え
又は多少の曖昧さ ⇒ 「意思」
  
強い思い
ゆるぎない考え  ⇒ 「意志」


曖昧表現をするのは日本人の「美徳」とされてきましたが、
欧米社会では通用しません。


yesno

画像はイメージ フリー画像です
(時に選択を迫られる事もあります)



強い「意志」は行動に現れて、
一歩前進へと繋がる…かも知れません。



また機会があれば一緒に勉強していきましょう。




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「冒頭の部分」と思う人が多数



こんにちはΣ(=゚ω゚=;)
四つ葉のくまさんことよつくまです
本日もよろしくお願いいたします。


日本語は難しいと言われています。
私達日本人でも使いこなせていないのが現状です。


日常会話の中で普通に用いられる言葉です。
しかし意味を勘違いしている場合がある言葉です。


本日は「さわり」についてお届けします。


BlogPaint

画像はイメージ フリー画像です
(「さわり」だけ…人により変わる意味)



かなりの方が「誤用」している言葉


多くの方が、

「冒頭だけ」

といった意味合いで「誤用」される事が多い言葉です。


boutou

画像はイメージ フリー画像です
(「冒頭」と言う意味は無い「さわり」)




【間違った使い方】


※プレゼンや会議などで


「時間も無いのでその話はさわり(最初)だけで…」


日常会話で聞いたことがないでしょうか?
実はこれは間違った使い方なのです。


kaigi

画像はイメージ フリー画像です
(「定例会議」必要でしょうか?)



この例では、

「冒頭だけ」
「最初のほうを少し」

という気持ちで「さわり」を用いています。



「さわり」には、

・冒頭だけ
・かいつまんで少しだけ

といったような「冒頭・要約」という意味はありません。



「さわり」の正しい使い方と例文


【「さわり」の正しい意味】


「さわり」


・話や曲の聞かせどころ
・「演目」の見どころ(舞台など)

という意味になります。


mie


画像はイメージ フリー画像です
(「歌舞伎」ならば「見得」は見どころの一つ)



「さわり」


この言葉が理解できている方には「要点」
間違った理解をしている方には 「冒頭や要約」


意味が違った意味になる言葉です。


youten

画像はイメージ フリー画像です
(最も聞いてほしいところが「さわり」です)



時間がないのであれば、

「最も大切なポイント」のみを話し合うのが筋です。

参加者それぞれが意味を理解していることを前提としないと、
使用できない言葉になります。




【正しい使い方の例】



「時間も限られていますので要点(さわり)から話して頂けますか?」


もし本当に冒頭や要約が聞きたいのなら、

「その話の大体の概略を説明願えますか?」

が正しい表現でしょう。


purezen

画像はイメージ フリー画像です
(無理に「さわり」を用いる必要はない)



会議などの参加者全員が「さわり」を理解している…

その可能性が低いならばあえて使用する必要が無い言葉です。



例えば「アーティスト」に、

「新曲のさわりだけ聞かせて」

と頼むのはどうでしょうか?


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画像はイメージ フリー画像です
(「アーティスト」のイメージ)



いわゆる「聞かせどころ」だけで良いと言われて、
余り良い気持ちはしないのでは無いでしょうか?


必要ないまたは誤解を生むならば、
あえて使用しないもの一つの方法です。



元々「浄瑠璃」からきている言葉


「さわり」は元々は「浄瑠璃用語」と言われています。

「浄瑠璃」とは、
「三味線」を鳴らしながら語る劇場音楽のことです。


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画像はイメージ フリー画像です
(人形を用いる「人形浄瑠璃」のイメージ)



演者としては最も伝えたい部分が「さわり」なわけです。

すなわち「さわり」までの様々な演目を経て、
いよいよクライマックスなわけです。


「さわり」だけというにはやはり失礼な気がします。



実に半数は間違っている言葉


文化庁による調査によると、

実に半数以上の人が「冒頭の部分」として「誤用」している言葉です。


goyou

画像はイメージ フリー画像です
(半数以上が「誤用」している言葉)



この「さわり」をつかう場合。
自分と相手が互いに理解をしていることが前提です。


この調査結果を見る限りでは、

あえて「さわり」という言葉を選ぶ理由は低いでしょう。


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画像はイメージ フリー画像です
(まんべんなく「誤用」している珍しい言葉)



大体の場合、ご高齢の方は正しく理解している事が多いですが、
この「さわり」については世代を問わず「誤用」している言葉です。


無理に使う必要がない言葉もあることを覚えておきましょう。




また機会があれば日本語について学んでいきたいと思います。




よつくまがお届けいたしました˚*・.。 ꕤ




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